会山行紀行文 2024年
4/27(土)
曇り
(おおくらやま・すがなだけ)
大蔵山・菅名岳

864.2m
  909m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
No−32  グレード:C上  25名
 担当リーダー 2232 S/K
(男性8名・女性17名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
いずみの里奥登山者用駐車場(7:25)…案内板広場(7:40)…四合目(8:40)…大蔵山(9:45-10:00)…三五郎山(10:25)…菅名岳(11:15-12:00)…三五郎山(12:45)…大蔵山(13:05)…四合目(14:00)…案内板広場(14:45)…駐車場(14:55)
≪紀行文≫
〜〜〜透き通る様な、今しか見られない新緑の中を歩いてきました〜〜〜

 大蔵山から菅名岳は大好きな山の一つで、ヒルが活動する時期を外して、毎年何度かお世話になっている山です。新緑がきれいなこの時期の大蔵山から菅名岳を皆さんからも楽しんでほしいと思い、会山行を企画しました。
 大蔵山に登って菅名岳まで歩いた場合は、たいてい丸山尾根を下山するのですが、残雪があるこの時期の稜線歩きが楽しいので、復路も菅名岳から大蔵山に戻って稜線をたっぷりと歩いて下山することにしました。

 集合場所はいずみの里奥の登山者用駐車場で、集合時間の30分前に到着したのですが、既にかなりのメンバーが到着していました。今日の山行への意気込みが感じられました。参加者は申込が28名あったのですが、直前にキャンセルが3名あって、25名の参加となりました。それでも大所帯での山行です。

 7:25、予定の時間よりも20分程早く登山口を出発することができました。
 案内板広場には、橋があります。濡れている場合は滑落の心配があるのですが、今日は乾いていてさほどの不安もなく渡ることができました。
7:25、予定より20分も早く出発しました 今日の橋は、滑らないので不安も少ないです

 登山口から大蔵山頂まではおよそ800mの登りとなります。最初は杉林の急登、3合目辺りからはブナ林の比較的緩やかな登りが続きます。ホウチャクソウやチゴユリが目にとまります。マムシグサやミヤマカタバミも見つけることができました。今日はお花の先生が沢山いて助かりました。
  大蔵山に登る途中で見つけたお花です

 この季節は、新緑がとてもきれいです。緑のトンネルの中を、順調に高度を稼ぎます。
新緑のトンネルを歩きます 快調に高度を稼ぎます

 4合目と7合目で休憩。今日は麓で25℃まで気温が上がる予報で、風も弱くて歩くと汗も出て結構暑いです。時折吹く風が気持ちよく感じられました。
4合目で休憩、今日は少し暑いです 7合目で休憩、風が吹くと気持ちいいです

 9:45、大蔵山頂に到着。ここまで2時間20分、予定よりもかなり早いペースで登った様で、申し訳ありませんでした。その分、隊列も間隔が開いてしまいました。
9:45、大蔵山山頂に到着 眼下に、大河・阿賀野川

 山頂からは粟ヶ岳と白山を望むことができましたが、黄砂の為か今一つスッキリとは見えませんでした。いつもお世話になっている角田山・弥彦山も辛うじて確認することができました。
粟ヶ岳と白山、黄砂の影響もある様です 大蔵山頂での集合写真、皆さん良い笑顔です

 大蔵山山頂の先、三五郎山の少し手前のピークからは、横山の奥に川内山塊を望むことができます。カールが美しい青里岳からその左の稜線の先に五剣谷岳、両者の稜線の奥に矢筈岳を望むことができます。五剣谷岳の手前に銀太郎山と銀次郎山が見えるのですが、今日ははっきりとは確認できませんでした。
稜線からの横山(手前中央)、奥は川内山塊  残雪歩きも楽しいです

 大蔵山山頂を過ぎるとイワウチワが沢山咲いていました。白い花弁のものから薄いピンクのものまで、その色にも濃淡が見て取れました。
 所々に残雪があって、暑く感じられる今日は、気持ちよく雪の上を歩くことができました。
  大蔵山から菅名岳への稜線にはイワウチワが沢山咲いていました、名残のカタクリも・・・

 11:15、大蔵山から1時間15分で菅名岳に到着。菅名岳が初登頂の方もいた様です。
 いつもなら飯豊の展望が素晴らしいのですが、期待したほどスッキリとは見えませんでした。少し残念。
 まるで初夏のような日差しの中、お昼を頂きました。時間もたっぷりとあったので、コーヒーもゆっくりと頂きました。
11:15、菅名岳山頂着、さっそく記念写真  山頂でお昼を頂きました

 お昼の後に集合写真を撮りました。お腹も満たされ、満足感もいっぱいです。
菅名岳山頂での集合写真、お昼を頂いてお腹も満たされ、満足感もいっぱいです

 12:00、午後の部の開始です。元気も回復して大蔵山に向けて往路を戻ります。復路は足並みもそろって、順調に歩くことができました。ただ、残雪のこの時期はブヨがうるさいです。手首やおでこ、首筋など、何か所も刺されてしまいました。虫よけの網があると重宝したようです。
大蔵山に向けて、往路を戻ります 大蔵山頂の小屋に戻ってきました

13:05、二度目の大蔵山山頂を経由して下山します。途中には、新緑がとてもきれいです。この透き通る様な新緑は今しか見られないと思います。
新緑がとてもきれいです 新緑の素晴らしさに、何枚も写真を撮りました
透き通るような新緑の中を歩きます 無事に戻ってきました

 14:45、案内板広場の橋を渡って、けがもなく全員が無事に戻ってきました。後はもう少しだけ林道を歩くだけです。

 今日の活動時間=7時間29分、歩行距離=12.1q、累積標高差=1077m。

 すでに初夏の様に暑かったですが天候に恵まれました。そして透き通る様な今しか見られない新緑とお花に恵まれ、仲間に恵まれ、とても楽しい一日でした。参加した皆さんに感謝いたします。ありがとうございました。