| ≪紀行文≫ |
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| 〜〜〜イザベラ・バードが辿った十三峠の内の三峠の史跡や四季の自然に触れてきました〜〜〜 |
越後米沢街道は、新潟県関川村から山形県米沢市の大町を結ぶ約70kmの街道である。別名「十三峠」とも呼ばれており、新潟県関川村下川口と山形県川西町小松の間には大小13の峠が存在し、この峠道は戊辰戦争の舞台となり、イギリスの女性旅行家イザベラ・バードが難儀して旅をしたひとつ行程である。
他にも、伊達政宗や五郎八姫、良寛などが通ったといわれており、正に歴史の道でもある。
越後米沢街道は、「歴史の道百選」「日本風景街道」に登録され、英国の女性探検家イザベラ・バードの旅行記の舞台ともなった越後米沢街道・十三峠を4回に分け、今回の2回目は萱野峠〜朴ノ木峠〜高鼻峠の3つの峠を約11km歩いた。
朝から晴れて天気に恵まれ、初秋の森の中でかなり涼しく気持ちよく歩けた。
二つの峠には緑に苔むした敷石があり、その美しさと歴史の深さに魅せられてきた。
女性探検家イザベラ・バードや先人たちの歩いた道を辿り、ガイドさんの説明を受けながら街道沿いの史跡や自然に触れ、楽しんで歩いた。
新潟駅から18名を乗せ新潟駅6時5分マイクロバス2台で出発、途中ベイシア新潟豊栄店駐車場5名を乗せ合計24名。
日本海東北自動車道に乗り、荒川胎内ICで下りて国道113号等経由で、途中でガイドさんを乗せ山形県小国町玉川集落に7:50到着。 |
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| 今回のルート(クリック拡大) |
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| ルートの高低と距離(クリック拡大) |
≪萱野峠≫(小国町玉川と足野水を結ぶ)
標高278mの緩やかで歩きやすい峠である。 峠の名前は頂上近くの萱野原から付けられたものとのこと。
玉川に掛かる「玉川大橋」は上杉藩時代に「越後街道の三大橋」と呼ばれ、木材と藤蔓などを用い橋が造られたといわれ、今でも橋脚跡が見られる。
古道の全長は3.7kmであるが、2.7kmに敷石が埋もれている。
イザベラ・バードは、大里峠を下りて玉川宿で馬と荷物を運ぶ手段のための乗り物を調達するために2時間とどまり、荷物を背負っていく人(1人)のしょいこ、荷物を運ぶ農耕馬1頭、それからバードが乗った子牛の3つの手段を調達し、萱野峠、朴ノ木峠(紀行記では大里峠と勘違いして記載とのこと)と登って、小国の町へきたとのこと。
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| 玉川コミセンに到着し登山準備 |
岡村ガイドさんから挨拶と街道の説明 |
萱野峠入口でこの峠の説明の後出発 |
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| 越後街道の三大橋の一つ「玉川大橋」 |
屋敷跡 |
森林伐採により見晴らしが良い玉川を説明 |
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| 途中から緑に苔むした敷石(凝灰岩) |
歩きやすい街道 |
夜泣きの松 |
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この峠の敷石が掘られた石切場
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茅野峠の頂上で休憩 |
明治の初期、越後新発田在の出稼者
清野氏が茶屋を開業の説明 |

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水害で渡渉に難儀
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足野水集落に出た |
足野水集落にある茅野峠案内板で
峠全体説明 |
≪朴ノ木峠≫(小国町足野水と小国小坂町を結ぶ)
足野水集落から送電線に沿ったルートとなり朴ノ木沢の水音を聞きながら登ると、ブナ林と古道がうまく調和した景色となる。足野水側の入り口と頂上付近、共に200m位は古道が分かりにくく注意が必要である。
小国町側中腹には「健康の森よこね」がある。約180haの森林の中に遊歩道や宿泊施設としてのバンガローが整備されており、学習研修や自然浴・森林浴が楽しめる。
頂上からは南に飯豊連峰、北には朝日連峰が見渡せる。
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朴ノ木峠の入口標識
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休憩後朴ノ木峠登山開始 |
急登でもブナ林がきれいで癒される |
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| この上が朴ノ木峠ピーク |
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朴ノ木峠ピークから飯豊連峰が見える
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朴ノ木峠ピークで集合写真
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ピークで昼食
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朴ノ木峠ピークから下山開始 |
朴ノ木峠頂上から朝日連峰方面が見えた |
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「健康の森よこね」まで急坂であるが
足取りは軽い
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峠道のすぐ脇にそびえる化物杉 |
「健康の森よこね」到着し施設を説明 |
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| 追分石「右やまみち」「左ゑちご道」 |
もうすぐで小国小坂町出口に |
高鼻峠入口で休憩 |
≪高鼻峠≫(小国小坂町と小国町杉沢を結ぶ)
全線舗装路を通る峠である。
貝淵峠→種沢→芹出の横川を渡るルートは降雨増水の時「川止め」されるため、種沢から杉沢そして高鼻峠を越え小国に至る道を改修、晴雨にかかわらず通行できるようになった。
イザベラ・バードは、小国宿に降りた時は雨だったそうで、再び農耕馬とか馬とかを探して、ここで調達し、次の宿泊地、黒沢宿まで行きます。小国宿では7月だけど雨でとても寒くて、幸いにも近くに雨をよけるところがあり、人夫の人たちが焚き火をしていて、そこで暖を過ごせたので、待ち時間もあまり苦にならなかったとのこと。
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高鼻峠道からそれて県社山へ登る
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小国町が全貌出来る神明山公園で説明 |
神明山公園内にある上杉神社でお参り |
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ここが高鼻峠のピークの場所
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庚申塔・庚申の供養塔 |
道祖神(境ノ神)を祀り、村内に
悪霊や疾病の侵入を防ぐ神とされ |
小国町杉沢に到着後、帰路に道の駅 白い森おぐに寄り、一路新潟へ帰る。
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