≪紀行文≫ |
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〜〜〜小屋泊りで苗場山を満喫〜〜〜 |
総勢9名でお互いの目が届くまとまりのある楽しい山行でした。
一日目。駐車場から和田小屋までの約20分は上り坂で初っ端から疲れました。そこから下ノ芝までは樹林帯で日差しは遮られますが足場の悪いゴロゴロ岩が多い登りです。足の置き場が不安定なため足に負担がかかって体力が消耗し、お花もほとんど咲いていなくてきつかったです。
晴天が続きいつもより滑らなかったのが幸いで、やっとの思いで下の芝にたどり着き一休みしました。
ちなみに2300円払って登山リフトを使えば駐車場からリフト乗り場までの送迎つきで下の芝まで行けて約1時間半の時間短縮と体力が温存できます。運行期間中の土日祝日限定ですが。
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樹林帯 |
ゴロゴロ岩の登山道 |
水分補給
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ここから中ノ芝へは樹林帯を抜けて眺望が開けてきましたが、木道や階段はあるものの相変わらずゴロゴロ岩が続いています。曇っていたので涼しくて熱中症のリスクは低くかったのですが中の芝からど〜んと見える平標山や仙ノ倉山などの山々が見えなくて残念でした。
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中ノ芝への階段
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中の芝で一休み |
平標山は雲の中 |
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中の芝を過ぎるとワタスゲの群生が登場し、お花もたくさん見られるようになって元気が出ました。
上ノ芝を過ぎて股スリ岩を越えると登山道は歩きやすくなり、雲に隠れていた苗場山頂が姿を現したときはテンションが上がりました。
雷清水へ行く途中の可憐なアカモノやミツバオウレンの群生に癒され、雷清水の冷たい水で喉を潤してお花畑へと下りました。
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股スリ岩
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アカモノ |
ミツバオウレン |

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クルマユリ
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苗場山頂出現 |
雷清水で一服 |
お花畑ではタカネナデシコとウスユキソウが出迎えてくれて、他にもカラマツソウやヒメシャジン、クガイソウ、シモツケソウ、ヤマホタルブクロ・・etc.たくさんのお花が咲いていて、山が違うと植生も違うなぁと思いながら歩きました。
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タカネナデシコとウスユキソウ
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クガイソウ |
オタカラコウ |

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ヤマオダマキ
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カラマツソウ |
ヤマホタルブクロ |

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ヒメシャジン
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シモツケソウ |
ミヤマトウキ |
お花畑を過ぎて少し歩くと雲尾坂で一息入れてからゆっくりと慎重に急登を登りました。登りきると目の前に広大な山頂が広がり、池塘とワタスゲの群生に出迎えられてこれまでの疲れが吹き飛んだ感じです。
登頂できた喜びと達成感を胸に山頂標識で記念写真を撮りました。
苗場山頂ヒュッテへは予定より約1時間遅れての到着です。この日は午後から小雨と発雷の予報が出されていたので無事到着できて本当に安堵しました。その後苗場山神社まで散策に出かけたのですがすぐに雷が鳴ったので撤退し、全員で楽しい宴となりました。ビールのお味は最高です。メンバーの皆様と私たちを守ってくれた苗場の神様に感謝しつつ時折聞こえる雷鳴をBGMに楽しい時間を過ごしました。
夕食はどこか懐かしい味がする美味しいカレーでみなさんお代わりをしていました。残念ながら夕日はすぐに雲に隠れされてしまいましたが、二日目の3時頃は素晴らしい星空で流れ星も見えたそうです。 |

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雲尾坂
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山頂到着!! |
ワタスゲと木道 |

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苗場の山頂ビアガーデン |
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登頂記念写真
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美味しい夕食 |
4時頃は霧に覆われ何も見えず御来光も無理でしたが、5時頃にはすっかり霧が晴れてヒュッテ付近の散策をしました。
朝の光に照らされる広大な湿原は外国の景色のように美しく尾瀬とは全く異なる世界でした。標高2145mの山の頂はまさに天空の楽園でした。 苗場山の美しい朝の時間を堪能した後に朝食を食べてピストンで下山しました。
泊まり山行なので体力も回復し時間的にゆとりがありますが、やはりゴロゴロ岩は手強くて段差の大きいところは油断できませんでした。足元に気をつけてゆっくり下り、30分遅れで無事に下山しました。その後道の駅みつまたに寄って温泉で汗を流し昼食を食べて新潟に戻りました。
21年前登山経験のほとんどない私は職場の方々と苗場山に登り、ついていけずに迷惑をかけました。そんな私が今回皆様をご案内して苗場山に登ることができたなんて本当に感慨深いです。このような機会を下さった参加者の皆様に心より感謝申し上げます。
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役行者様
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ケルンみたい |
煌めきの時 |
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雷で行けなかった苗場山神社 |
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下山前の記念写真
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どこまでも続く木道 |
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