会山行紀行文 2023年
11/23(木・祝)
晴れ
(うおぬま)
魚沼アルプス縦走

671m(トヤの頭))
参加者 (紀行文) 2467 K/G
No−119  グレード:C上  31名
 担当リーダー 2131 Y/S (男性2名・女性29名) (写真)2467K/G 2131Y/S
≪コースタイム≫
新潟駅(6:05)=小出IC=道の駅ゆのたに=鳴倉沢登山口(7:50-8:05)…鳴倉山(9:25-40)…トヤの頭(10:40-50)…涸沢山(11:10-12:00)…桑原山(12:30)…涸沢山登山口(13-20-35)=ゆうぱ〜く薬師(13:45-15:10)=(往路)=新潟駅(16:35)
≪紀行文≫
〜〜〜「ハナコ」さんに見守られて小春日和の縦走〜〜〜

 1週間前の天気予報は曇り時々雨。いつ中止の連絡が来るかと休み時間のたびに携帯をチェックしていたら、いつの間にか上向き予報に。神様、仏様ありがとう!噂の魚沼アルプスへ行ける!
 ところで、魚沼アルプスって?
 調べれば調べるほど?? 2021年から魚沼スカイランというトレイルランニングの大会が開催されているので大力山〜笠倉山〜鳴倉山の周回コースがどうも一般的らしい…。でも、今回はそのルートではないし…
 明日、リーダーに聞こうと諦めて眠りに入った前の晩でした。
 そして、当日は楽しい一日を予感させる朝焼けに染まる粟が岳と守門を見ながらスタートし、バスで一路小出へ。インターチェンジを降りてしばらく走った後、農家の集落の田んぼの中で突然止まります。「?道を間違えたの?」と思ったらそこが登山口でした。
 31名が4班に分かれ3名のサブリーダーが最後と班の間に入ってくれ、いよいよ明神コースから鳴倉山へ登山開始です。
朝焼けに染まる粟が岳と守門岳 田んぼの中の登山口 私たちは明神コースです

 薄暗い森林の中、朝露に湿った落ち葉に滑って転ばないように注意しながらしばらく登ると眼下に雲海が見え、ますます良い山行の予感がしてきます。

 季節外れのつつじの蕾や黄色や赤の残った紅葉の木々に励まされながら一歩一歩進めると太陽が差してきました。
眼下に広がる雲海 季節外れの蕾 ようやく出てきた太陽

 「十二の神」「見晴らしの松」「つつじの尾根」次々に現れる標識に「何も祀られてないね」「あれ、松がないよ」「つつじが咲く時にまた来たいね」などなど標識に突っ込んだり、感想を各々言いながら「おとみ坂」で鳴倉山のピークが見えて来ました。
 「あと少しだよ」と励ましながら頂上に着くと、360°の山々の大パノラマが私たちを待っていました。
 時計回りに下・上権現堂山、唐松山、毛猛山塊、未丈ヶ岳、越後駒ケ岳、中ノ岳、八海山、苗場山、妙高山・火打山・焼山、刈羽黒姫山、米山、とリーダーから説明を受け、まだ登っていない山に「いつかは…」と思いを馳せました。
 あれが鳴倉山!  鳴倉山(579m)山頂  左が下、右が上権現堂山
 毛猛山塊
越後駒ケ岳その後ろに中ノ岳、右が八海山 本日1座目の鳴倉山山頂で集合写真

 頂上で集合写真を撮り、次のトヤの頭へ向かいます。少し歩いて、その後ロープの崖を激下りするとそこに突然小さな池が!「鏡ヶ池」の名の通りこの日は風もなく、まさに鏡に映っているかのような記念写真を班ごとにリーダーが撮ってくれました。
 1班と岡村SL  2班
「エイエイオー」の3班と菅原SL 「4班の4」の4班と中村SL  斎藤CL

 鏡ヶ池を後にして坂を登ると次のトヤの頭のピークが見えてきました。後ろを振り返ると鳴倉山から歩いてきた縦走路が。正面に大きく構える未丈ヶ岳を見ながら鏡ヶ池から40分歩いて到着しました。
あんな遠くから歩いて来たのね 未丈ヶ岳 トヤの頭(671m)到着

 休憩をして、本日3つ目のピークの涸沢山へ出発です。歩き始めると頂上に白い標識が立つ多分涸沢山であろう山が遠くに見え、そこへ行くための激下りの後の激登り縦走路まで見せてくれました。けれど、トヤの頭から涸沢山までの間の縦走路は、傍らの木々から山腹まで見事な紅葉で、「わあ、綺麗!」と感動しているうちに涸沢山へ着きました。
 頂上には四等三角点もこっそりありました。ここで昼食を兼ねた休憩を45分間取りました。頂上は鳴倉山頂上同様の山々が見えましたが、特に越後三山の越後駒ケ岳がより近くになり、三角錐のカッコイイ山容に惚れ惚れしながら食べた昼食は永谷園のお茶漬けだけど、高級料亭の鯛茶漬けかと思わせてくれ、コーヒーもス〇バかな?と勘違いしそうなほどでした。
 昼食後、リーダーがドローンでいろいろなアングルから参加者の撮影をしてくれ、集合写真を撮って本日最後のピークである桑原山へ再出発しました。
 涸沢山への激登りと紅葉  四等三角点  読めない涸沢山標識
ドローン(上)と越後駒ケ岳 涸沢山での集合写真

 本日、3回目の下りと登りを繰り返し着いた桑原山で待っていてくれたのは塞ノ神の準備かと間違える冬囲いされた松でした。地元の人が縦走路の整備のみならず植物までも大事にしているという温かさを感じる光景でした。

 桑原山まで来たら後は下るだけです。しかし、これがまたまた激下りで足元に注意しながら湯之谷かんぽセンター登山口を目指します。右手には今日一日ずっと一緒だった駒ケ岳に見守られながら、左手には魚沼から湯沢までの豪雪地帯独特の高床式住宅群(1階が車庫で2・3階が住居、雪下ろしをしないで良いように屋根に傾斜がついている)がマッチ箱みたいだなあと眺めながら下りました。
塞ノ神のような冬囲いの松 桑原山(558m)山頂 マッチ箱みたいな魚沼の家々

 登山口付近で登山道整備をしている長岡市の長谷川さんという方にお会いしました。私たちが下りた登山口の道を挟んだ反対側に今年の春に仲間と笠倉山までの新しい縦走路を作ったので是非、石楠花の咲く5月過ぎに来てくださいとお誘いを受けました。斎藤リーダーに伝えると、来年の山行に考えているとの返答が!「できたら土日で計画して下さい」とちゃっかり希望をお願いしつつ、春はカタクリや雪割草、それに石楠花まで咲いているとしたらとても贅沢な縦走になるだろうと想像し、来年の楽しみがまた一つ増えました。

 一日中お天気に恵まれ、寒さ対策をしてきたのに良い意味で裏切られてタップリかいた汗は下山後の「ゆ〜パーク薬師」で綺麗に洗い流し、お風呂上がりの抹茶ソフトまで頂いて(ビールで乾杯している参加者も!)大・大満足の山行でした。
 設定したコースタイム通りにゆったり楽しく歩けるように、激下りのところでは待っていてくれ一人一人に気を配ってくれたリーダーに感謝です。そして、31名という大所帯にもかかわらず、ケガすることなく足並みそろえて歩き、かつ私の初紀行文を心配してくれた参加者の皆様、ありがとうございました。

*初紀行文で頼りない私なのでバスの中で聞いた他の参加者の感想です*
 Fさん:明るい登山道で、行く先と来た道が見え、下の集落や道路まで見ながら縦走することが新鮮だった
 Yさん:山の中に池があって予期せぬ出会いに驚いた。ヤセ尾根では紅葉に目を奪われてつまずかないように気を付けた
 Oさん:登山日和の日に明るい道を歩き、特にトヤ頭から涸沢までの紅葉が素晴らしかった。皆の足がそろっていてコースタイム通りだったのには驚いた。
 Tさん:お天気に恵まれ、整備された良い道を「ハナコ」さんを見ながら紅葉の中を歩き、「ハナコ」さんを見ながら昼食を食べて…皆様に感謝です

*おまけ:今回の山行でのビックリ3選*
1.5m高にあったカマキリの巣(小雪かな?) 春だと勘違いしてる岩ウチワ 何年かぶりに見たカマキリ

 最後に「魚沼アルプス」って?
 日本各地に「〇〇アルプス」と名付けられたご当地アルプスがあり、魚沼アルプスは2015年から地元のYさんが下記Dコースの伐開から始め、徐々に賛同するメンバーが増えながら、里山を切り開き、いろいろなコースの登山道や道標を整備した。
 コースとして
 @ 鳴倉山ピストン  A桑原山ピストン  B笠倉山ピストン  C大力山〜黒禿山〜笠倉山ピストン
 D鳴倉山〜桑原山縦走(及び逆コース)  E桑原山〜涸沢山〜トヤの頭〜駒の頭〜黒禿山〜大力山縦走
 F鳴倉山〜トヤの頭〜駒の頭〜黒禿山〜大力山縦走
 =ここまでが日本山岳会同好会「緑爽会」会報163号(2019年8月号)より抜粋=

 今回の山行はDのコースということになりますが、下山の登山口でお会いした長谷川さん達のように活動している方々がいるので現在も進化中?増殖中?ということでしょうか??