会山行紀行文 2022年
5/7(土)
晴れ
(にしまたのみね・たもぎやま)
西俣ノ峰~頼母木山
(その2)
1730m(頼母木山)
参加者 (紀行文) 2232 S/K
8名
(男性2名・女性6名) (写真) 2232 S/K
≪コースタイム≫
梅花皮荘(6:00)…西俣ノ峰登山口(6:15)…大曲り分岐(6:40)…十文字ノ池(7:10)…西俣ノ峰(8:10)…枯松峰(9:15)…三匹穴(10:35)
…頼母木平(11:35)…頼母木山(12:00-45)…枯松峰(13:55)…西俣ノ峰(14:40)…西俣ノ峰登山口(15:55)…梅花皮荘(16:10)
≪紀行文≫
~~~西俣ノ峰~頼母木山を楽しんできました~~~

 今春、西俣ノ峰から頼母木山に登る機会がもう一度あったので行ってきました。天気が良くて、仲間に恵まれ、とても楽しい山歩きでした。
 2週間前に登った時の学習から、この時期のこのルートを登るポイントは2点あって、一つは出来るだけ残雪を拾って歩く事と、頼母木平の笹薮をどのように歩くか、だと思います。残雪はうまく拾えたと思いますが、笹薮の登りで早めに藪こぎに突入し難儀してしまいました。

 6:00予定通りの時間に梅花皮荘を出発。5月連休も終わって、西俣ノ峰に向かう登山者は我々の他には数名いる程度でした。西俣ノ峰登山口からはいきなりの急登が続きます。2週間前はイワウチワが咲いていたのですが、ツツジの花に代わっていました。
今日も天気は最高です 見上げるような急登が続く 2週間前とお花も代りました

 登るに従って、ギザギザしたダイクラ尾根の向こうに本山が望めます。十文字ノ池で二回目の休憩。その度に美味しいものが出てきます。ごちそうさまでした。
 天気が良くて、雲一つない青空と、新緑の緑と、残雪の白のコントラストがとても素晴らしいです。
ダイクラ尾根の先に飯豊本山 十文字の池に到着 青と緑と白が、とてもきれいです

 残雪の急登をアイゼン無しで登りきると、ようやく西俣ノ峰に到着。飯豊本山から頼母木山の眺望が素晴らしいです。よく見ると頼母木山に続く、ダケカンバがある三匹穴、残雪の斜面の奥に頼母木平の笹薮のピーク、その左奥に頼母木山の山頂も望まれます。反対方向は、それまで見えなかった鉾立峰と朳差岳が木々の間に望めました。
ようやく西俣ノ峰に到着 鉾立峰と朳差岳 これから登る頼母木山方面

 枯松峰の辺りは残雪と夏道を交互に繰り返します。夏道は倒木が有ったり、藪化していたりと結構歩きにくいです。三匹穴の急登に取りかかる前にアイゼンを着けました。三匹穴への登りは、前回夏道を歩いて藪こぎで難儀したので、左側の残雪を拾って登り、その後右にトラバースしてから三匹穴に登ります。
 10:35三匹穴に到着、一息入れてこの先の登りに備えます。ここから頼母木山へは左に残雪の斜面、右に頼母木平の笹薮が続きます。前回はそのまま残雪を登って急斜面のトラバースがあって怖い思いをしたので、途中から右の笹薮に入るのが一番安全と思われます。
枯松峰からの頼母木山方面、近づいてきました 頼母木平の笹薮を登る、帽子しか見えません

 この辺り、と思って笹薮に突入したのですが、少し早すぎてしまいました。もう少し残雪を登った辺りが正解だった様です。背丈ほどもある笹が自分に向かって倒れていて、これをかき分けたり、跨いだり、つかんで登ったり。5時間登った後の登りの笹薮こぎは、とても大変でした。ようやく頼母木平に到着。皆さんとても元気です。頼母木山は目の前ですが、もうひと藪が待ち構えていました。
頼母木平から頼母木山を望む、もうひと藪有ります 頼母木平からの頼母木小屋、左奥は二王子岳

 12:00頼母木山山頂に到着。ちょうど6時間歩きました。地神山、鉾立峰~朳差岳、二王子岳~赤津山の展望が素晴らしく、この時期に飯豊の稜線に立つことが出来てとても嬉しいです。1カ月先のハクサンイチゲの季節が楽しみです。
頼母木山山頂からの地神山 頼母木山山頂からの鉾立峰と朳差岳

 山頂はとても風が強かったので、頼母木平との鞍部まで下りてゆっくりとお昼を頂きました。
中央に赤津山と、左奥に蒜場山 下山途中から三匹穴方面、奥は朝日連峰

 残雪の下りは結構早かったです。3時間25分で全員無事に梅花皮荘に戻って来ました。飯豊の展望を楽しみながら、湯船につかって汗を流し、家路の途につきました。 
こんな所もありました たった一輪のツバメオモト 全員無事に降りてきました

  本日の活動時間=10時間09分、歩行距離=14.3km、累積標高差=1636m。

 天気が良くて、仲間に恵まれ、とても楽しい山歩きでした。ありがとうございました。