会山行紀行文 2025年
9/9(火)-11(木)
天候:下記本文
(しろうまだけ)
白馬岳

2932m
参加者 (紀行文) 2044 S/H
No−106 グレード:C上  26名
 担当リーダー 2044 S/H (男性3名・女性23名) (写真) 2472 M/I

≪コースタイム≫
≪一日目≫
 新潟駅(5:00)=(北陸道)=糸魚川IC=猿倉(8:45〜9:00)…小日向のコル(11:55)…白馬鑓温泉小屋(14:50)
≪二日目≫
 山小屋(5:50)…稜線(9:20)…白馬鑓ヶ岳(10:30)…杓子岳(12:40)…白馬山荘(15:35)
≪三日目≫
 山荘(6:00)…白馬岳山頂(6:20)…小蓮華山(8:05)…白馬大池(9:50)…栂池山荘(14:30)≒栂池高原=道の駅小谷(入浴)=糸魚川IC=新潟駅
(19:50)

≪紀行文≫
〜〜〜初めての白馬岳のメンバーが多く、みんな新鮮な思い出を作ったことだろう〜〜〜

 天気予報はあまり良くなかった。でも台風や異常気象予報以外は中止しないと計画書に書いた。3日間もアルプスを歩く。そんな晴天に恵まれるなんてまれなこと、少しぐらいな雨で中止したら山小屋からもう受け入れてもらえないと。前日には大雨が降った。その翌日の会山行だった。後は運を天に任せ、雨が多く降らないことを祈るだけ。
 行きのバスの中で「今回の山行は中止の電話が来ると思っていた人」と聞いてみた。何人かが手を挙げた。さてどんな天気の下でこの山行が行われるのか。バスは高速道路を糸魚川を目指して走ったのでした。

≪一日目(晴れ)≫
 バスは猿倉に予定通り到着。準備をして樹林帯の中の道を歩き出す。
 林道を5分くらい歩くと白馬鑓温泉の分岐に出る。そこから緩やかな山道が続く。やがて数人の登山者とすれ違う、昨日から山に入っている人達だ。昨日の雨はどうでしたかと聞くとみんなすごい雨でずぶ濡れになったと答える。みんな登山の計画をしたら天気など関係なく山に来る。この日は晴れているので運がよいと思うことにする。
 やがて周りの景色が見えだした。白馬連山がきれいに見えた。

9:16登山口
10:25樹林帯 10:52樹林帯の中から展望

. 川の反対側にはまだ雪渓が残っていた。7月は雪渓の登りだが9月は道には雪が残っていない。

14:07雪渓の端歩く
14:09雪渓の大空洞 14:10杓子沢・鎗沢にかかる多数の橋を渡る

 その斜面を一登りすれば白馬鑓温泉小屋に到着。受付を済ませ寝床を確保して夕食まで温泉に浸かる。でも今日のこの温泉小屋、宿泊者の多くは外国人、お風呂でも水着姿、裸で入るのは我々だけみたい。
 3年前にここに来たときはコロナで入国制限、この小屋にも外国人などいなかったが、まさか水着で入るなんて考えもしなかった。翌日聞いた話だがあんまりいい温泉だったのか4回も5回も温泉に入ったメンバーも多くいたらしい。

14:38お花畑を行く
14:51宿に到着、露天風呂に水着の女性 16:12温泉後・夕食前の団らん1

16:41温泉後・夕食前の団らん2
17:00夕食 18:15夕食後の幻想的な風景

≪二日目(晴れ)≫
 心配していた天気は晴れに変わった。
 出だしは鎖場の連続、みんなにストックの収納を促し、歩き出す。この先1時間が急登の連続、ゆっくりでいいからと慎重にクサリを掴んで登り出す。時々は切り立った崖などの横を歩く。

4:47朝焼け
4:49白馬鑓温泉小屋 4:58朝食

5:50出発
6:29鎖場1 6:46鎖場2

 1時間ほどするとお花畑に、もうお花の時期は終わっていたが、それでもいくつかの花は咲いていた。上を見ると青空に白馬三山の鑓ヶ岳の一部が見えてきた。
 砂だらけの砕石道の急斜面を登る。天狗山荘を左に見えるようになると稜線は近い。その稜線に出ると剣岳、立山が見えてくる。ああ、晴れて良かった。360度の景色が稜線から味わえた。 暫し休憩してその景色を堪能する。
 苦労して登った者だけが味わえる、そしてしっかりと目に焼き付けて、アルプスを堪能して、そんな場面はまだまだ続くのでした。
 そこから白馬鑓ヶ岳、そして一旦下って昼食タイム、そして杓子岳へと登ります。ガレ場が続くのですが、晴れているから景色を堪能しながらの空中散歩です。
 7:01白馬鑓ヶ岳方面が見えた 7:02天狗平方面
 7:16来た方を振り返ると
雲海に頭だす高妻・妙高・火打
 8:28ウサギギクのお花畑を行く  9:04雷鳥
 9:23鑓温泉分岐  9:27白馬鑓ヶ岳が見えた  9:40剣の頭が見えた
 9:58立山が見えた
 10:52杓子岳を目指す
(長野側険しく霧、富山側緩やかで晴れ)
 10:31白馬鑓ヶ岳・頂上 
11:46下り
11:48登り 11:51下り

 そして杓子岳の山頂からはこの日泊まる白馬山荘がまだまだ先に見えるのでした。いったん下って丸山の登りに入ります。こんな大きな山、まだ登るのですかと、そうです。ここを登って降りて、そして登ったところが白馬山荘なのです。
 昨日の白馬鑓温泉小屋はほぼ満員状態だったが、この日の白馬山荘は100人くらいな感じ、満員時は1000人も泊まるという小屋、この日はスタッフのほうが多い感じだった。
 山荘到着時はガスがかかっていたので部屋に入って夕食まで待機ということにしたのだが、体力の余ったメンバー数人が山頂まで行きたいということなので、複数のメンバーで行くように告げた。
 残ったメンバー、そして白馬岳山頂から戻ったメンバー、多くの会員が隣のレストランで夕食まで生ビールやコーヒーを飲んでいた。翌日は雨の予報だった。 
12:04杓子岳 
 12:12白馬鑓を振り返る 12:48杓子岳・頂上 
 13:45白馬岳を目指す  13:47下り  14:09来た道

15:08白馬山荘が見えた
16:17上から白馬山荘 16:19その奥の北アルプスの山々 
 
≪三日目(雨のち曇り)≫
 朝から雨。でもそんなに強い雨でもないので雨具を着て出発。
 20分ほどで白馬岳山頂に。集合写真を撮り、小蓮華山に向かって下り始める。
 歩きやすいガレ場の道、すると雷鳥に会った。その後3回ほど雷鳥に会う。
 天気の悪い日の特権だ。そうでなければ会うことのない雷鳥。体の下のほうは白の冬用の羽に変わっていた。
 そして多くの台湾人とすれ違うようになった。まるで自分たちが台湾の山にでも登っているような感じだ。
5:04朝食
6:01白馬山荘前
6:19白馬岳へ
 6:26白馬岳・頂上   7:13三国境
 
  このころ雨も上がり雨具を脱いで歩く。ガスの中、時々隣の雪倉岳が姿を現した。やがて遠くに雨飾山、そして妙高山も見えてきた。そして小蓮華山の山頂からは白馬大池がよく見えた。
 8:22雷鳥 8:38雪渓
8:43晴れてきた
 6 8:08小蓮華山・頂上 0844  9:16船越の頭  9:16白馬大池が見えた
 9:18来た道:「NHK坂の上の雲」で使用  9:25雷鳥  9:29雪倉岳

    その白馬大池でトイレ休憩、そして白馬大池を巻きながら大きな石の道、少し登って乗鞍岳の山頂に、そこからまた大きな石の上を歩いて雪渓の残る広場でランチタイム、そこからまた大きな石伝いにどんどん降りると木道のある天狗原だ。そこのベンチ広場で大休憩をとり、歩きにくい道をどんどん降りると栂池山荘、そしてロープーウェーの山頂駅に着く。そのロープーウェーを乗り継ぎバスの待つ栂池高原に着いたのでした。
 9:56白馬大池  10:28白馬大池発 白馬大池脇を登った 
 11:22白馬乗鞍岳  ? ケルン  11:41ゴロゴロ道 
 12:01昼食   12:06雪渓歩き  12:12ゴロゴロ道
 12:36やっと木道が見えた  13:04木道から池塘 14:36ロープウェイに到着

 悪天候予報の中、それでも天気はいいほうに変わって、楽しい会山行になった。晴れ男晴れ女がたくさんいての結果だったようだ。26人のメンバーが誰も遅れることなく最後まで歩き切った。ゆっくり歩いた結果だろう。初めての白馬岳のメンバーが多いようだった。みんな新鮮な思い出を作ったことだろう。皆様ご苦労様でした。またどこかの山でお会いしましょう。