会山行紀行文 2019年
7/6(土)
曇り
(てんげんだい)
天元台高原お花畑・湿原コース
1940m
参加者 (紀行文) 2097 T/Y
No−T36  グレード:D  32名
 担当リーダー2097 T/Y (男性10名・女性22名) (写真) 2097 T/Y
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=ベイシア新潟豊栄店(6:40)=聖篭新発田IC下駐車場(7:00)=聖篭新発田IC=(日東道)=荒川胎内IC=(国道113号・県道2号)=天元台ロープウェイ湯元駅(9:45)=天元台高原駅≒北望台(1820m)(10:51-11:00)…かもしか展望台(1940m)(11:33)…お花畑…人形石(12:11-13:00)…北望台≒天元台高原駅=天元台ロープウェイ湯元駅(18:30)=(国道113号・県道2号)=荒川胎内IC=(日東道)=聖篭新発田IC=ベイシア新潟豊栄店=新潟駅南口(22:00)
≪紀行文≫
〜〜〜中大巓のかもしか展望台から人形石までの1930m初夏のお花畑と湿原を巡る〜〜〜

 天元台高原お花畑・湿原コースと銘打ったが、天元台高原(1350m)からさらに600m高い中大巓(1963m)周囲のかもしか展望台から人形石までの高度1930mでの初夏のお花畑と湿原を巡るコースである。

 この時期の天候はめまぐるしく変わり、最終的には曇りとなり2日前に実施を決定した。曇りであっても見事な花畑・湿原を見ていただければ満喫していただけると思った。
 2基目のリフトに乗る  このリフトが一番長い3基目のリフト  3基目のリフト終点の北望台へ到着
 北望台の濃い紅色の可憐な花ベニバナイチゴ  北望台で本格登山準備  ここから岩場の急登が始まる登山口

 天元台高原へ登っている途中は霧が流れていたが、リフトで登っていたころから、霧が晴れ遠くまで望めるようになってきた。かもしか展望台(1940m)を越えたあたりから、広大な大凹方面、西吾妻山、中吾妻山が一望に見渡せた。人形石までの湿原・お花畑では中大巓はオオシラビソの原生林、ハイマツの広がり、そして高層湿原にはシーズンだったのでコバイケイウの群生、木道脇に可憐なチングルマの群生・ヒナザクラ・コイワカガミ・ワタスゲなどが咲き乱れるお花畑が見られ満喫した。
岩の多い登山道 かもしか展望台に到着、霧が晴れている かもしか展望台で休憩を取る

 新潟駅から25名、ベイシア新潟豊栄店で3名、聖篭新発田IC下駐車場で3名、合計32名を乗せた大型バスは新潟駅6時10分出発、日本海東北自動車道・国道113号・県道2号など経由で大型バスによるのか以前のマイクロバスの時間より45分遅い9時45分天元台ロープウェイ湯元駅駐車場に到着。

 天元台ロープウェイが6/7突風によるロープウェイゴンドラの支柱接触により運休しているため、ワゴン車など参加者32名が全員乗れるワゴン車等を天元台ロープウェイ湯元駅に用意してもらい、事前の道の駅で登山靴・ザックを用意しておいたので、バスから直ちに乗り換え天元台高原駅まで代行輸送してもらった。代行輸送代が無料とのことで、会費が7,600円から6,000円と安くなった。
 この運休は事前に分かっていたが、さすが1か月先は直っていると思ったが、今日まで間に合わなかったようだ。
 かもしか展望台出発  休憩場所の上にかもしか展望台標識  いよいよお花畑へ
 チングルマ  コイワカガミ  ワタスゲ

 事前にリフトの3基連続で乗ると寒くなるので、寒さ対策をするよう指示し、歩いてリフト1基目から乗る。2人ずつ乗車するが、乗車中は時々リフトがゆっくりになったりしていたので、リフトの管理の方が乗り降りに配慮していることが分かった。

 代行輸送で登っていた時は雲のなかでしたが、リフトに乗っている途中から霧が晴れてきた。リフト2基目・3基目の下には高山植物が自生しており、花の名前の標識が所どころありそれを眺めながら登っていく。コバイケイソウやハクサンチドリ、ゴゼンタチバナなどが可憐な花を咲かせていた。
池塘と高山植物に囲まれた木道を歩く。後方に西吾妻山の梵天岩・湿原地帯の大凹が一望 もうすぐで人形石へ

 リフト3基を乗り継ぎ、標高1820mの北望台へ到着(10:51)。ここからは米沢盆地(北西方向)の眺めが見事なところであるが残念ながら遠くに雲があり見えない。
しかし、北望台で早速花に詳しい人がベニバナイチゴを発見、濃い紅色の可憐な花が咲いていた。

 ここから本格的な少し急で岩場の登山、暑くなるのと思うので、1枚脱ぐなどの調整をお願いした。さて、石がゴロゴロで急登、本当にゆっくりと登り始めた。
人形岩直前の花々

 延々と足元を見て登れば気分も落ち込むが、登山道の周りは高山植物が次から次に咲いていたため、お花の鑑賞・お花の説明などわいわいがやがやと楽しいおしゃべりが続く。ようやくかもしか展望台(1940m)に到着(11:33)した。本来は見晴らしの良い所で天気が良ければ西側には飯豊連峰が大きく聳え、北側には朝日連峰や月山、蔵王の山々が望める。

 展望もよくないので若干休憩して、人形石に向かう。
 そこから少し登るが、超えて西吾妻山・大凹との分岐点への下りで西吾妻山の梵天岩・湿原地帯の大凹が一望できる場所に来た。
人形石へ到着 人形石で昼食 人形岩にあった吾妻山高度指導標(1963.6m)

 人形石に向かう木道を歩いているとコバイケイウの群生、木道脇にチングルマの群生・ヒナザクラ・コイワカガミ・ワタスゲが次から次と可憐な花を見せている。感嘆の声、感動の連続である。

西吾妻山・大凹との分岐点からは少し登りであるが、チングルマの群生・ヒナザクラ・コイワカガミ・ワタスゲが次から次と可憐な花を見せているせいか、登りで辛いという声が出ない。当然、途中で写真撮影の時間も取る。
 人形石から下山開始
人形石で集合写真  かもしか展望台へ

 人形石に12時11分到着。昼食とすることにした。少し風があったので人形石の陰でいくつかのグループに分かれて昼食。空が薄曇りで太陽が少し望むような状況で温かい。霧も晴れ中吾妻山、西吾妻山、秋元湖がよく見えたのでそれらの山々を説明。

 集合写真を撮影し13時00分に西吾妻山との分岐点経由で大凹に向かう途中で、参加者1名が大きな怪我をしたので、コース変更しピストンとした。  
 遠くに西吾妻山が見える