会山行紀行文 2022年
6/17(金)
小雨後晴れ
(いっさいきょうざん)
一切経山

1949m
参加者 (紀行文) 2288 M/N
No−61 グレード:C 18名
 担当リーダー 1341 M/N (男性7名・女性11名) (写真)2288M/N
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=浄土平駐車場(9:30)…ビジターセンター発(9:50)…酸ヶ平小屋昼食(11:15-12:00)…鎌沼周回
…浄土平湿原(13:40)…吾妻小富士トレッキング(14:00-14:30)…浄土平駐車場発(14:40)=新潟駅南口(18:00)
≪紀行文≫
〜〜〜チングルマ繚乱の鎌沼周回と吾妻小富士のオマケ付き〜〜〜

 数日前から天気予報は二転三転、未明の激しい雨は上がったものの、新潟出発時は厚い雲に覆われていました。
 安田ICで5名が乗車、当初計画より2名減の18名で福島へ向かいましたが県境を過ぎると小雨になりました。
 磐梯吾妻スカイラインに入るとレインウエアーを着始めるメンバーもいます。
 バスのワイパーが動いている、止まった、で車内は一喜一憂、「テンクラは一日中Cだよ」の呟きに「やった、ファイトが湧くね!」と返すツワ者もいます。
下山後の集合写真 今回の地図(クリックで拡大)

 バスが浄土平まで登り着くと吾妻小富士トレッキングの観光客は雨具なしで歩いています。
 「午後から晴れる!」、誰もがそう思って目の前に噴煙を上げている一切経山を目指し左手から回り込んでスタートしました。
リーダー指示 一切経山は目の前 イワカガミロード

 下って来るハイカーに聞くと「風が強いのでフェザー級の人は気を付けて」とアドバイスを戴き、改めてメンバーを見渡しましたが屈強な楽山軍団ばかりであり飛ばされる心配は無いようです。
 強風小雨の中、イワカガミロードや雪渓歩きを楽しんで鎌沼分岐まで進みましたが天候は好転しません。
雨でも意気軒昂 雪渓歩き ガスの中の酸ヶ平避難小屋

 1時間少々登った地点で、雲の流れとスマホの天気図を見比べたリーダーから「山頂往復はカットして酸ヶ平小屋で大休止、後半は予定どおり鎌沼を周回する」旨のルート変更が伝達されました。
予定変更 山頂カット 避難小屋で昼食 鎌池周回スタート

 山頂から美女の瞳「五色沼」を見たかったのに、と残念がるメンバーもいましたがそうと決まれば慌てる必要はありません。
 「オ〇〇心と梅雨の空 吾妻の空は分からない」との恨み言を聞きながらゆっくりとランチタイムを楽しみました。 

 昼食後、鎌沼周回にかかると少しづつガスは流れてチングルマ街道が始まります。
 歓声の中、撮影タイムを楽しみゆっくりゆっくり鎌沼を周回するとやっと青空が広がり左手に一切経山の頂がくっきりと見えて来ました。
チングルマ街道 撮影タイム やっと青空

 その先はルンルン気分で浄土平湿原のワタスゲを眺めてビジターセンターに下り着きました。
 まだ時間は充分有ります、それぞれが目の前の吾妻小富士 (1,707m) のトレッキングを楽しみました。
湿原のワタスゲ 吾妻小富士登り 山頂は強風だった

 天気に翻弄されましたがリーダーの冷静で的確な判断により楽しい一日を過ごす事が出来ました。
 エメラルドグリーンの五色沼を見る事は叶いませんでしたが、山頂を極めなくても美女の瞳はバスの中にいたのです。 おわり