会山行紀行文 2025年
8/19(火)-22(金)
火打山雷鳥保護活動
火打山

2462m
参加者 2162 H/M
単独
(男性1名) (写真) 12162 H/M
≪コースタイム≫
≪8/19(火)≫ 
 新潟21:30〜24:30笹ヶ峰登山口駐車場(車中泊)
≪8/20(水)≫
 笹ヶ峰登山口6:20〜10:00高谷池ヒュッテ11;50〜12;50雷鳥平草刈作業場13:20〜雷鳥平草刈作業15:40〜16:20高谷池ヒュッテ〜夕食17:15〜18:30座学19:55〜就床
≪8/21(木)≫
 朝食5:15〜高や池ヒュッテ出発6:00〜7:20火打山山頂7:40〜7:50山頂直下作業場〜雷鳥視察8:50〜作業開始9:00〜山頂直下作業場13:20〜14:00雷鳥平現場15:30〜16:00高谷池ヒュッテ〜17:15夕食〜18:00座談会20:00〜消灯
≪8/22(金)≫
 朝食5:15〜高谷池H出発6:00〜7:20山頂直下作業場雷鳥視察7:45〜7:50山頂8:10〜8:40雷鳥平作業11:00〜高谷池H解散下山11:30〜登山口13:50〜入浴〜17:30新潟

≪紀行文≫

≪8/19(火曜)≫
 職場が20:30に終了後、新潟発21;30、笹ヶ峰登山口の駐車場到着24:30着後、車中泊。

≪8/20(水曜)≫
 5:30起床し食事、準備をして、いつもの活動仲間と合流、4人で高谷池Hを目指し登山開始。

 途中、信越自然環境事務所の方と黒沢尻で遭い、情報交換。我々グループはIさんリーダーに花に詳しいYさんの説明を聴きながら快調に。一人よりグループで登ると気がまぎれる。

 高谷池ヒュッテで参加メンバーと合流。1年ぶりの妙高市役所と環境省のメンバーと再会。

 笹ヶ峰登山口ー 
 黒沢尻での4人のメンバーと
元環境省の小林リーダ
 高谷池ヒュッテで参加メンバーと合流

   出発前に打合後。

 本日は全員、雷鳥平での作業。5年前を想像すると雷鳥環境はまるで良い。

 作業終了後、ヒュッテに戻り、夕食は戴く。
 毎回お馴染みの夕食でカレーとシチュの合い盛り。

 夕食終了後は、中村名誉教授と松田所長の雷鳥の生息状況や環境について講話。
 おなじみのメンバー
  雷鳥平作業前  雷鳥平作業 

≪8/21(木曜)≫
 5:15の朝食後、頂上希望者は6;00出発。山頂はガスで何も見えない。
 登頂後、頂上直下班(ベテラン組)と雷鳥平班に分散して作業。いずれの現場も一般登山者は立入禁止エリアで入れない。頂上直下班は作業開始前、雷鳥発見の情報が入り急遽、昨年までの作業現場に向かう。
 NHKの取材班も同行していたので、取材班を優先して、我々は遠巻きに雷鳥の朝食の様子を眺める。11月放送予定だそうだ。
 NHKの取材班(11月放映)の
必死に雷鳥を撮影
頂上直下こんな斜面20〜30度で
作業をしています。

 雷鳥は、母鳥とひな鳥の2家族発見。個体数で8羽、2020年から毎年参加しているが肉眼で初めての発見で、参加者は大いに盛り上がった。
 昨年まで、毎年の作業現場のすぐ下のガレバの急斜面の部分。苦労が実った。
 8/21山頂直下作業現場A、8/22山頂直下作業現場Bで朝の食事を楽しむ母鳥2羽とひな6羽の2家族
 山頂直下現場、
小林リーダーが私たちの方向にへ誘導
 雷鳥の砂浴び場  親鳥の羽毛とひなの羽

 前年の環境省信越事務所小林リーダーが我々の近くまでうまく誘導してくれた。リーダーによると今年は北アルプスも例年より雷鳥が多く見れたそうだ。この現場は我々の作業効果が出てイネ科植物も非常に少なく、斜面一面に高山植物の黄色い花を咲かせていた。うれしいね!!
 午前の作業は登山道に近く、昨年と同様、イネ科の植物の除去したエリアの作業、本当にイネ科植物は少ない。早くここにも雷鳥が来てほしいとねと仲間と話しながら作業を頂上班で実施。
 ランチ終了後、遅れている雷鳥平エリアに移動、楽山会のメンバーと合流して作業。

≪8/22(金曜)≫
 5:15の朝食後、頂上希望者は6;00出発。昨日と同様山頂を目指す。途中、登山者から山頂近くで雷鳥で大騒ぎしているとの情報が入る。雷鳥平を経由し頂上直下の昨日の作業現場で雷鳥発見。感激の一瞬。なぜなら昨日作業をした草原のど真ん中に、ライチョウが現れたから。昨日の発見現場よりまじかだったのでしばし観察。昨日と同じ母子2組で個体計8羽の家族。
 私たちが昨日の午前中、草刈りをしたその草原で親子は朝食、砂浴びの様子が見て取れた。
 かわいい雷鳥が2日間連続で見れたことで、余韻をもって山頂に向かう。
 山頂からの素晴らしい眺望に満足度がアップ、火打山頂上で日本海、戸隠連邦、妙高連山、焼山・雨飾山、北アルプス連山を堪能して、本日の作業の雷鳥平に向かう。
 作業は11時に終了し、下山して高や池ヒュッテで点呼後、来年会いましょうで解散。
 影火打と焼山、雨飾山  火打山でメンバー3人と合流
 右から鹿島槍、槍ヶ岳、穂高連峰  左端五竜、中央立山、右端白馬

 下山して、温泉入浴をして身を清め、長野県境の有名蕎麦屋でコスモスとひまわりを見ながら食を堪能して新潟に帰途。
 17時30に無事到着し、気持ちを切替えいつもの作業場でボラ活動。