会山行紀行文 2023年
11/6(月)-10(金)
全日晴れ
(あそざん・たかちほみね・かいもんだけ)
阿蘇山・高千穂峰・開聞岳
1592m   1574m   994m
参加者 (紀行文) 2044 S/H
No−115  グレード:C上  17名
 担当リーダー 2044 S/H (男性4名・女性13名) (写真) 2044 S/H
≪コースタイム≫
≪11/6(月)≫
新潟(7:03)=東京=浜松町=羽田空港(11:40)=熊本空港(13:35)=亀の井ホテル阿蘇(15:30)
≪11/7(火)≫
宿(8:00)=仙酔峡インフォメーションセンター(8:20-8:30)…撤退地点(9:20)…登山口(10:45-10:55)=ホテル霧島キャッスル(14:40)
≪11/8(水)≫
宿(8:00)=高千穂河原(8:25-8:40)…高千穂峰(10:35-10:55)…高千穂河原(12:00-12:45)=霧島神社(13:05-13:20)=指宿フェニックスホテル(16:30)
≪11/9(木)≫
宿(8:00)=登山口(8:20-8:30)…4合目(9:20)…6合目(9:55)…開聞岳山頂(11:25-11:55)…登山口(14」45)=道の駅山川港活お海道(15:05-15:30)=宿(15:45)
≪11/10(金)≫
宿(8:30)=鹿児島空港(10:30-12:50)=羽田空港=浜松町=東京=新潟(18:10)
≪紀行文≫
〜〜〜十分満足の山旅だった〜〜〜
≪11/6(月)≫
 新潟より新幹線を利用して東京に、そして羽田より日本航空で熊本に出迎えてくれたのは大型バス、実は小型バスの予定が車の故障で急遽大型バスに変更になった。もちろん料金は変わらず、ただ大型バスは小回りが利かないため、山道でのすれ違いなど一抹の不安もあった。

 少し雨の降る天気の中、宿の亀の井ホテル阿蘇に到着、15時30分、九州は遠い、8時間30分の移動だ。

 部屋に入り、お風呂に浸かり長旅の疲れを取り、夕食を済ませてみんな早く寝ただろう。翌日から3日連続の山登りが始まる。
熊本の宿 亀の井ホテル阿蘇

≪11/7(火)≫
 朝食を済ませ8時にバスに乗り登山口の仙酔峡インフォメーションに行く。宿から20分の移動だ。天気はいいのだがこの日は風が心配、駐車場も意外と車が少ない。

 登山の準備をして、予定通り高岳(阿蘇岳の主峰)を目指して左側の登山口から登り始めた。
 なんとミヤマキリシマの狂い咲きがたくさんあった。秋なのに、でもこの時期にミヤマキリシマを見ることができるなんてすばらしい。よし運が開けたとこのときは思った。
私たちの乗る大型バス 仙酔峡インフォメーション 狂い咲きしていたミヤマキリシマ

 道はやや荒れた道、途中から石のゴロゴロした道になり風を強く感じられるようになった。さらに登ると岩尾根に出る。この先は狭い尾根道になる、風もより強く感じられ、この人数では危険だと判断し、サブリーダーに集まってもらい撤退を決断した。青空の中、下界の景色も良く見えたのに、残念だがみんなの安全を優先して下ることにした。まだ1時間も歩いていないのに、不満の会員も何人かいただろうが安全優先だ。
 石のゴロゴロした道を登る
阿蘇岳 撤退地点で

 下山してバスは霧島の宿まで約4時間の移動だ。熊本県から宮崎県を経由して鹿児島県の霧島市への移動だった。時間を節約するためお昼ご飯はバスの中で済ませた。宿に着いてお風呂と夕食を済ませ、この日も早く布団の中へ。

≪11/8(水)≫
  この日も天気がいい。登山口の高千穂河原まで25分、たくさんの登山者の車があったが、ここの駐車場は広い。

大型バス専用の駐車スペースも6台分くらいあった。

 準備をして鳥居をくぐり、しばらく広い道路が霧島神宮古宮址まで続く、その横から高千穂峰への登山道が始まる。
 高千穂河原で登山準備 高千穂河原を出発 

  しばらく石段が続き、それが小石の道になり、急に開けた場所に出る。

 森林限界を超え、赤茶けた大きな石がゴロゴロ、急な登りが始まり、見下ろすと下に登山口の駐車場が望まれる。
 黄色いペンキを頼りにさらに登るとお釜の淵に出る。
石のゴロゴロした道を進む 足元の不安定な赤茶みた小石の道 御鉢を上からのぞく 

 その淵を半周ほど歩き少し下って約200Mの直登になる。そこを登り切ると高千穂峰の山頂だ。広い山頂広場には多くの登山者が休んでいた。360度の景色が楽しめた。15分ほどの休憩ののち登山口までゆっくりでいいからと景色を堪能しながら下山した。
途中で休憩 霧島神社元宮跡 さらに階段を上がる、右は先程通った御鉢
高千穂山頂到着
高千穂山頂での集合写真 赤茶けた溶岩の道を下る

 指宿までの移動の途中霧島神社にお祈りして翌日の晴天をお祈りした。この日も3時間ほどの移動で九州の最南端まで来てしまった。
広い駐車場に帰ってきた 途中寄り道した霧島神社 帰りのバスの中から高千穂峰

≪11/9(木)≫ 
 この日は開聞岳に登る日。大型バスはふれあい公園管理棟まで入れず途中でバスを降りる。そこから自動車道をしばらく歩き登山口に。わずか標高924Mの山、登山口は120Mなので標高差は804M、山の姿も優しそうなので甘く見る。
 この山に前回登ったときに四苦八苦した経験がある。みんなにも簡単ではないとあらかじめ伝えていた。それが効いたのかこの日はそれほど苦労しなかったようだ。
 しばらくは樹林帯の中の細い道、下は柔らかい土の道、景色は望めない。5合目まで行くとそこが展望台になり池田湖方面が望まれる。
登山口までまだだがバスを降りる 5合目の展望台で その展望台からの景色

 そして7合目から岩場が現れ、途端に歩きにくくなる。でもこのあたりからは時々景色も望まれ、それが元気を与えてくれる。そしてハシゴや木の階段、ロープなどの助けを借りて登ると登山道脇に牧開神社の奥宮が現れる。その先が山頂だ。
 大きな岩がゴロゴロ、景色もよく風もそんなに感じられないので、そこで昼食とした。約30分の休憩の後、来た道を引き返した。帰りに道の駅に寄り、海産物などの買い物、そして宿に帰った。
岩場を登る 開聞岳山頂到着
 狭い山頂でのランチタイム
帰路立ち寄った道の駅「山川港活お海道」 開聞岳山頂での集合写真

≪11/10(金)≫
 この日は帰る日、雨の中、宿を8時半に出発、来る日も帰る日も雨、そして山登りの日は晴れ、実に運のいい日程だった。
東京からは新幹線で雨の降る新潟に。暖かい南九州から冷たい雨の降る新潟に戻ったのでした。

 今回は3座中1座途中撤退、でも天気が毎日良くて楽しい登山ができたのではないかと思う。事故もなくいい思い出ができたのではないかと。

 今回は移動が長すぎて観光など、ほとんどできなかったが、それでも十分満足の山旅だったと思う。
帰りに乗ったJAL 機体の模様は
デズニーワールド40周年記念だとか