会山行紀行文 2022年
10/1(土)
晴れ
(がっさん)
月山

1982m
参加者 (紀行文) 2091 T/K
No−94  グレード:C上  16名
 担当リーダー 2146 Y/I (男性3名・女性13名) (写真)2273S/W 2146Y/I
≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)=日東道・山形自動車道・月山IC =姥沢駐車場(10:00)…登山口(10:20)…牛首(12:10)
…山頂(13:20-14:00)…牛首(14:45)…装束場…湯殿山神社(17:00)…仙人沢駐車場(17:20-17:30)
=月山IC・山形自動車道・日東道=新潟駅(20:40)
≪紀行文≫
〜〜〜草紅葉の絨毯が美しく〜〜〜

 久しぶりの会山行、友らの再会。天気も上々。定刻の出発です。
 聖籠町の駐車場、トイレタイム2か所に止まり予定より30分ほど遅れ姥沢駐車場に着きました。既に道路まで車で一杯です。月山の人気の高さが解ります。 

(俳句)羽の国の神の山々山装ふ

 @今回はペアリフトを使わず登山道を行く。
 A下りは金姥から湯殿山神社へ下る。
 この2点は初経験で月山の歴史を感じられることを楽しみにしていました。
満車の姥沢駐車場を出発 姥沢〜月山山頂

 ペアリフト乗り場手前 姥沢登山口からの登山です。登りは私たちだけのようです。

 2か所の水場があり時には沢の音を聞き、紅葉し始めた木々の中ゆっくり登っていきます。

 水場の水はとても美味しかったです。

(俳句)水澄みて湯殿山から流れ来る
湧水で一息 湧水

 1時間程で登山道を登りきり、ようやく雲一つない青空の月山の全貌です。

 緩やかな東斜面は草紅葉の錦の絨毯です。

 あちこちから「うわーすごい」「きれい」などの声が上がります。

(俳句)青空の月山紅葉鮮やかに
木道歩きと紅葉 牛首目指して

 青空と山と草紅葉を仰ぎながら山頂に向かいます。

 竜胆、われもこ、アザミ、みやま竜胆などの花々も楽しませてくれました。

(俳句)木道に列なし登る草紅葉
  牛首到着
1班の人たち 2班の人たち 3班の人たち

 牛首は下山の人 登る人 団体 家族ずれと賑わっています。道を譲り合い、立ち止まれば草紅葉を眺め皆さんゆっくりと登って行きます。益々草紅葉のオレンジ色が濃くなっていきます。

 ようやく山頂に着きました。山頂は高原のように広々として風がさわやかです。一番高い所に牙城のような社殿が見えてきます。そして『雲の峰幾つ崩れて月の山』(雲が晴れ月山を見ることができた)の松尾芭蕉「奥の細道」の句碑が迎えてくれました。

(俳句)山頂の芭蕉翁の句碑風さやか
山頂直下のガレバの急登 山頂直下 もう一息 芭蕉 句碑

 昼食は短くなりましたが、友と二人で本宮の神域にはいりお参り出来ました。

 本宮の社殿は既に閉まり鍵がかりロープでくくられていました。 
おそ〜い昼食 月山神社 集合写真

 下山開始です。午後の柔らかな日差しを受け草紅葉は一段と美しさを増しています。遮る物のない雄大さを「北海道の山みたい」「スイスのアルプスよ」など皆感動です。牛首を経て金姥で湯殿山神社方面に向かいます。
下山開始 姥が岳、湯殿山(神社)分岐 金姥
 装束場跡までは湯殿山を巻く様にした安全な山道です。

 休憩の後リーダーから梯子の注意点が説明されました。この月光坂には長梯子4本、短め3本がありました。互に声を掛けあい慎重に下りました。

 そのあとは沢の中の石の階段、苔のついている石段、30分ほどの時間でしたが大変でした。

 修験道の厳しさを垣間見た思いです。


(俳句)厳しさの修行山道濃竜胆
怖くなかった梯子階段 梯子階段
 ようやく全員が遅れや怪我をすることなく湯殿山神社に着きました。

 すでに参拝バスが終了していたため バスの待つ湯殿山参籠場の大鳥居まで歩きます。

 わずか15分でしたが 見事な夕陽を眺めながら山とリーダー、仲間の皆さんに感謝し歩いてきました。  

(俳句)秋夕焼け感謝でくぐる大鳥居
貸切? 湯殿山神社バス停 大鳥居での完走記念写真