会山行紀行文 2022年
3/23(水)
晴れ時々曇り
(ぶどうやま・しろやま)
葡萄山〜城山縦走

795.3m
参加者 (紀行文) 1861 K/Y
5名
(男性1名・女性4名) (写真) 1861 K/Y
≪コースタイム≫
葡萄スキー場(8:15)…リフト終点(9:40)…葡萄山(10:10-10:20)…城山(14:25-14:35)…越沢集落入口(15:15)
≪紀行文≫
〜〜〜葡萄山からの尾根は真っ白で、とても気持ち良く歩けます〜〜〜

 葡萄山塊の主稜線は旧村上市の下度山から新保岳、葡萄山などを経由して旧山北町の越沢(こえざわ)集落裏の城山まで連なっています。この稜線を全て走破したいと取り組んでいる人達がいて、そんな人達と山で多少は袖すり合った仲なので、1年前に葡萄山から城山への縦走を提案していましたが、スキー場が閉鎖した後で、雪が使えるギリギリのタイミングで実施することが出来ました。
 この頃の雪は締まっていてとても歩き易いのですが、雪面はいろんなゴミが付着して汚く汚れているのが常です。でも幸運なことに数日前に降雪があったのでしょう締まった雪の上を6〜7pほどの新雪が覆い包んでいました。登り上がったゲレンデも尾根も真っ白で、すばらしい雪面を歩くことが出来ました。

 二台の車で越沢集落近くに行き、路上の車寄せに一台をセットして葡萄スキー場に戻り、アイゼンを装着するなど準備を整え出発しました。
 営業を終了したゲレンデ上にはスキーで滑り降りた跡が一筋残っていました。
アイゼンを装着しています ゲレンデを登ります ゲレンデの途中から振り返りました

 リフトの終点にはマイクロ無線の反射板が2基建っています。この反射板を越えるとゲレンデの歩きは終わり、以降尾根の歩きとなります。
 反射板の先には広く気持ちの良い尾根が延びています。
反射板を通過します 葡萄山に向かう尾根 山頂直下の急登を上がる

 葡萄山の山頂到着、もやのようにかすんだ海上に、粟島がこれまたもやって見えています。
 葡萄山から向かう先の尾根は真っ白で、とても気持ち良く歩けそうでワクワクします。
葡萄山山頂到着 粟島がもやって見えます 向かう先の尾根

 葡萄山の山頂から先には急傾斜の下りが在ったりしますが、気持ち良い尾根歩きが続きます。尾根から周りに目をやれば、山なみが果てしなく広がっています。
 標高が低くなれば積雪が浅くなり、いずれ藪が出てきます。たっぷりの積雪がある綺麗な尾根上で食事を摂りたいので、あまり標高が下がらない時点で昼食を摂りました。           
綺麗な尾根です 急傾斜の個所もあります 尾根からの風景、最奥は飯豊の山なみ

 標高が下がると大きな木が出てきます。標高が400mを下回ると積雪が浅くなり藪っぽい尾根になります。
杉の巨木 ブナの巨木 尾根が藪っぽくなりました

 雪が消え、尾根の藪がうるさくなるほど標高が下がるとマンサクの花がちらほら見られるようになります。そして葡萄山塊の北端、城山に到着です。城山の山頂はかつての城の跡地らしく広く平坦なので、雪がたくさん残っていました。
マンサクの花 城山山頂 「越沢城跡地」と書かれた標識

 城山には越沢集落から遊歩道があります。遊歩道にはイワウチワがたくさん生えています。たまに咲いているせっかちな株もありますが、イワウチワの開花は2週間以上先だと思います。
 残念ながらこの遊歩道は大変急なので、ファミリーハイキングには如何なものかなぁという気がします。
城山の遊歩道、山頂近く  遊歩道脇のイワウチワ 遊歩道上から越沢集落を見下ろす

 標高100mほどの山裾に「天王山神社」と呼ばれた社が在ったということで、神社の謂れを書いた標識が建っていました。
 神社跡地から下場の遊歩道脇にはおうれんの花が沢山咲いていました。花はまだでしたが、雪割草の葉も見えていました。
天王山神社の標識 おうれんの花 越沢集落の入口