会山行紀行文 2023年
10/14(土)
晴れ
(いわいがめやま)
祝瓶山

1417m
参加者 (紀行文) 2232 S/K
No-107  グレード:C上  23名
 担当リーダー 2186 K/K (男性7名・女性16名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
新潟駅(5:30)=針生平P(8:10)…祝瓶山分岐(8:40)…一ノ塔(10:55)…祝瓶山山頂(11:45-12:25)
…一ノ塔(13:05)…祝瓶山分岐(14:50)…針生平P(15:20)=新潟駅(18:30)
≪紀行文≫
~~~秋晴れの天気に恵まれ、祝瓶山の素晴らしい展望と紅葉を満喫~~~

 祝瓶山は朝日連峰・大朝日岳の南に位置して、その尖がった急峻な山容で知られています。また朝日連峰の紅葉は素晴らしいと云われており、10月中旬の紅葉真っ盛りの時期に、急登好きなKリーダーが祝瓶山を計画してくれたので参加してきました。
 秋晴れの天気に恵まれ、山頂からの360度の展望と素晴らしい紅葉を満喫することが出来ました。

 予定の時間にバスは新潟駅を出発、聖籠新発田IC下と道の駅関川で参加者が合流し、総勢23名が山形県の小国町へ向かいます。登山口の針生平の駐車場は狭く、5~6台で一杯になります。8時前に到着した時には、その手前の駐車スペースも既に停められない状況でした。さすがに紅葉が期待できる土曜日、明日からは雨予報なので日帰りが可能な祝瓶山に登山者が集中した様です。
 何とか駐車。準備を整えて、充分に体をほぐした後、8:10に出発です。歩き出してすぐに荒川本流に架かる吊橋を渡ります。吊橋は揺れるので、ストックをザックにつけて両手を自由にして渡ると安心です。橋に荷重を掛け過ぎないように、吊橋の中央にさしかかった辺りで次の者が渡るので、人数が多い時には時間がかかります。
充分に体をほぐします 荒川本流に架かる吊橋を渡る ちょっと怖いかも?

 吊橋を渡るとすぐに大石沢の渡渉です。飛び石伝いに渡ることが出来ます。朝日が黄葉の始まったブナの木々に差し込み、とてもきれいです。今日は天気が良いので、標高が高い所での紅葉に期待が高まります。
 30分程で分岐に到着、そのまま進めば角楢小屋を経由して大朝日岳に続きます。分岐を右に折れて祝瓶山の鈴振尾根に取りつきます。いよいよ急登の始まりです。
大石沢、渡渉もあります 紅葉の期待が膨らみます 祝瓶山分岐、急登の始まりです

 飯豊の足の松尾根のように木の根がはびこった、見上げるような急登が続きます。
 分岐から標高差で300m程、約1時間程登った標高700m辺りで登山道は一時的に南に向きを変え、尾根の分岐に差し掛かります。この辺りでようやく展望が開けてきて、左手には朝日連峰の主稜線を、そして前方には817mピークとその奥に一ノ塔・1239mピークを望むことが出来ます。
見上げるような急登が続く ようやく朝日連峰の主稜線が 817mピークと奥に一ノ塔

 分岐から2時間15分でようやく一ノ塔に到着。素晴らしい展望が待っていました。西の方向、新潟方面の沢の左手は白太郎山の様です。右手遠方の鷲ヶ巣山はピークが二つあるのですぐに分かりました。前方には祝瓶山手前の1350mピークを望むことが出来、紅葉した山肌が日に照らされとてもきれいです。
一ノ塔から、白太郎山(左)と鷲ヶ巣山(右奥)を望む 一ノ塔から、祝瓶山の山頂方面を望む
紅葉した一ノ塔を振り返る 前方に1350mピークと、ようやく左奥に山頂が

 標高1350mピーク付近には大玉山に向かう分岐があり、こちらの尾根も急峻です。前方には三角錐の様な形状をした祝瓶山の山頂部が大きいです。標高差にして70m程の鋭鋒がそびえていました。
祝瓶山の山頂部を望む、とても鋭鋒です 最後の急登を登る

 11:45、歩き始めてから3時間35分、ようやく祝瓶山の山頂に到着。360度の大展望が我々を迎えてくれました。目の前に西朝日岳~大朝日岳の主稜線、大朝日岳から手前に屏風を広げたような平岩山と更に手前に大玉山です。残念ながら飯豊連峰はほとんどが雲に隠れていましたが、辛うじて朳差岳とその右側に二王子岳を確認することが出来ました。飯豊連峰の左手に見える尖がった山は磐梯山、更に左は吾妻連峰と、近くの登山者の方から教えて頂きました。
11:45、祝瓶山の山頂着、360度の展望です 左奥から西朝日岳、中岳、大朝日岳、手前に大玉山

 360度の展望を楽しみながら至福の時間を過ごしました。食事の後は集合写真です。皆さん、満足感いっぱいの景色に負けない素晴らしい笑顔です。
 皆さん、満足感いっぱいの笑顔です

 名残惜しいのですが、12:25、山頂を後にしました。下りも急登です。転倒しないように気を付けながら慎重に下ります。
帰りたくないけど・・・、12:25、下山開始 帰りも急登です

 一ノ塔を13:05通過、祝瓶山分岐を14:50通過。吊橋も全員が無事に渡り終えて、15:20、針生平に到着しました。

 今日の成果は、活動時間=7時間14分、距離=9.3km、累積標高差=1104m。

 秋晴れの天気に恵まれ、祝瓶山の素晴らしい紅葉を満喫することが出来ました。山頂からの360度の展望も素晴らしかったです。企画してくれたKリーダーに感謝します。楽しい一日をありがとうございました。