会山行紀行文 2025年
10/30(木)
晴れ
谷川岳一の倉沢出合
参加者 (紀行文) 2011 Y/O
No−T49 グレード:D緩 25名
 担当リーダー 2038 M/S (男性3名・女性22名) (写真) 2011 Y/O
≪コースタイム≫
新潟駅(7:10)=(関越道経由)=谷川岳ヨッホロープウェイP(10:10-10:30)…マチガ沢出合(11:05)…一の倉沢出合(11:50-12:30/昼食休憩)…谷川岳ヨッホロープウェイP(14:10-30)=(往路を戻る)=新潟駅(17:30)
≪紀行文≫
 一の倉沢へ続く国道291号線の歴史は明治時代に遡ります。江戸末期から清水越え古道が注目され、清水峠を越えて群馬県と新潟県を結ぶ重要な山岳ルートであり、当時は「馬車道」として整備されました。
明治9年には一の倉沢出合や武能沢出合に休息所が設けられ荷物運搬や宿泊の拠点として利用されました。明治18年には清水越え国道(旧国道8号)が完成し現在の国道291の原型となりました。一の倉沢は谷川岳の東面に位置する高さ1000mの岸壁で日本三大岩場に数えられます。昭和初期から本格的なロッククライミングの対象になり多くのアルピニストが挑戦してきました。谷川岳は「世界一遭難者が多い山」としてギネス記録に認定され、その多くが一の倉沢で発生しています。

(俳句)魔の山の峨々の岩角天高し 
(俳句)魔の山に殉難の碑や秋行けり 
(俳句)快晴の谷の深きに照り紅葉

 
 車中から滝雲

西黒尾根登山口
白毛門見えたー! おお!マチガ沢―!

マチガ沢の大岩壁
名前の由来がここに 先ずはパシャリ!
 白毛門をバックに  背景はマチガ沢
クライミング練習岩
残置ボルトが 樹相がきれい
 馬車道名残の石垣
 滝沢第三スラブが美しい  (集合写真) 一の倉沢をバックに  
 
 又の名を「猫の耳」の愛称で呼ばれる双耳峰の谷川岳は手前の「トマの耳」には薬師瑠璃光如来が祀られ「薬師岳」と呼ばれた時代もありました。「オキの耳」は奥を意味し富士浅間神社の奥の院があり、古くから霊峰として信仰の山でもありました。
(俳句)信仰の山にうすうす初雪来(く)
(俳句)大スラブベンチに眺め秋惜しむ
(俳句)紅落葉黄葉を拾ふも旅心


 行程は予定通り、予定時間ぴったりに新潟に着きました。今日は快晴の秋日和の一日、思い出に残る山旅が出来ました。引率のリーダーさんありがとうございました。参加された皆さんもお疲れ様でした。(おわり)

お点前準備中 お先に一服

乾杯〜!ちょっと変?
衝立岩と紅葉と 滝沢第三スラブと衝立岩

名残惜しの一倉沢
ムキタケだ―!! 熊さん哀れ