会山行紀行文 2023年
8/29(火)
晴れ
(なかあらさわ)
中荒沢万年雪@

参加者 (紀行文) 2426 S/K
No−T62 グレード:D  32名 (俳句) 557 T/K
 担当リーダー 2131 Y/S (男性3名・女性29名) (写真)2426S/K 2131Y/S
≪コースタイム≫
新潟駅(6:10)=巻潟東IC=(北陸道・関越道)=小出IC=奥只見銀山平(8:20-8:45)…中荒沢万年雪・本城の滝展望台(10:15-35)…銀山平(11:50)=乗船場(11:55-12:05)〜(奥只見遊覧船、昼食)〜奥只見ダム(12:50)…電力館…奥只見ターミナル(13:35-13:50)=小出IC=(往路)=新潟駅(16:20)
≪紀行文≫
〜〜〜“遊歩道”のさきは天然のクーラー!!〜〜〜

 朝6時に新潟駅南口へ。空は雲一つない青空。暑い暑い空気を吸う事に、もう疲れてしまった体には「万年雪」という文字だけで、アルプスの氷河見物に行くような気分で、楽しみにしていた山行である。
 巻潟東インターで会員を乗せ、越後川口で休憩をとり、順調に長いトンネルを抜け、銀山平に到着。正面には青空に屹立する荒沢岳の堂々たる山容が迎えてくれる。
 キャンプ場にて身支度を整え再度バスで移動。

 その後駐車場から15分ほど車道を歩く。
 日差しは眩しいが、木々の緑の中は涼しく、川のせせらぎが心地よい。山の風景は秋らしさが感じられる。
 前日雨が降ったのか、道端の草はしっとりと濡れ、小さなツリフネソウが咲いている。ススキもゆれている

(俳句) “トンネルの果ててダム湖は芒原(すすきはら)”
奥只見銀山平キャンプ場に到着
駐車場から歩きはじめ ツリフネソウ 歩く先に見える万年雪

 登山口に到着し、リーダーから体験山行者の紹介があり、登山スタートとなる。

 入り口でみんなの目に留まった看板には遊歩道と大きく赤字で書かれているではないか!!歩き始めたらすぐにジグザグの上り坂なのに・・・。なんで遊歩道なんだろう・・・この道が・・・という思いで登る。汗は流れるし、息はハアハアしてくるし・・・でも“なんだ坂、こんな坂!”と自分を励ましながら登る。

(俳句) “山萩と石多き道慎重に”  “谷音で残暑やわらぐ登山道”

 「遊歩道」という看板を作った人は、険しい荒沢岳を登った後、この道を登り、こんな程度は「遊歩道」だな・・ということでブラックユーモアかジョークで作ったのだろうか?この辺の地域の人にとってはこれくらいは登山とは言わないのか?カモシカの遊歩道という意味か?太いザイルも設置された登り坂もあるのに!こんなところは遊歩道だよ!とせせら笑っている人が木陰にいるような気さえしてくる・・・。

 ぬかるんだ道もあり、この先が思いやられるな・・などと考えながら進む。

 狭い吊り橋もあり、一人ずつしか渡れないという橋であり、恐る恐る歩く。

(俳句)“一人ずつ渡る吊り橋登山口”

 30〜40分で行けるところを1時間と計画してくれたリーダーに感謝しながらゆっくりと慎重に歩く。

 遠くに万年雪が見えると、天然のクーラーの風が吹いてくる!なんと涼しい!
 汗ばんだ肌に万年雪からの風が何とも気持ち良い。これまでの山道の疲れはいつの間にか吹っ飛んでしまう。

(俳句)“雪渓と真向ふ道や秋茜(あかね)”  “秋晴れを写し滝壺きらきらと”
 「遊歩道」の看板
狭い吊り橋 なんだ坂こんな坂を登る 展望台からの景色

 万年雪の展望台からの景色を満喫した後、河原まで歩いて下りることになった。
 万年雪から勢いよく流れてくる水は、それはそれは冷たく、手に触れた人は皆で“キャー、キャー気持ちいい!”“わーすごーい!感動する!”とワーワーキャーキャーと黄色い声!が河原に響く。皆さんの素敵な笑顔が青空に眩しい!
 そーか、この万年雪への道は・・・“山を遊ぶための道”だったのかと・・と皆さんの若々しい嬉々とした笑顔をみて納得したのであった。「遊歩道」
日本の“道”には柔道、剣道、華道、茶道・・・といろいろあるが、山遊びの「遊歩道」があってもいい・・・。なんとも粋な計らいをする人がいたもんだ。だからあえて赤字で書いてあったのか!「遊歩道」
河原に下る
河原で涼をとる 集合写真

 十分に万年雪と雪解けの川で遊び、来た道を慎重に下山。

(俳句)“秋草とロープに頼る下山道”
下りも慎重に 一本橋を渡る 無事下山

 下山し銀山平の遊覧船乗り場へ。ぎりぎりの時間で到着し、貸し切り状態の遊覧船の中で昼食。銀山湖を渡る風は頬に気持ちよく流れ、遠くには荒沢岳、さらに遠くには平ケ岳等々広々とした山並みが一望。少し雲がかかってきたが雨の心配はなさそうだ。
 船内ではT/Kさんの茶道のお点前もあり、優雅なひと時であった。

(俳句) “遊覧船中の茶席や秋のダム”

 奥只見ダムの船着き場に着き、電力館で奥只見ダム建設の歴史を学ぶ。
 1954年から6年間かけて建設された日本最大のダムであることに驚き、更にそのダムに集落が沈む前に、その集落を通って山に登った経験があるというT/Kさんの話に更に驚いて、今日の山行は無事に終わったのである。

(俳句) “ダムできる前のことなど秋の山”
遊覧船に乗る 船中で昼食 T/Kさんのお点前
船から山並みを眺める 電力館見学 ダム建設の歴史を学ぶ