会山行紀行文 2025年
7/6(月)
曇り
ラビスラズリと
親不知レンガトンネル

参加者 (紀行文) 2461 T/T
No-T65 グレード:E
28名
 担当リーダー 2339 C/T (男性9名・女性19名) (写真) 2461 T/T
≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)=巻潟東IC=栄PA=北陸道=糸魚川駅(8:55)=親不知観光ホテル(9:20)…親不知コミュニティロード…親不知レンガトンネル…親不知観光ホテル(10:40)=親不知海岸(石拾い11:00-12:00)=糸魚川駅(12:25)=漁場傳兵(昼食12:30-13:20)=フォッサマグナミュージアム(13:30-15:00)=フォッサマグナパーク(15:10-16:10)=渡辺酒店(16:15-40)=新潟駅(19:12)
≪紀行文≫
~~~ユネスコ世界ジオパークを巡る糸魚川の旅~~~

 糸井川は日本で初めてユネスコ世界ジオパークに選ばれ、国際的に価値ある地質遺産が存在するとても重要な地域です。
 フォッサマグナを中心に地質や自然は貴重で多様性に富み、大昔からの歴史や文化が発展し「世界にここだけ」が沢山ある特別な所です。
 今回は一日で6ヶ所を巡るというスケジュールの盛り沢山の会山行でした。

 当日の天気予報は雨、新潟から糸魚川ICまで雨が降っていたのでバスの中で上下カッパを着て歩く準備整えていましたが、糸魚川駅に着くと雨は上りガイドさんが乗り込んでくると「今日は大丈夫だよ、水飲むのを忘れないでね!」と言われほっとしました。ガイドは1名の予定でしたが、試験に合格したばかりという新人ガイドさん男女2名も加わり3人体制でよりパワーアップした感じです。
 糸魚川駅から親不知迄20分、バスの中でのレクチャーはガイドの熱いトークが炸裂し持ち込んだ沢山の資料や宝物の石等白熱した勉強の場になりました。
 
 1ヶ所目は国指定名勝天険親不知にある親不知コミュニティロードです。親は子を忘れ、子は親を忘れるという北陸道最大の難所です。北アルプスの北端が海に落ち込んでいて、直ぐ上の山から高さ400m以上もある断崖絶壁で長さは15kmにも及ぶ長い海岸線です。
 親不知の語源になっているのは平清盛の弟で平頼盛の妻が子供を波にさらわれた悲しい歌で、その歌碑が建っていました。実際明治までは波打ち際を通る非常に危険な道でした。
 私達が歩いた親不知コミュニティロードの「明治に道」は人力で断崖を削って難工事の末に出来ました。この道が完成した時には明治天皇が視察に訪れたそうで「日本の道100選」に選ばれています。入口には白馬岳登山の際に訪れたウエストンの銅像があり、毎年この前で海のウエストン祭りが開かれます。
 此処から水平に800m進み崖の道を90m下がります。大正元年に完成した旧北陸線の長さ700mのレンガトンネルを通り、更に下って栂池新道の起点になっている波打ち際迄行き日本海にタッチして、遥か上に見える国道8号線迄崖の道を登り返すという一周1時間半の過酷な遊歩道です。皆さんへとへとになりながら頑張ってありきました。
 情熱的なガイドさん
明治の道 矢如砥如
 ウエストン銅像
 90m崖下る  トンネル入口 

 暗いトンネル  栂海新道起点 親不知の断崖

 2ヶ所目は親不知海岸の石拾いです。糸魚川海岸は日本一多くの種類の石が拾える海岸として有名です。
 先ず海岸に出る前に翡翠ふるさと館に行き、世界最大級のヒスイや縄文時代からの勾石加工等を見学してきました。
 ひすい広いのコツは波の荒れた日の翌日、人が拾う前の早朝、ヒスイは重いので波打ち際だそうです。此処は県外の人が多く自家製グッズ持参で、すぐ近くにいた人は千葉県からで3回目という男性と福井県から4人家族でした。
 ヒスイの他に炊飯器やお風呂に入れると薬効がる薬石(石英斑紋岩)を持ち帰った人が多かった様です。
世界最大級のヒスイ
広い親不知海岸 ヒスイ発見か?

 3ヶ所目、糸魚川に来て絶対に欠かせない海の幸を味わう食事です。

 リーダー推薦の漁師の寿司屋「漁場傳兵」の海鮮丼は大きな器に10種類の魚貝海老とあら汁、小鉢付きです。
 新鮮で肉厚プリプリ、皆さん口々に「美味しい!」を連発。あら汁ふわふわの大きな身がついて味も最高でした。
 是非もう一度行ってみたい店でした。

海鮮丼 美味しい昼食

 4ヶ所目がやっと本命のホォッサマグナミュージアム、ラピスラズリーです
 ホォッサマグナミュージアムは日本列島の成り立ちや歴史を見て触れて体験でき、200インチ巨大スクリーンや大きな講演ホールやミュージアムショップを備えた石と地球のミュージアムで、世界最大級のヒスイコレクションの美しさに圧倒されます。.

 講演ホールで20分間学芸員による勉強家の後、実物のラピスラズリーの前で説明を受けました。本物はキラキラ輝き、ブルーがとても美しく魅力的でした フォッサマグナミュージアムの展示会場は6ヶ所あり送恵行けば行くほど面白くなる構造になっていて、展示物が大杉て時間がかかかります。私は県山協の研修と今回で来るのが2回目でしたが2回とも一番良いところで時間切れでした。
 
 ホールで講演
重いヒスイ
ラビスラズリ 展示室

 5ヶ所目はフォッサマグナパークにあるフォッサマグナ断層露頭を歩いて見に行く1時間半の行程です。

断層露頭は崖になっていて東(茶色)アメリカプレート、西(灰色)ユーラシアプレートで色の違いを目の前で見れます。その色の境界が糸魚川ー静岡構造線で日本列島の地質を東西に分けている断層です。

 終点では枕状溶岩の崖を見る事が出来ます。海底火山が細長いソーセージ状に積み重なり出来た断層です。
フォッサマグナ
糸魚川--静岡構造線

左足ヨーロッパ、右足アメリカ
左足西日本、右足東日本 枕状溶岩の崖

 6ヶ所目は男山酒造。プラタモリでも紹介され、糸魚川ー静岡構造線が家の中を通っています。この酒造店では買い物の他に2種類の井戸水が飲めます。飲んどみると糸魚川ー静岡構造線の西側と東側では水質が全く異なり、一口で味の違いが分かりました。西側が軟水でふくよかで柔らかい味わいの酒、東側は硬水で力強い辛口の酒が出来、根知男山酒造では主に西側の水を酒造りに使用しているそうです。

道路から家を通る構造線
敷地内の構造線 東西の水の試飲

 今回行ったのは糸魚川のほんの一部分だけでしたが、フォッサマグナがあるお陰でとても豊かな自然や歴史に触れる事が出来ました。
 楽しい会山行ありがとうございました。