会山行紀行文 2023年
6/26(月)
(きたおおたまやま)
北大玉山
(朝日連峰)
1469m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
2名
(男性2名) (写真)  2232 S/K
≪コースタイム≫
針生平(5:55)…角楢小屋(7:05)…大玉沢出合(7:50)…蛇引清水(9:05)…大玉山分岐(10:05)…北大玉山(10:20−11:20)…大玉山分岐(11:30)…蛇引清水(12:05)…大玉沢出合(12:50)…角楢小屋(13:30)…針生平(14:30)
≪紀行文≫
〜〜〜最後の最後まで気が抜けない山行でした〜〜〜

 北大玉山に登ってきました。北大玉山は、朝日連峰の祝瓶山から大朝日岳に連なる途中の山で、一般的にはそれ程なじみは無いと思います。 そんなマニアックな山に行こうとのKさんからの誘いです。

 5:55、針生平を予定よりも少し早く出発。いきなり吊橋を渡ります。この先、大玉沢出合まで4カ所の吊橋を渡りますが、名前があるのは最初の吊橋・大石橋だけで、この他は名前が無いようです。下流から#1〜#4吊橋と記載させて頂きます。
荒川本流に架かる、#1吊橋・大石橋を渡る 祝瓶山分岐、左=針生平、右=カクナラ小屋

 #1吊橋は、祝瓶山に登る時に何度か渡っています。鉄板の橋板が架かっていて、揺れもさほどではありませんが、それでもストックをしまって両手を自由にして、慎重に一人一人渡る必要がありました。
 程なく祝瓶山に至る鈴振尾根の分岐を右手に見送ります。この先大玉沢出合まで、角楢小屋を経由して荒川本流に沿って2時間ほどのほぼ平坦な登山道を歩きます。
 荒川本流に架かる#2吊橋は、橋板が鉄板なのは良いのですが、左に少し傾いています。バランスを取りながら慎重に渡りました。
#2吊橋、左に傾いている #2吊橋を振り返る

 #3吊橋は、噂に聞いていた、橋板が一本丸太です。床に相当する2本のワイヤーの間に丸太がくくりつけてあるだけで、それも所々朽ちていました。丸太は信用せず、2本のワイヤーに対して出来るだけ足を直角に置くようにして、岩登りと同様3点支持でゆっくりと進みます。重心が高いと吊橋の横揺れと相まってひっくり返るのではないかとの不安や恐怖に襲われます。
 #3吊橋を渡り終えると角楢小屋に到着です。外見は立派ではありませんが、中を覗くと囲炉裏があって長い間使われた風格のようなものを感じました。大朝日岳を目指した幾多の登山者が利用したのだと思います。
#3吊橋は、橋板が一本丸太 角楢小屋、中を覗くと使い込まれた風格がありました

 最後の#4吊橋も一本丸太で、荒川本流ではなく大玉沢に架けられています。ここまでほぼ2時間の時間を要しました。
 大玉沢出合からようやく本格的な登りに掛かり、出合から稜線まで標高差700mの急登が続きます。途中、蛇引清水で休憩です。風も無く、タップリと汗を絞られました。
#4吊橋は、大玉沢の出逢いに架かる橋 標高1059mの蛇引清水に到着

 蛇引清水を越えて、1240mの稜線に出るとようやく展望が得られ、右手に鋭く屹立した祝瓶山が望めました。祝瓶山山頂から右手に伸びているのは鈴振尾根で、その後方には飯豊連峰がまだ白いです。
大玉山が見えてきました  屹立した祝瓶山と奥に飯豊連峰

 稜線には、今年初めてのヒメサユリが沢山咲いています。他にはアカモノも沢山。
 登山道の脇には、イワウチワかイワカガミと思われる葉っぱが延々と続いていました。お花の季節はさぞ素晴らしいだろうと想像されます。
  稜線はお姫様ロードでした
 
 10:20、北大玉山着。ほぼ予定の時間ですが、一つ先の平岩山迄行くのは、帰りの時間を考慮すると厳しく、北大玉山を今日の山頂としました。
奥に大朝日岳と手前が平岩山 大玉山(左)と祝瓶山

 北大玉山からの展望は実に素晴らしいです。左右に稜線が連なる平岩山、その奥にひときわ高い大朝日岳、稜線を左に中岳と西朝日岳が連なっています。西朝日岳から更に左に袖朝日岳に連なる尾根が続きます。右手は大玉山とその先に尖がった祝瓶山、その奥には飯豊連峰が見えていますが、雲に隠れていて飯豊の詳細は判りませんでした。振り返ると、鷲ヶ巣山の二つのピークと、少し離れて光兎山のピークも確認することができました。
 北大玉山からの展望、右奥が大朝日岳、稜線を左に中岳と西朝日岳。
 
 ゆっくりとお昼を頂いて、11:20、山頂を後にしました。
 稜線の下りはお花も楽しめますが、急登の下りではそうは行きません。1240mピークから蛇引清水での休憩をはさんで大玉沢出会まで、標高差約700mをいっきに下りました。足にかなりの負担を感じたので、途中からはペースダウンは必至でした。
 下りの稜線でもお花を楽しみました。特定はできませんがトキソウらしき花もありました 
 
 大玉沢出会からは吊橋が4か所待ち構えています。14:30、吊橋を無事に渡り終えて針生平に到着しました。
最後の最後まで気が抜けない山行でした。

今日の成果は、活動時間=8時間34分、距離=14.5km、累積標高差=1303m。

 最後まで緊張を強いられる厳しい山行でした。いつかは大朝日!とも思いますが、日帰りはとても無理なので、1泊になりますがその分荷物も重くなります。簡単な山行ではないのは間違いないです。
 誘ってくれたKさんに感謝します。貴重な山行をありがとうございました。