会山行紀行文 2023年
7/4(火)-5(水)
晴れ
(あきたこまがだけ)
秋田駒ヶ岳
・抱返り渓谷・田沢湖
  1637m
参加者 (紀行文) 2288 M/N
No-68  グレード:C上  26名
 担当リーダー 2339 C/T (男性7名・女性19名) (写真)2288M/N・2339C/T
≪コースタイム≫
《一日目》
新潟駅南口発(6:10)=角館武家屋敷昼食(12:00-13:00)=抱返り渓谷散策(13:20-15:00)=田沢湖観光(15:15-16:10)=プラザホテル山麓荘着(16:30)
《二日目》
宿発(5:30)=アルパこまくさ乗換バス発(6:00)=8合目登山口発(6:40)…秋田駒最高峰男女岳着(8:20)…男岳(9:20)…女岳(11:10)…ムーミン谷(12:00)…国見温泉下山口着(14:20)=新潟駅南口着(21:00)
≪紀行文≫
~~~水の色と百花繚乱の山行を楽しみました~~~
 
 “火山女子”のTリーダーから「水の色とムーミン谷の花畑が見もの」と聞いて参加しました。

 テンクラは二転三転、「又、雨か 、 、」とがっかりしたが結局二日間ともA予報に好転した。

《一日目》
 車中は秋田県出身者二人の軽妙(?) な故郷紹介と道の駅立ち寄り等で長時間のバス移動も大いに楽しく過ごす事ができた。

 一日目は市内観光とグルメ、お昼は角館武家屋敷一角の「桜の里」の比内地鶏の親子丼で二日分のパワーを備蓄して武家屋敷見学の後、滝と岩の景勝地、抱返り渓谷トレッキングです。
回顧の滝
 抱返りグリーン
 今回の軌跡(クリックで拡大)
抱返り渓谷入口で集合写真
神秘的な抱返りグリーンの玉川を見下ろしながら散策して回顧の滝で集合写真の後、田沢湖へ向かった。
抱返りの道 回顧の滝で 吊り橋

 車中で六話に及ぶ悲劇の物語を受講後、辰子姫像を見学してから、境内の泉を飲んで永遠の美しさを望んだと謂れる御座石神社を見学した。
日本のバイカル湖 辰子姫像 田沢湖ブルー

 しかし、我が楽山女子は「せめて吉永小百合や栗原小巻の様であればいい」と悟りの境地に入ったらしく、泉を口にするメンバーはいませんでした。
 予定よりも早くプラザホテル山麓に到着、バイキング形式の夕食会場で盛り付けコーナーとテーブルとを何回も往復して明日に備えました。

《二日目》
 未明に朝食弁当の配分を受けると直ぐにロビーで完食、エネルギーの過剰備蓄ではあるが体力温存のため歩いて10分の「アルパこまくさ」までバスで移動した。

 午前6時40分、ハクサンチドリの花に見送られて8合目登山口をスタート、途中「今日出合った花々」という聞き慣れない名前の花に癒されルンルン気分で阿弥陀池を巻いて山頂を目指した。
                  出発間に集合写真

 登山口から1時間40分で秋田駒ヶ岳の最高峰男女岳に到着、眼前には秀麗な横岳と男岳がゆったりと広がって見えました。
男女岳の登り 先行するトレッカー 阿弥陀池を俯瞰
男女岳山頂にて集合写真 左手の男岳に向かう

 阿弥陀池広場から数十分で男岳山頂に到着したが、黒い溶岩に覆われた女岳に向かうハイカーも登山ルートも見当たらない。
 女岳を望む
男岳山頂 激急下り

 本当にあそこに行けるのか、と藪の激急下りにかかると今までのルンルン気分は吹っ飛びリーダーの指示も一オクターブ上がりました。

 丁度その頃、環天頂アークと呼ばれる極めて珍しい虹現象が発生、取材のヘリが執拗に我々の頭上を飛び回った。

 「なかなか手強かった」と女岳の登り返しにかかったが、この溶岩地帯は地肌が暖かく水蒸気が噴出している場所もあって、火山そのものだった。
幸せの前兆だと言うが 女岳山頂にて集合写真「爆発するぞ」と誰かが、落ち着かない。

 ゆっくりしている気分にはなれず集合写真だけで下山、ランチタイムの後、ムーミン谷の花畑へ向かいました。

 ここは花の名所、チングルマ、ヒナザクラ、ミヤマダイコンソウ、ミヤマキンバイなどの群生地で花に見とれて列が進まない。

 更に、その先の真っ黒なガレ場にはコマクサが咲き始めており、正に圧巻だった。
 残りステージは魔の時間帯、途中でストレッチを繰り返しながら慎重に下ると国見温泉の赤い屋根が見えて来ました。

 午後2時20分、バスの待つ国見温泉登山口に無事下山、二日間の健闘を讃え合ってバスに揺られ新潟へ向かった

 リーダーの大胆な発想と細かい気配りに感謝します、そして山行会務を担当してくれた方々、和気藹々と楽しませてくれた参加者の皆さんありがとうございました。