会山行紀行文 2025年
7/25(土)-26(日)
天候:本文記載
石名天然杉と
岩首昇竜棚田
参加者 (紀行文・俳句) 2011Y/O
No−T32  グレード:D  8名
 担当リーダー 2208 A/I (男性3名・女性5名) (写真) 2011 Y/O
≪コースタイム≫
≪1日目≫
佐渡汽船新潟港(6:00)〜両津港(8:35)=石名天然杉(10:00-12:55)/昼食休憩(13:00-30)=関の大滝(14:00-1420)=岩屋口(15:05-15:30)=寒戸神社(15:35-15:55)=川口荘(16:00)
≪2日目≫
川口荘発(8:00)=梨の木地蔵(9:40-10:00)=鴻の瀬灯台(10:35-10:55)=養老の滝(11:05-11:25)=岩首昇竜棚田・昼食休憩(11:35-12:30)=姫崎灯台(13:05-13:35)=竜王神社(13:40-13:50)=両津港ターミナル(14:20-16:05・出航)〜新潟港着(18:35)・解散
≪紀行文≫
〜〜〜思い出に残る旅が出来ました〜〜〜
≪1日目≫ 雨のち晴れ
 船中から見る大佐渡は重い雲が懸かり、案の定、和木越えの駐車場着くと雨でした。

(俳句)灰色に大佐渡隠す梅雨曇り

(俳句)梅雨山の奥その奥に巨大杉

 
 梅雨雲と航跡遠ざかる

佐渡島見えた〜!
和木越は雨の中 大木出現
 
 雨具を着込んで出発しました。偶の雨具山行は新鮮でいいものだと思いました。石名天然杉の巨大杉の主因は冬は5mを超す雪の圧で枝が押され、夏期は海霧の濃霧に覆われて霧が代替水源となったことや、北佐渡の山は急峻で相川からは遠距離のためアクセスが悪く敬遠されたことが考えられます。歴史的みれば天領の佐渡金山の金精錬の高温工程(灰吹法)が「霧の森」の巨大杉では湿潤で乾きにくく、燃料としては不適であったこと。維新後の明治期は北佐渡の石名一帯の山林が皇室御用林となりました。また戦後は新潟大学農学部の演習林となり、一貫して保護林としての巨大杉が生育に適う環境であり続けたようです。
 ガイド氏の説明を聞きながら天然杉公園をめぐり、檀特山に向かいました。檀特山といえば木喰上人ゆかりの佐渡の名山ですが、何故か登る人はほとんどいない様です。腰丈ほどの草藪が繁り、本降りの中を藪漕ぎするのも難儀なので登頂も奥の院への参拝も諦めたのでした。荒れた登山道をひたすら石名登山口めざして下りました。

(俳句)雨止むとまとわり忙し梅雨の虻

 象牙杉 雪圧で枝が曲がる
 四天王杉とは名付けが上手い 集合写真 四天王杉にて
 年輪は物語る  雪圧で枝が地と接する  雨の中で聞く 
クマイチゴの実1.5pくらい
食べた 甘〜い! 雪圧で枝が湾曲

アサギマダラの飛来始まる
檀特山へ 草ヤブに埋まる 檀特山標柱

 集合写真
石に還りし石仏
集合写真 檀特山石名登山口に下山

 下山後は雨は止み、青空も見えました。午後は関の大滝を訪ねました。雨後の増水した五段の滝は圧倒的でした。次に岩屋口を訪ねました。太古の海蝕洞の隆起で出来た大岩壁がパラボラの音響効果を果たして、潮騒の音響に耳を傾けました。
 最後に寒戸神社(さぶと)を訪ねました。ジブリの「平成狸合戦ぽんぽこ」のモデルとなった佐渡貉(むじな)の大親分二ツ岩団三郎の一の子分の四天王の一人雌狸の寒戸のお杉こと左武徒大明神を祀っています。宿に着いて漁師料理と地酒に山談義は大いに盛り上がりました。

(俳句)がうがうとほと走り落つ梅雨の滝 (俳句)お疲れと乾杯に祝ぐ梅雨の宿 (俳句)もてなしは烏賊鯛鰤の梅雨の膳

 海蝕洞のパラボナ大岩壁 岩屋口
  IMG 052 jpg 20 集合写真 関の大滝(中央奥の滝が小さく)  洞窟は神秘的 
 青空見えた〜!  寒戸神社は貉の親分を祀る宮  社殿は奥の奥
 抜け出てホッと〜  御神水は冷たいー! 乾杯〜! 
 
≪出逢えた花々≫
   

リウツギ
ツクバネソウ オオウバユリ
 ハマゴウ  クサギの花  額の花  クルマユリ

≪2日目≫ 雨
 小佐渡の梨の木越えにある山寺大光寺の境内を埋め尽くす何千何万の小法師(こぼし)という童子佛の梨の木地蔵を訪ねました。風雨にさらされ風化した石仏の表情はどこか優しく哀しい。

(俳句)名残惜し別れの笑顔梅雨主人 (俳句)目鼻なき草に埋れし梅雨地蔵 (俳句)梨の木の数多の小法師梅雨最中


数多(あまた)小法師の石地蔵
 集合写真 別れは笑顔で(川口さんと)   梨の木の名の由来の山梨の実

 峠を下ると海に出ました。
 次は松ヶ崎の鴻ノ瀬灯台を訪ねました。グッドタイミングで雨が止んでくれました。松ヶ崎と角田岬とは越佐海峡の最短距離とか。その昔、日蓮上人と世阿弥が配流されたゆかりの港です。

 岩首集落から山手に入ると雨後の養老の滝は溢れんばかりの水量の滝を落としていました。増水した沢水は濁り、ほと走る飛沫(しぶき)を浴びました。がうがうと音を立てて落ちる滝の水は圧倒的でした。

 (俳句)梅雨の津の世阿弥配流やその昔

 (俳句)とどろける滝のしぶきを拝みたる
 
 集合写真 鴻巣燈台にて

 世阿弥ゆかりの地松ヶ崎  飛沫(しぶき)が懸かる 美しい滝(養老の滝)

 雨が止むうちに昇竜棚田にに登りました。島内の宮大工の専門学校の生徒が作ったという展望室から海に階なす昇竜棚田と沖を通る大型船が一望です。展望室の卓を囲んで宿のお弁当を拡げて間もなくでした。
 今度は驟雨の後豪雨となって棚田の景色は一瞬に墨絵の世界となりました。
 ランチの後は豪雨の中を海に出て海岸道路を姫崎燈台へ向かいました。
 姫崎燈台は今年5月に国の重要文化財(建造物)に指定されました。
 最後に順徳上皇ゆかりの宮を訪ねました。由来書に順徳上皇を偲ぶ物語が記してありました。

 (俳句)青梅雨の昇竜棚田美しき
 (俳句)廃帝を偲びし夏の物語

棚田は一瞬に墨絵の世界
 集合写真 姫崎灯台にて
 仰ぎ見る
 龍王伝説の地  集合写真 名残惜しの一枚 

  これで2日間のミッション完了となりました。今回は天候には恵まれなかったものの、思い出に残る旅ができました。リーダーさん、ガイドさん、参加者のみなさんありがとうございました。(おわり)