会山行紀行文 2025年
6/2(月)-3(火)
天候:下記記載
(あちまんたい・あきたやきやま)
八幡平・秋田焼山

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参加者 (紀行文) 2288 M/N
No−63  グレード:C 30名
 担当リーダー 2339 C/T (男性6名・女性24名) (写真) 2288 M/N

≪コースタイム≫
≪1日目〜天候 晴れ≫
新潟駅発(5:00)=磐越道=東北道 松尾八幡平IC=八幡平レストハウス(12:30-12:50)…ドラゴンアイ(13:10-13:30)…八幡平着(13:40)…ガマ沼…八幡平…ドラゴンアイ…レストハウス着(15:00)=後生掛温泉着・泊(15:40)
≪2日目〜天候 曇り≫
後生掛温泉発(8:20)…毛せん峠…焼山避難小屋着(11:30)…秋田焼山(12:20-12:45)…名残峠…玉川温泉(14:30-15:30)=日東道=安田IC=新潟駅着(23:10)

≪紀行文≫
〜〜〜山上の楽園 秋田焼山を楽しみました〜〜〜

 火山に拘るTリーダーの企画は八幡平のドラゴンアイを観て後生掛温泉に宿泊、翌日は東北の名山「秋田焼山」へ登って名湯玉川温泉入浴と盛り沢山です。
 500Kmの行程をバスに揺られ、東北道岩手山SAで名物の菜彩鶏の親子丼や盛岡冷麺を食べて午後からのトレッキングに備えました。
 八幡平レストハウスの駐車場を定時スタート、ルートは直ぐ雪道になり大勢のトレッカーとスライドしながら20分程で最初の目的地鏡沼に到着。
八幡平コース(クリック拡大)
12:50スタート 鏡沼到着

 ドラゴンアイは瞳の部分に雪が残り完全な開眼状態ではありませんでしたがブルーの沼に輝く神秘的な「竜の眼」を堪能しました。
 瞳の部分に雪が残っていた
 バックはアスピーテ(楯状型)火山  鏡沼集合写真

 .そこから一登りで日本百名山「八幡平」です、賑わう山頂広場で集合写真に納まりその先のガマ沼へと向かいます。

 ガマ沼へ向かう
八幡平集合写真 ガマ沼

 濃い藍色のガマ沼と八幡沼を眺めてターン、下山時鏡沼のドラゴンアイをもう一度楽しんでからレストハウスへ戻り着きました。

 ここでターン
八幡沼で集合写真
レストハウスへ戻る

 ゆったり日程のうえメンバーの足並みが揃い相当早目に今日の宿後生掛温泉に到着、生ビールで充分に水分を補給してから名物のオンドル処へと向かいます。
 館内衣でゴザの上に寝転がるのですが15分もすれば限界です、御簾の向こうにボンヤリと見え隠れする姿の主を想像する余裕は有りませんでした。
 オンドルで暖まった後、更に7種類の温泉を楽しみ大御馳走を戴いて一日目は終わりました。

豪華な夕食でした

 二日目は早朝希望者のみ噴気噴泥が噴き出すクレーター群の後生掛自然研究路を大湯沼まで散策、「これは夢か」と思う様な絶景を楽しみました。

後生掛自然研究路

 朝食が又奮っています、バイキング形式で取り盛って食事会場へ向かうとテーブルには本膳が準備されていました。
 「欲カキ過ぎたナ」と苦笑いしながら朝ご飯を戴いて宿の直ぐ裏の登山道から焼山へ出発、このコースは熊出没の危険地帯です。
 爆竹と電子熊笛を鳴らし続けて登山者ゼロのコースを心細く進みますが笹薮の奥で笹が揺れています、「ワッ、ついに出た!」と思ったら筍採りのオジサンでした。

 秋田焼山コース(クリック拡大)
スタート前集合写真
雪渓トラバース

 その先はブナの新緑が眩しく輝く雪山、アイゼンを装着してトラバースを繰り返すとやがて右前方に焼山避難小屋が見えて来ました。

畚岳方向
ミネズオウ満開 避難小屋が見えて来た

 毛せんを敷きつめた様な景色の中を進み薄い水色の湯沼を見て一休み、登るにつれ沼の表情が変わりその度にスマホを取り出して撮影します。ゆっくりペース4時間で今回のメイン秋田焼山の山頂に到着、誰かが「玉川温泉を省略すれば画竜点睛を欠く」と難しい事を言っています。

小屋前で小休止
薄い水色の湯沼 登頂バンザイ

 う〜ン、ドラゴンの眼とカケているのかな、このシャレを理解してもしなくても兎に角山頂滞在時間を削って玉川温泉への下りにかかりました。
 危険な雪渓は少なくなりましたが足場は悪く熊出没の危険は更に高まります。
 「何としても玉川温泉に!」そんな思いで慎重に下りますが入浴時間リミットを意識しながらゆっくりゆっくり急ぎます。

玉川温泉に間に合うかな
下山開始 何とか間に合いました

 結局、入浴時間には間に合ったのですが、ここから先は笑い話しの連続、源泉100%の温泉に素早く浸かって全身をビリビリさせながら玉川温泉を後にしました。
 今回の山行は後生掛温泉オンドル処の法則、記録と記憶に残る玉川式短時間入浴法、熊と雪渓の危険回避体験等得るものが多々あった上、参加者に全ての感動を味わって欲しい、と言うリーダーの思いを強く感じました、ありがとうございました。おわり