会山行紀行文 2025年
7/25(金)
晴れ
(やひこやまたいまつとざん)
弥彦山松明登山

634m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
No−93  グレード: 20名
 担当リーダー 2232 S/K (男性3名・女性17名) (写真) 2232 S/K

≪コースタイム≫
弥彦駅(14:00-10)…弥彦神社(14:30)…九合目・レストハウス(16:00-30)…弥彦山頂・奥の院(16:45-17:50)…五合目(18:40-50)…登山口(19:30-45)…弥彦神社(19:50-20:05)…(市中行進)…弥彦駅(20:25-40)

≪紀行文≫
〜〜〜登山と祭の両方を楽しみました〜〜〜

 日本三大燈籠まつりの一つ、弥彦神社の燈籠神事に新潟県山岳協会が協賛して、昭和29年から実施されてきた「弥彦山たいまつ登山祭」は今年で70回の記念の年だそうです。楽山会でも恒例となりました弥彦山松明登山に今年も参加してきました。

 当初予定した18名から、2名のキャンセルと4名の追加で、総勢20名が弥彦駅に集まりました。山頂行事が17時に始まる事から、これに合わせて14時に弥彦駅に集合です。登山前の打ち合わせの後、弥彦神社に向います。例年は駅前で祭の行事が有ったり、神社で神楽の奉納があったりするのですが、今年はとても静かでした。
 神社で参拝の後、登山口に向います。登山口では、既に取り換え用の松明が整然と並べられ、準備完了の様子です。ロープウェイ利用の3名とここで分れて、登山開始です。
 14:10、弥彦駅を出発し、弥彦神社に向います  登山口では、田楽燈籠と松明が準備完了

 予想気温は34℃位でしょうか、歩き出すととても暑く、汗が吹き出します。それでも時折涼風が吹き抜けで、助けられます。午後の一番暑い時間帯に登る人は少ないようです。
 登山道の途中には、クルマユリが咲いていました。例年だと、ヤマユリの大輪が咲いているのですが、今年は見ることができませんでした。
 16:00、九合目・レストハウスに到着、ロープウェイ利用の3名と合流し、軽く腹ごしらえです。
 クルマユリが咲いていました  レストハウスで、軽く腹ごしらえ
 山頂行事の前に、集合写真です  第70回たいまつ登山祭の記念講演

 16:45、弥彦山頂・奥の院に到着、さっそく集合写真を撮りました。
 17:00からは、山の安全を祈念してのお祓いと玉串奉奠、たいまつ登山祭が今年で70回目の節目で、日本山岳会・副会長の桐生さんから記念講演がありました。「第70回記念、弥彦山松明登山祭の栞」も頂きました。栞に依れば、藤島玄さんが、第1回から第5回まで講師で参加、第15回(昭和43年7月25日)には、当時日本山岳会副会長の深田久弥氏が講師として参加されているそうです。

 山頂行事の後、17:50、松明をかかげて山頂を出発、全員の松明への点火は5合目辺りで行われました。
 五合目で、全員のたいまつに点火   暗くなると、とても幻想的です

 松明に点火されると気分が一段アップします。徐々に暗くなってくると、更にもう一段アップ。下から見上げると登山道に沿ってジグザクに松明の明かりが見えて、とても幻想的な雰囲気です。
 登山口で鼓笛隊と合流、弥彦神社へ向かいます  Nさんから、県山協のたいまつ委員になってもらいました

 19:30、登山口に到着、ここで先導する鼓笛隊と合流し弥彦神社に向います。鼓笛隊の太鼓の音が加わると、気分がワクワクしました。
 Nさんには、県山協のたいまつ登山委員を引き受けて頂きました。今日は、「山の日」の旗持ちの大役です。
 神社本殿前で社頭行事の後、神社から弥彦山岳会に対して感謝状が贈呈されました。 
 社頭行事の後に、弥彦山岳会に感謝状贈呈  鼓笛隊を先頭に市中パレードの開始です

 いよいよ市中行進の開始です。先頭は鼓笛隊、続いて「山の日」の田楽燈籠、各山の会の提灯、「山の日」の旗、そして松明の行列と続きます。
 一の鳥居を出ると、鼓笛隊の音楽に先導されて、観客の大歓声に迎えられ、ドーンという大きな音と共に夜空に花火の大輪が開きます。今日のクライマックスを迎えました。
 弥彦神社一の鳥居を出発、鼓笛隊の音楽、観客の歓声、花火の音・・・、今日のクライマックスです
 市中行進の様子  第70回の記念品4点をもらいました

 20:40、弥彦駅前に到着し、今日のクライマックス・市中行進はおひらきとなりました。

今日の成果は、活動時間=6時間53分、距離=7.9km、累積標高差=678m。

 今日は、弥彦山の登山とお祭りの両方を楽しむことができました。この後、温泉で一泊する会友もいたようです。年に一度位は、こんな山行も良いなと毎年思います。楽しい山行をありがとうございました。