会山行紀行文 2013年
 02.09(土)
晴れ
(いわどのさん)
岩殿山
634m
参加者 (紀行文) 2097 T/Y
22名
(男性7名・女性15名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:05) =談合坂SA(10:55-11:42昼食) =大月IC=岩殿山丸山公園無料駐車場(12:08-12:15)…岩殿城跡入口登山口(12:19)…岩殿山丸山公園・ふれあいの館(12:30-12:38)…岩殿山頂上(展望台)(12:58-13:10) …本丸跡(13:14)…(東コース)…岩殿山東登山口(13:39) …駐車場(13:52)=カチカチ山のりば(14:43)=(ロープウェイ)=展望台・天上山山頂(15:00-15:32)=(ロープウェイ)=カチカチ山のりば(15:39)=リゾートイン富士橋(15:56宿泊)
≪紀行文≫
                    〜〜〜〜1月に続き秀麗富嶽三景・富士山を望む優れた景観の山を歩く(Part−1)〜〜〜〜

 ここ3年、富士山が綺麗に見え、よく晴れる時期の暮れから2月頃まで富士山周辺の山へ登っているが、今年は1月に引き続き純白の雪を頂く霊峰富士山に会いに、今回は2度目の身延山と行ってみたかった三ツ峠で申し込んだ。

 新潟駅から22名を乗せた中型バスは新潟駅6時過ぎ出発、高速の関越道に乗ったがすぐ路面は圧雪状態、小出付近は雪で若干渋滞はあったがほぼ順調に走る。
 バスの中でNリーダーから行程等の説明や天気予報では3日間晴れとの報告で、1月の富士願望の山行2回に続き、今回も富士山の全容をみられると期待が膨らむ。
 さらに、2日目の行程で山中湖親水公園の日没時のダイヤモンド富士を見に行くことを考えているという報告、1月20日にほぼ同じ場所でダイヤモンド富士を見たが、若干左寄りで、今回は富士山頂とのこと。
 
 関越トンネルを抜け晴れているようであるが1月20日と同様太陽はぼけていた。
 下り車線もいつもの通りスーキーヤーの車が多いのか渋滞。圏央道・中央道を通り、談合坂SAで昼食タイム、持参したカップラーメンを食する。
 大月ICで降り登山開始場所の岩殿山丸山公園無料駐車場(12:08)に到着。

【1日目】「山梨百名山」「秀麗富嶽十二景・八番」の岩殿山

 今日登る山は岩殿山(いわどのさん)(634m)、山梨県大月市にあり、富士山の北東方向で「山梨百名山」、大月市の「秀麗富嶽十二景」のひとつ、昨年「秀麗富嶽十二景」十一番の「高川山」今年1月七番の「百蔵山」に続いて登ることになる。

 この山は、東京スカイツリーと同じ高さということで、昨年は一足先にその高さを体験する人もいたとか。
 桜の名所でもあり、桜の季節もお勧めで、富士山と桜、この日本美を堪能できる山だそうだ。また、登山口に行く途中のバスから目を引く、南面に鏡岩(古くは大黒岩)とよばれる大岩壁(礫(れき)岩)がそびえ立ち、南と東を桂(かつら)川と葛野(かずの)川に挟まれ、西と北は山々に囲まれる要害の地で、武田氏の重臣・都留(つる)郡の領主小山田氏の山城でもあり、難攻不落の要害城と呼ばれた理由を実感できる山登りになるとのこと。
 到着後7分ほど登山準備をし登山開始(12:15)。
岩殿山丸山公園無料駐車場で登山準備 駐車場から歩道を100mほど歩いた先が登山口 駐車場から見た鏡岩とよばれる大岩壁の岩殿山

 国道139号線に沿った歩道を100mほど歩いたところに岩殿城跡入口登山口。岩殿山ふれあいの道と表示されていた。
この標識の先すぐに岩殿城跡入口登山口 岩殿城跡入口登山口
すぐ上に岩殿山ふれあいの道の標識
舗装された登山道

 最初は階段そして舗装された登山道、すぐに鳥居があるところに到着、ここは富士山と大月市街のビューポイントで写真タイムを取る。
 鳥居をくぐって登山開始、5分で頂上までの道のりのちょうど中間地点にある岩殿山丸山公園入口とお城の形をした岩殿山ふれあいの館に到着。入館は無料で時間もあるので岩殿山ふれあいの館を見学することに。
 中は、岩殿山の歴史・風景写真の展示室で、富士山の写真や岩殿山に咲く花の写真を見た後、山頂を目指す。
鳥居があるところは
富士山と大月市街のビューポイント
鳥居がある場所からの富士山 岩殿山丸山公園とお城の形をした
岩殿山ふれあいの館

 殆どが石段の歩きやすい道であるが、かなり急な階段が延々と続く。全体的に登山道は良く整備されている。
 途中、右へ曲がると本丸方面、左へ曲がると稚児落しと呼ばれる断崖へ続く分岐点、山頂すぐ手前にある自然の巨岩を利用した岩殿城の城門跡を通る。
 この様に岩殿城は自然の断崖が巧みに利用されていて、攻めにくく守りやすい城だった事が良く分かる。
 12時58分岩殿山頂上に到着 。(634m)
かなり急な階段が延々と続く 岩殿城の城門跡  岩殿山頂上の634mの標識

 山頂は広く、展望台としての場所のようである。正面には今日も白く雪をかぶった富士山が目の前に飛び込んでくる。
 さすが秀麗富嶽十二景の名前に値する富士山。目の前に昨年1月に山行で登った高川山、右奥に今回の最終日に登る三ツ峠山などが展望できる。そして山頂から見下ろす大月の町は、まるでジオラマのようだ。
 富士山の秀麗な姿を目のあたりにしながら写真撮影。

  集合写真を写し、荷物を置いて直ちに馬場跡を経由し峰火台・本丸跡に向かう。本丸跡にも634mの標識があり、先の頂上標識のある場所より、この場所が高いので、本来の頂上はこの場所であるが電波塔等の施設があったり、見晴らしが全くないので最高点ではあるが、先程の場所を頂上としているのではないのか。
 なお、本丸跡看板には「三箇所にある物見台を総合した本陣で防御や進攻の指令を発した。」と書かれていた。
岩殿山頂上からの富士山 本丸跡 本丸跡からの下山

 下山は(13:14)猿橋方面の東コースを取る。東コースはこれもまたかなり傾斜がキツく、階段では手すりが付いている。しかし、楽山会のベテランぞろいなので木漏れ日を浴びながら足も揃い快適に下山している。下山中正面に見える山は、1月の山行で登った百蔵山。
 下山口は正式な岩殿山東登山口で 13時39分に到着。ここから、登り口まで歩いた国道139号線に沿って車道・一部歩道を10分強歩き、駐車場(13:52)に着く。

 今日2か所目の富士山展望の場所で河口湖湖畔にあるカチカチ山に向かう。ロープウェイのりばに近い土産物店の駐車場にバスを入れ、歩いて行く。
東コースの傾斜がキツい階段 岩殿山東登山口に下山 カチカチ山ロープウェイのりば

 ロープウェイ河口湖畔駅から富士見台駅まで乗車時間約3分で到着。
 標高1,075メートルの富士見台駅展望台からは360度のパノラマで富士山の裾野からと、河口湖全景を望むことができ絶景のロケーションである。南アルプス(赤石岳、荒川岳)までも遠望できるとのことであったが、確認できなかった。

 天上山公園・カチカチ山ロープウェイは、太宰治の名作「かちかち山」の舞台だそうで、物語にちなんで、ロープウェイのゴンドラの上や、展望台のあちらこちらに、たぬきやウサギの人形が飾られている。
 展望台から富士山を見て感動した後、天上山山頂へ登る。展望台には雪がなかったが、雑木林に入ると雪が残る。ここへは観光客が入ってこないので静かな登山道を6分ほど歩いて天上山山頂(1104m) (15:17)へ着く。
ロープウェイ富士見台駅からの市街と河口湖 たぬきやウサギの人形が飾られている 天上山山頂

 帰りもロープウェイを使って下山。
 宿泊場所のリゾートイン富士橋に到着(15:56)し、男性の部屋では夕食まで時間があるので入浴前にビール、持参の酒で飲む。
 夕食時にもビールが振舞われたためか宴会が大変盛り上がり、Oさんのハーモニカ演奏(翌日はマジックも披露)、Iさんのプロ並みの民謡が披露され、その歌に合わせて民謡を踊るという盛り上がり。 
 夕食後は、真冬の澄んだ夜空に、光り輝く花々が舞う「2013河口湖・冬花火・湖上の舞」が8時から行われるとのことなので寒い中河口湖へ。
 新潟では見られないおしゃれでユニークな花火が多く、打ち上げ場所から近いので迫力感動モノ 。
 アベックが多く1人で見るには気の毒な環境でした。体が冷え切ったので部屋に入って2次会。
岩殿山山頂での集合写真 Iさんのプロ並みの民謡で踊り、盛り上がる 河口湖・冬花火・湖上の舞

【2日目】「山梨百名山」の身延山(みのぶさん)(1153m)に続く(続きはここをクリック)