会山行紀行文 2025年
4/2(水)-3(木)
曇り・雨
大平山〜晃石山
焼森山〜鶏足山
参加者 (紀行文) 2461 T/T
No−T11 グレード:D上 19名
 担当リーダー 2339 C/T (男性2名・女性17名) (写真) 2461 T/T
≪コースタイム≫
≪4/2≫
新潟駅(6:10)=安田IC=大平山遊覧道路(桜のトンネル)(10:15)=謙信平(10:30)=山田家・昼食(11:00-11:50)…大平山神社…大平山(12:45)…大平山神社=髄神門(13:30)=六角堂(13:45)=大中寺(14:20-15:00)=道の駅ましこ=益子館里山リゾート(16:30)(泊)
≪4/3≫
宿(7:45)=焼森山登山口(8:20-8:40)…ミツマタ群生地@…雷神神社…ミツマタ群生地A…焼森山(10:50)…鶏足山(11:25)…焼森山登山口(12:20)=陶芸の森 長谷川陶苑(昼食13:10-14:00)=益子陶芸美術館(14:00-14:40)= 新潟駅南口(19:26) 
≪紀行文≫
〜〜〜七不思議と「森の妖精」ミツマタ満開、花のトンネル〜〜〜
 焼森山はミツマタの群生地です。森の中に咲く見渡す限り満開の黄色い花。光りが差し込むとまるで妖精が舞い降りた様な幻想的な雰囲気を演出してくれます。
 今回の山行は
 @山全体が満開さくらの名所大平山     A上杉謙信ゆかりの寺社仏閣    Bミツマタの花群生地遊歩道
 C焼森山〜鶏足山縦走            D益子焼
と盛り沢山の山行でした。
 一日目は11:00迄雨予報、バスの中でリーダーと運転手さんと相談して回る順番を変更し雨に合う事無く回れるようになりました。また栃木県大平山までの車中4時間半は、各所観光スポットのレクチャーと恒例のクイズ大会で飽きることなくあっと言う間に到着。お陰で知識を十分頭に詰め込む事が出来ました。ずーっと喋りっぱなしのリーダーはかすれ声になっていました。
 大平山は花の山です。麓にある「桜のトンネル」は満開の桜並木が2km以上続き見事です。車窓から一面黄色い花のジュータン菜の花畑もあちらことらに観られます。

 最初の見学地、謙信平は上杉謙信が訪れた事から名付けられました。晴れていれば関東平野が一望でき、スカイツリーや富士山も観れます。日本三景にちなんで「陸の松島」と称されるほど景観も美しく、栃木一の夜景の名勝「一千両の夜景」と言われる場所でもあります。

 昼食は栃木県で一番標高の高い茶屋山田屋です。蕎麦がお勧め、太平山三大名物は玉子焼き、焼き鳥、だんごです。3cm以上ある玉子焼きは甘くてふわふわ絶品!大ぶりで肉厚ジューシーな焼き鳥2本、プリッとしていてタレも美味しく「こんあ美味しい焼き鳥初めて!」の声があちこちから。団子は10個、ヨモギと白色のアン団子「もお食べるのは無理!」。
 
車窓からの菜の花
謙信平から関東平野 ふわふわ玉子焼き 山田屋さんの大平セット

 山田屋から歩いて直ぐの所に大きな大平山神社があります。大平山の山頂から栃木市を見守り827年平安時代の初期に、あの有名な滋覚大師円仁により創建されました。
 参拝後、大平山登山開始。晃石山は行かないことになったのでゆっくり歩いてピストンです。

 奥の院を通って山頂の富士浅間神社に到着。直ぐ上の山頂三角点で記念撮影。

 帰りに大平山神社随神門を見学しました。建築したのは暴れん坊将軍徳川吉宗です。赤くて迫力のある大きな門です。
 門を潜り見上げると本殿に続く1000.段の階段が美しく見事でした。
 門の前には色とりどりの巨大な花を付けた椿の木が何本もあり撮影スポットになっています。
 
大平神社にて集合写真 
急坂を注意して下山
狭いけど大平山山頂
隋神門で椿を撮影

 次は六角堂。京都頂法寺の六角堂を模した形になっていて、栃木県でもっとも古い木造彫刻の虚空蔵菩薩が安置されています。
 寺に続く石段の両側は一面の二輪草の群落で白く花盛りでした。
 最後に七不思議で有名な大中寺です。雨月物語の青頭巾の舞台になった寺です。また上杉謙信が北条氏康と和議を結んだ寺でもあります。

 この寺でのミッションは七不思議を探すことです。「不断のかまど」「油坂」「根無しの藤」「馬首の井戸」「不開の雪隠」「車山一口拍子木」「枕返しの間」などの不思議な話しが伝わっています。

 順番に探して行きますがなかなか見つかりません。すると突然”変なおじさん”が現れガイドをしてくれ無事見つける事が出来ました。
 
六角堂 

桜満開大中寺  不断のかまど  七不思議を探し終えて

 一日目の予定を終えて益子里山リゾートホテルに到着。ホテルではゆったり時間が戸ってあり十分温泉を楽しむことが出来ました。大きなホテルの中を迷子になりながらお風呂に着くと窓の正面には花が広い滝が流れています。広い湯舟には名物益子焼の大きな土瓶があり口から大量の温泉が溢れ出ています。
 食事は朝夕とも一人一人に豪華なお膳が付き、ちょっと食べきれないかもなー!と言う程のボリューム万点でした。夕食は大変盛り上がりT会長とTさんいよる「天城越え」に拍手喝采。続いて皆で参加して「佐渡おけさ」と「新潟甚句」の大民謡流し大火になりました。
 二次会は男子部屋の「スナック〇見」に集まり日本酒を頂きました。お開きで長い一日が終わりました。
豪華な夕食 美味しそう ピースでほっぺが落ちそう スナックのマスター?

 二日目は朝から弱い雨が振っていてカッパを着てスタート。ミツマタ群生地の入場料は一人500円でした。
 森の中を縫って歩く遊歩道は黄色い花のトンネルです。森全体を金色に染める「森の妖精」ミツマタの花が埋め尽くし幻想的な世界が広がります。ぼんぼりのような丸い花は良い香りもします。
 ミツマタの木は和紙の原料となり1万円札になります。第一群生地、第二群生地を通り雷神神社にお参りしてから緩やかに登山道に入ります。焼森山から鶏足山への縦走は雨で身体が冷え、声を掛け合いながら協力し合って登頂。無事下山することが出来ました。
 帰りにミツマタ入場チケットで抽選が出来、19人中7人が豪華景品をゲットすることが出来ました。

 カッパ着てスタート
 ミツマタの花のトンネル ミツマタ群生地入口で 
ミツマタの花の中
 ミツマタの森 鶏足山の山頂にて 

 最後は益子陶芸美術館。一度は名前を聴いたことがある有名な濱田庄司やイギリスのバーナードリーチ等、エネルギーが満ち溢れた豪快な造形で豊かな色彩が魅力的な作品ばかりで圧倒されるほどの別世界が広がっていました。

益子焼展
二人は真剣に 益子焼凄い

 今回はリーダーをはじめ各会員が色々な所で代わる代わる場を盛り上げて下さり大変面白い山行になりました。また雨と寒さの中の縦走は皆が一致団結して全力を尽くし頑張った事で感動が生まれたと思います。
 自分にはとっても貴重な体験になりました。改めて会山行は良いなと思いました。
 ありがとうございました。

≪花の写真≫

 ニリンソウ  白い椿 紫の花

ミツマタ ミツマタの森