会山行紀行文 2025年
9/27(土)
曇り時々晴れ
(にしあづま)
西吾妻山と紅葉・湿原

2035m
参加者 (紀行文) 2097 T/Y
No−111 グレード:C上  37名
 担当リーダー 1234 A/B (男性9名・女性28名) (写真) 2097 T/Y

≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=ベイシア新潟豊栄店=(日東道)=荒川胎内IC=(国道113号・県道2号)=天元台ロープウェイ湯元駅(9:35-50)≒天元台高原駅≒北望台(1820m)(10:33-57)…かもしか展望台(1940m)(11:12)…大凹(草紅葉・湿原)…梵天岩…天狗岩(12:45-13:10)…西吾妻山(13:30-42)(2035m)…西吾妻小屋…天狗岩…梵天岩…北望台(15:30)≒天元台高原駅≒天元台ロープウェイ湯元駅(16:30)=(国道113号・県道2号)=荒川胎内IC=(日東道)=ベイシア新潟豊栄店=新潟駅南口(20:15)

≪紀行文≫
〜〜〜初秋の1930mにある湿原と草紅葉を巡り西吾妻山へ〜〜〜


 西吾妻山はこれまで7月上旬の計画であったため梅雨時期による雨天中止が5〜6回あるが、一番最近は強風によりロープウェイとリフトが運休で中止となっている。
 今回も、晴れの予報ではあるが、ロープウェイなどが運休しそうな風が吹いており、心配の種がまだある。

 新潟駅から27名を乗せ新潟駅6時マイクロバス2台で出発、途中ベイシア新潟豊栄店で10名を乗せ合計37名。
 日本海東北自動車道に乗り、胎内ICで下りて国道113号等経由で天元台ロープウェイ湯元駅に9:35到着。

 途中の道の駅関川でロープウェイなど運転することが確認でき、参加者は喜んだ。
 米沢市などは快晴であったが、山頂は曇り時々晴れの山行となった。

 中大巓・西吾妻山はオオシラビソの原生林、ハイマツの広がり、そして初夏は高層湿原には可憐な高山植物が豊富で、山頂よりも周辺に見どころが多く、湿原や湖沼が点在する。

 日本百名山に選ばれた西吾妻山は吾妻連峰の最高峰で2000m峰でありながら、山形県側からは天元台スキー場からリフトを利用して容易に登ることができる。
 
 今回のルート(クリック拡大)
 高低差と距離(クリック拡大)

天元台ロープウェイ湯元駅駐車場に到着
天元台湯元駅から出発 天元台高原駅到着

1基目のリフトに乗る
リフト3基目の北望台到着 リフト終点の北望台から登山開始
.
 ロープウェイ天元台高原に到着後、歩いてリフト1基目からザックを前にして2人ずつ乗車する。時々止まったりゆっくりになったりしていたので、リフトの管理の方が乗り降りに配慮していることが分かった。
ロープウェイ天元台高原から北望台まで3基のリフトに乗っている時間が長いのと今日は風が強いので、1枚追加で服を着こむよう指示した。

リフト2基目・3基目の下には高山植物が自生しており、花の名前の標識が所どころありそれを眺めながら登っていく。
標高1820mの北望台へ10:33到着。ここは米沢盆地(北西方向)の眺めが見事だ。

岩場の急登で大きめの石がゴロゴロ
かもしか展望台に到着し休憩 中大巓を超えて木道を歩く

 ここから本格的な登山、服装調整をして10:57出発、岩場の急登で大きめの石がゴロゴロあり、登山道は若干濡れていたたが、登り易かった。
かもしか展望台(1940m)に10:18到着。本来は見晴らしの良い所で天気が良ければ西側には飯豊連峰が大きく聳え、北側には朝日連峰や月山、蔵王の山々が望める。

高原の草木が色づき始めていた
人形石に向かう木道との分岐 正面梵天岩が見え、
その奥天狗岩・西吾妻山になる

この先の池塘と湿原地帯の
草紅葉が見えてきた
中央奥が一切経山・右手前が中吾妻山
その奥の東吾妻山まで一望
この上で一切経山方面やこの先の
池塘と湿原地帯の草紅葉の写真撮影

 かもしか展望台から少し登って降りたところから木道となり、正面に大凹・梵天岩、左に中吾妻・東吾妻・一切経山が展望できた。この展望の良いところで、撮影タイムを取った。
 木道では既に枯れているがコバイケイウの群生などもあった。

 人形石に向かう木道と湿原地帯の大凹、西吾妻山の梵天岩方面の分岐に差し掛かる。木道では、草木が色づき始めていたし、湿原地帯の大凹の池塘周りの草紅葉は盛りであった。

梵天岩へのなかなかキツイ
大きな岩場の急登
梵天岩を超え 昼食を食べる場所の天狗岩に到着

天狗岩からいよいよ西吾妻山へ
西吾妻山へ到着、
頂上が狭いので個人撮影のみ 
木道分岐で奥が西大巓方面・
右が西吾妻小屋を説明

 木道の途中で、正面には梵天岩方面と東方面に見える吾妻連峰の主稜連峰(人形岩、藤十郎、東大巓、烏帽子山、家形山、一切経山)や中吾妻山、その奥の東吾妻山の説明をした。

 大凹を過ぎると灌木帯の短い登りになるが、ここからは大きな岩が続いており登りにくいし時間がかかる登山道になる。少しゆっくりと登り、登り終えると再び湿原が広がり、奥へ進んで行くとまた大きな岩が重なる梵天岩に12:37到着。皆に梵天岩をよじ登ってもらい、今まで来た縦走路や広大な吾妻連峰、湿原を一望してもらう予定であったが、少しガスっていたのと予定時間が過ぎていたので、スルーした。

 梵天岩を過ぎて天狗岩に12:45に到着し、風を避けながら広い天狗岩の場所で13:10まで昼食を取る。

西吾妻小屋から吾妻神社奥の院までの木道

吾妻神社奥の院への登り
吾妻神社奥の院で集合写真

 昼食後、木道の場所は良いが、低い灌木の道はいつものように水がたまり汚泥のような場所が多い登山道を歩き、針葉樹の森をゆるやかに登って行けば20分で吾妻連峰最高峰の西吾妻山(2035m)の山頂に13:30到着。
 2000mを越える山であるが山頂はオオシラビソの樹木に囲まれていて展望はきかない。山頂が狭いので、個人撮影のみとした。

 森に囲まれた山頂を10分も下ると途中から木道とまた池塘のある湿原地帯に出会う。そこから来たときと別ルートで天狗岩にある吾妻神社奥の院へ向い、そこで集合写真を撮り、来たコースを戻り北望台へ15:30到着。
 実は、リフトは北望台へ15:40の最終時間までに到着しないとリフトは止まり、その後ロープウェイも利用できなくなる。到着が遅れると天元台ロープウェイ湯元駅まで約3時間歩かなければならないので、途中何処も寄らないで帰ってきた。

池塘と湿原地帯の草紅葉
北望台到着 最後のリフトを下り
天元台高原から見たら上は快晴