会山行紀行文 2024年
4/12(金)
晴れ
(ひだ)
斐太歴史の里

参加者 (紀行文) 2013 A/A
No−T11  グレード:D緩  19名 (俳句) 557 T/K
 担当リーダー 2013 A/A (男性4名・女性15名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(8:05)=新井PA=斐太遺跡(10:30)…古代居住跡散策…鮫ケ尾城跡登山道…鮫ケ尾城跡昼食(12:00-12:50)…東登城道入口(13:30)=道の駅「あらい」(13:45-14:05)=高田城址公園(14:30-15:00)=新潟駅南口(17:15)
≪紀行文≫
〜〜〜山城本丸跡と高田城址公園」の桜花めぐり〜〜〜

 斐太の里は斐太遺跡群と観音平・天神堂古墳群と鮫ケ尾城跡が点在し、カタクリの群生地として知られている。
 1週間前頃から気温の高い日が続き、総合案内所の情報では5日前の日曜日が満開とのこと。
 トレッキング当日までカタクリの花が残っているか心配ではあるが、柿崎ICを過ぎると前方に白銀の妙高山・火打山・焼山の頸城三山を見ながら新井PAを降り斐太遺跡の駐車場に到着した。
 山城を登るので各自準備体操をしてから斐太遺跡居住地を歩いたが、カタクリの花はなかった。総合案内所の管理人の説明では鮫ケ尾城跡にまだ咲いているとのこと。
 鮫ケ尾城跡に向かって、ため池脇の遊歩道には名残のカタクリやイカリソウ、猩々袴、キクザキイチゲ、岩鏡等の花が見られる。ため池の遊歩道を過ぎると鮫ケ尾城跡に向けてつづら折りの登りから始まる。
 坂を上りきると雑木林に見渡す限り花の終わったカタクリの群生地が広がっている。群生地の中の緩やか登山道を歩くと右手斜面にピンクの花の岩鏡群生地に歓声があがった。


(俳句) 越後路はすでに耕しあちこちに   青空へ峰の残雪山日和
     片栗の少し疲れて斐太遺跡     一の丸跡青空へ木々芽吹く

準備して出発 古代住居跡散策 ぬま池遊歩道を歩く
つづら折りを上る カタクリ群生地を歩く 急登に向かう

 最初の急登を上がると平坦な一の丸跡から眼下に頸城平野を眺め、上には本丸跡の旗がみえる。
 その後、一番難所のロープ設置の急坂を慎重に登るとまもなく本丸跡の展望小屋が見えてきた。本丸跡直下には花の咲いたカタクリの群生地があり、また白い花のカタクリも一輪見ることができた。
 桜の木も2本ありいずれも満開に咲いて我々を迎えてくれた。
本丸跡が見えてきた 本丸跡直下の群生地 遠く開田山脈

 本丸跡はある程度の広さがあり「鮫ケ尾城」の標識と展望小屋がある。前方には直江津港や米山、残雪の開田山脈、後方には白銀の妙高山・火打山と360度の展望である。
 昼食後は野点のお茶をいただき下山は来た登山道を怪我のないように慎重に降り、人家脇にある東登城道入口に到着した。

(俳句)本丸跡の野点や桜散る   下山道芽吹きの色の更に濃し
 本丸跡で昼食
慎重に下山 集合写真

 午後に予定していた「観音平遺跡」はカタクリの花は終わっているためパスして高田城址公園に向かった。桜の花は満開で団体バスの駐車場から地元の観光ボランティアの方から短い時間であるが、城址公園の開花標本木やしだれ桜の見どころの案内と説明をしてもらった。
 天候に恵まれ斐太歴史の里のトレッキングはカタクリの群生地の花は終わっていたが、満開の本丸跡の桜と高田城址公園の桜の花を満喫しました。
(俳句) 城跡の桜トンネル飛花落花

     山旅の一日歴史と花に酔い
高田城址公園の桜 三重櫓と桜

≪主に咲いていた花≫