会山行紀行文 2022年
11/11(金)
曇り
初詣・新潟町あるき その④ 参加者 (紀行文) 1866 S/T
No-T02② グレード:E 14名
 担当リーダー 2052M/T (男性5,女性9名) (写真) 1866 S/T
≪コースタイム≫
白山神社随神門(10:00)…白山神社ご利益めぐり(大黒様・白山くくり石・御稲御倉・道祖神・蛇松明神・松尾神社・黄龍神社)…ギャラリー蔵織(くらおり)…上古町…船江大神宮(神明宮)・愛宕神社・口之神社…瑞光寺・法音寺…鍛冶小路…笹川餅屋…まんがストリート…新津屋小路…人情横丁…白龍権現(12:00)…東堀8「丸伊」昼食(12:20-13:20)
≪紀行文≫
~~~のんびりと歴史を味わいながら「町あるき」~~~

 会山行は登山靴を履いて山中に入るのが普通ですが、2022年寅年初めの山行は普段着での「新潟市・町あるき」です。
 参加希望者が多数の為にリーダーは苦慮され、全4回に分けての山行となりました。
 第1回目・1月5日(水)、第2回目・1月7日(金)、第3回目・1月11日(火)、……そして今日は最終の第4回目でした。4回合計での総参加者数は、59名です。

 自分は、昨年11月30日に同リーダーの実施された「新潟町あるき・下町」に参加して、40年以上も住んでいながら、知らないことのあまりの多さに驚き、今更に新潟市の魅力ある町づくりに感激したものです。
 そして今回は、同リーダーによる柾谷小路と白山神社の間、いわゆる「新潟市・上町あるき」が計画されたので参加しました。
 前日からの天気が悪く、今日も雪や風を覚悟しての参加でしたが、なんと!雪も降らす風も吹かず、寒さは少しあったものの、快適な街歩きが楽しめました。

 まずは、新潟の総鎮守・白山神社に集合。
 5名づつ三組に分かれ、それぞれに「新潟シティガイド」さんが付いて戴き、丁寧で親切なガイドで楽しませて戴きました。
 ご案内戴いた順番に、以下に紹介します。

【白山神社】
 市民に馴染みの新潟総鎮守であり、主神は菊理媛大神(くくりひめおおかみ)様です。本殿の絵画「大船絵馬」は県指定有形文化財です。
 また境内には、以下の様に多くの有難い神様がおられることを丁寧にガイド戴きました。
まずは白山神社に今年の安全登山を祈願し、集合写真。
班ごとに集合してミーティング
今日の案内をして頂けるガイドさん 白山神社の県指定文化財「大船絵馬」 祈願成就の“結び

 ・道祖神(外から襲いかかる疫神悪霊を祓ってくださる道祖神。安産、子授け、子育て、縁結び、夫婦円満に霊験があると言われる)
 ・蛇松明神(金運上昇、商売繁昌の神さま)
道祖神 ご利益のある蛇頭の形をした松の木と蛇松神社

 ・松尾神社(音楽・芸術・芸能の神さま)
 ・黄龍神社(金運・開運はもとより、何事にも強い力を持つとされる)
松尾神社と説明をされるガイドさん 黄龍神社と説明文
詳しくガイドされます。 恋愛成就、
幸せな結婚を祈り結ばれています。
御神石「白山くくり石」霊峰白山遥拝所。

 ・大黒さま(商売繁盛の神さま)
 ・御稲御倉(第59回式年遷宮で伊勢神宮に建立され、昭和49年に白山神社にいただいた稲御倉。五穀豊穣、農事安全など農業に関わることや商売繁盛にご利益があるとされている)
 ・むすびの銀杏(白山神社の御神木である「むすびの銀杏」は子授けの木)・歯の神様(歯苦散(はくさん)の字があてられるように、「歯痛平癒」「医療安全」にご利益がある白山さま)などの見所があります。
 ・住吉神社(享保6年(1721)の大洪水の後、入港船舶が減少してしまいました。大阪住吉大社より住吉大神 を勧請し、おまつりしております。湊町新潟の繁栄と安全を祈り、住吉祭は新潟祭として新潟をあげて行われます)  

  (白山神社構内)
  住吉神社本殿
忠犬ハチ公像の説明 白山公園創設者の「楠本正隆像」 神社入口の梅木、早くも一輪咲きました。

【ギャラリー藏織】
休館中で、見学は叶わず残念でした。 細路地などを通ってガイドされます。

【船江大神宮・愛宕神社】
 船江大神宮は直江兼続が開かせたと言われる。松尾芭蕉の句碑「海に降る 雨や恋しき うき身宿」があります。
古町神明宮と船江大神宮は同じ敷地に。 境内にある松尾芭蕉の句碑です。 愛宕神社に参拝しした。

【良寛てまり庵】
 良寛禅師の作品や心に触れる展示物があるようだけど、時間なくパス。
「良寛てまり庵」、外観のみ拝見。 古町通に嘗ての賑わいはありません。

【瑞光寺】
 会津八一の墓地であり八一の墓碑や作品碑があります。
 県宝・木造菩薩立像があります。
瑞光寺を訪ねました。会津八一の墓と歌碑、木造菩薩立像もありました。

【白龍権現・縁結びの磐】
 商売繁盛・縁結び・家内安全の神。二匹の白蛇の像は縁産霊の磐(えんむすびのいわ)と言われます。
人情横丁の真ん前にあって、多くの方が参拝されます。

【人情横丁】
 戦後の昭和26年に濠を埋めて、市民の台所としてできました。朱色のギザギザ屋根が特徴であり、人情に出会える町として、今も人気があります。
人情横丁、戦後の市民の苦労が偲ばれます。

(まとめ)
 親切なガイド三人さんから、10時から12時半まで熱心にガイドして戴けたお陰で、また新らたな新潟市をいろいろと知る事が出来ました。
 車でサッと通りすぎる事があっても、ゆっくりと楽しむことが無かった町ですが、気候が良くなったらのんびりと歴史を味わいながら「町あるき」を楽しみたいと思いました。
 新潟市にも、こうした親切なボランティアの「新潟シティガイド」がある事を知りました。有難うございました、また機会があったらお世話になりたいものです。

 人情横丁でガイドさんと分かれ、寿司・割烹「丸伊」さんで新鮮で美味しい昼飯を取ってから解散となりました。
 ご一緒した皆さん、そして何よりも企画、実行して戴いたリーダーのM/Tさんに大感謝の一日でした。
(おわり)