会山行紀行文 2024年
3/23(土)
曇り後雨
雪割草と日蓮さまの道
参加者 (紀行文)2052 M/T
No−T6 グレード:D緩  42名 (俳句) 557 T/K
 担当リーダー 2052 M/T (男性5名・女性37名) (写真) 2052 M/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(8:05)=巻潟東IC=シーサイドライン=道の駅良寛の里わしま(9:40-10:10)=久田集落(10:20-10:40)…久田城址(11:00-11:10)…六万部塚(11:50-12:00)… 村岡城址(12:10)…妙法寺(12:20-13:50)…=寺泊アメ横・買物(14:15-14:45)=巻潟東IC=新潟駅南口(16:00)
≪紀行文≫
〜〜〜温かいおもてなしに大感激〜〜〜

 21日(木)の天気予報が悪く23日(土)変更になりましたが、予報が変わり当日は雨模様となってしまいました。出発時は曇り、県境の山々が美しく見え、シーサイドラインからは墨絵のような佐渡と日本海を眺めることができました。「道の駅良寛の里わしま」で靴を履き、豪華賞品が当たるスタンプラリー応募のスタンプを押して準備OK。途中、ガイドを行ってもらう地元のKさんにバスに乗ってもらい久田に向いました。

 久田集落では日蓮が休んだという「腰かけ石」があります。腰かけてみると佐渡が良く見え、日蓮がどんな思いでこの風景を眺めたかと思うとロマンが膨らみます。隣には、日蓮が水を飲むと水が黄金に輝いたという「金清水井」もあります。
日蓮さまの道の始まり 日蓮上人の腰掛の石 伝説の金清水井

 茅葺屋根の残る久田集落を抜けると、これから登る久田城址が見えてきました。直登はきついので、「日蓮さまの道」の起点がある尾根道から上ります。そこを登ると緩やかな里山歩きなります。曇天のため、ひそと咲いたキクザキイチゲの群落が迎えてくれました。

 (俳句)今年また来たかとわしま山笑う

 三つの空堀を越え、滑らないように注意をし、久田城址に到着。
 久田城址の海側は切れ落ち、かつては第二の「親知らず子知らず」といわれたそうです。そのため、これから歩く北国街道がわしまの山沿いにつくられ、日蓮が佐渡配流のさい歩いたので「日蓮さまの道」とも言われています。お天気が良いと360度の眺めが楽しめるのですが、あいにくと天気が下り坂、先ほどまでよく見えた佐渡も見えなくなりました。しかし、出雲崎方面の海岸線の眺めはまた格別のものでした。

 再び、日蓮さまの道に戻ります。この遊歩道はアップダウンが少なく、とても歩きやすい道です。雨が降り出しましたが、たくさんのユキワリソウ、キクザキイチゲ、ショウジョウバカマ、カタクリ、ミツバオウレンが迎えてくれました。経文を収めたという六万部塚をめぐり、村岡城址を見学し妙法寺へ。

 (俳句) 雨の来て片栗ひそと花を閉じ  雪割草よけ六万部ひとめぐり
 元気に出発  趣のある久田集落 雪割街道の幟旗 
 出発にあっての説明  これから登る久田城址  尾根への登り
大木に抱かれた石碑 久田城址への最後の登り 出雲崎町の海岸線の眺め
久田城址の説明 雪割草を写真に収め 村岡城址の説明

 お寺の皆様が七面堂にスートーブを何台も入れ、暖かくして待っていてくださいました。福住職さんから日蓮や七面天女の講話を聴き、暖かい部屋で昼食をとることが出ました。
 地元のKさん、妙法寺さんの温かいおもてなしに大感激でした。お陰様でお腹も体も、そして心も芯から温まることができました。行程の最後は寺泊アメ横です。美味しいものを買い帰路につきました。

 (俳句) 日蓮の法話に春の雨あがる  参道の水仙雨に香りをり  春魚の土産で山の旅終る
副住職の講話 ほっこりとランチタイム 寺泊アメ横での買い物

≪出会った花々≫