会山行紀行文 2022年
10/20(木)
晴れ
(ながれいしやま)
流石山

1812m
参加者 (紀行文) 2307 H/I
No−141  グレード:C 17名
 担当リーダー 1630 S/O (男性5名・女性12名) (写真) 1630 S/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=(磐越)=ヨロイ沢P(9:15-9:30)…林道終点(10:00)…大峠(10:50-11:00)…流石山(12:15-13:15)…大峠(14:15-14:20)…林道終点(15:55-15:00)…ヨロイ沢P(15:15-15:30)=(磐越)=新潟駅南口(19:00)
≪紀行文≫
〜〜〜今日の流石山登山の満足度はAランクです〜〜〜

 当初7/11の山行予定でしたが、悪天候予報の為中止。今回はリベンジです。
実施日も10/17予定が、またまた悪天候になり10/20に変更。某リ−ダ−の会山行で悪天候の為中止となったメンバ−の方にも仲間に入ってもらい4名増えて合計17名での実施。(両リ−ダ−さん、お手配感謝いたします。)
 バスは新潟駅を予定より少し早く出発。途中安田ICで4名乗車。流石山を目指し磐越道を快適に走ります。何より心配なのは天気。「てんくら」の本日の登山指数はCランク!(どうか、良い天気に恵まれますように…)
 バスが西会津PAを過ぎると空に光が差し青空が見えはじめました。(大丈夫そうだ!Cランクなんて信じられない)

 流石山は栃木県と福島県の県境にあり、素晴らしい展望を有する山域。
 バスの中でリ−ダ−の注意事項について説明がありました。(秋山日帰り装備、日没時間、ル−ト、班行動等々)
 バスは道の駅しもごうを過ぎると登山口へと進んで行きます。やがて舗装が切れると徐々に悪路となり対向車とのすれ違いも難しくなりました。くねくねした細い道、バスの屋根を木の枝が時々こすります。きれいな紅葉が車窓から見えています。

 駐車地は何ヶ所かありマイカ−が駐車しています。バスは広い場所に止まってくれました。
 いよいよ登山が始まります。手際よく登山準備、点呼をすませ、ヨロイ沢Pから林道終点を目指しスタ−ト!時々、石畳の痕跡を感じながら、旧街道を歩きます。
 林道終点からは大峠(殿様街道の名残)への道となります林道終点を通過して暫く歩き続けます。ダケカンバ、ブナ、などの樹林帯。モミジの紅葉が光を浴びて美しい!足元にもたくさん落ち葉が溜まっています。殿様街道の紅葉は錦の絨毯です。
 いよいよ、大峠に近くなって来ました。殿様街道から時々流石山が見えてきました。
ヨロイ沢Pにて登山準備中 殿様街道の紅葉 殿様街道より時々流石山が見える

 ついに大峠に到着。目の前に流石山が迫ります。
 大峠からは遮るものは何もない360°の大展望。「風が強くなるので帽子を飛ばされないように!」とリ−ダ−の声。
 いきなりの急登歩きの始まりです。石ころを落とさないように気をつけ、時々深い溝もある登山道を一歩一歩ていねいに登る。幸い予想していた強風、低温にいじめられることはなかった。
大峠にて流石山を望む 大峠からは
遮るものは何もない360°の大展望
流石山稜線に出ると手前流石山、大倉山、三倉山と続く
「福島のミニ飯豊連峰」と呼ばれている

 流石山稜線に出ると流石山、大倉山、三倉山と続く「福島のミニ飯豊連峰」と呼ばれている縦走コ−スへとなる山々が素晴らしい。稜線からは三本槍岳、朝日岳、茶臼岳、那須連峰の大展望。三斗小屋温泉の湯けむりも見え旅館の水色の屋根と景観がマッチしている。夕食に山深い宿で那須牛のステ−キを頂いたと書いてあったFリ−ダ−の紀行文を思い出し情景を思い浮かべ楽しさが伝わる。

 稜線の傾斜も緩んで灌木の尾根をしばらく進むと三角点峰の流石山頂上!集合写真を撮り、ランチタイム。

 休憩後、大展望を楽しみながら下山。下りの稜線から眺めた紅葉の美しさが目に残っています。
 山肌の灌木の紅葉は清楚で上品な絹織物のようでした。
 下山開始前にリーダ−からの注意事項あり。(登りで体力を使い切っているので足のグリップをしっかり、年齢的な疲労も考慮すること!等)
全員の表情も引き締まり、急坂を慎重に降りる。
 登り以上に一歩一歩ていねいに下り、無事に大峠に着きました。この大峠は戊辰戦争の激戦地。
 峠には小さなお地蔵様が祀られています。無事に降りてきたことに感謝してお地蔵様に手を合わせお参りしました。
稜線から左から三本槍岳、朝日岳、茶臼岳
那須連峰の大展望
 大展望を楽しみながら下山  流石山山頂にて集合写真 

 再び秋まっさかりの樹林帯に入り殿様街道に戻って来ました。林道終点の趣のある石の標柱が迎えてくれてます。バスが待つ駐車地までもう少し歩きます。やがて、バスの待つ駐車地に戻り、いつものように手際よく帰り支度を済ませ乗車しました。

 今日は「おまけ」がありました。帰りに滝の見学です。途中下車して「日暮の滝」(ひぐらしのたき)を見学しました。会津のお殿様がこの街道を通った際、滝の美しさに見とれて日暮れまで眺めていたという名所!南会津の見どころの一つです。紅葉に映える見事な景観でした。
 おかげさまで流石山のリベンジ会山行は達成出来ました。
殿様街道に戻ってきました 殿様街道林道終点 帰り道おまけに名所「日暮の滝」を
見学してきました

 数日前から「てんきとくらす」を見ておりましたが、登山指数は当日までCランク!近隣市町村の下郷町は晴れマークが続いておりました。Cは雨ではなく強風、低温ということを経験しました。
 自然が相手ですので難しいです。しかし、今日の流石山登山の満足度はAランクです。
 「流石山」の展望の良い稜線歩きを、最高の天気で頑張れて嬉しかったです。
 リーダ−さん、皆様!有難うございました。また、ご一緒致しましょう!