会山行紀行文 2019年
10/06(日)
曇り後雨
(あかづらやま)
赤面山

1701m
参加者 (紀行文) 2288 M/N
No−133  グレード:C上  23名
 担当リーダー 1630 S/O (男性10名・女性13名) (写真) 2288 M/N
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=旧白河高原スキ−場跡P(9:00-9:15)…リフト終点(10:40-10:45)…赤面山(11:30-12:10)…旧白河高原スキー場跡P(14:05-14:20)=新潟駅南口(17:35)
≪紀行文≫

           〜〜〜通行止めで三本槍岳から赤面山に変更〜〜〜

 当初予定の三本槍岳は林道緊急工事のため通行止め、直前に予定を変更して、うつくしま100名山の赤面山へ向かいました。

 リーダーの「少々降っても登ります」との力強い言葉にバスの中のテンションは一気に上がった。

 午前9時20分、旧白河高原スキー場のロッジ脇をスタート、ゲレンデの登山道は緩やかな登りだが大きい石がゴロゴロと転がって意外に歩きにくく、後ろから「初めチョロチョロにしてよ!」と声がかかった。
3時間で旧白河高原スキー場に到着した
午前9時20分、廃墟のロッジ脇をスタート 視界が開けて来た、登山道は石がゴロゴロ モミジが赤く色着いていた

 リフト終点で大休止して充電、更に登るとスキー場開発の伐採から逃れた美しいブナ林が始まった。
 「廃墟の様なロッジやリフトを残すならブナの林を戻してくれ」との声が聞こえて来そうだ!

 一面の花に覆われると言うこの山も、今の時期は登山道の脇にハハコグサと枯れリンドウがポツポツ見えるだけ。
 しかし、咲き誇る花の様な女性会員に囲まれ、まさに“赤面”の思いで登り続けました。

 途中で下って来たパーティーの「山頂は風が強いからフェザー級の人は飛ばされないように注意して!」と言う言葉に、改めて前後を見渡したがその心配は無かった。

 ブナ林を過ぎて森林限界に達すると視界が開け、周囲の山肌が色付き始めていました。

 途中の展望テラスで順番待ちをして周囲の山々を眺めたが左手の鬼面山方向にガスがかかり始めた。
ゲレンデを過ぎるとブナ林が始まった ヤマハハコグサ 周囲は少しだけ紅葉していた、この先が広場
山頂までもう少し リンドウは枯れていた 陽当りの良い場所だけ紅葉が始まっていた

 午前11時40分、2時間20分で山頂に到着すると眼下で虹が出迎えてくれました。

 那須岳や甲子連山の大パノラマが広がっている筈だが何時になってもガスは晴れなかった。
 風を避けて少し下った広場でランチタイム、消耗した以上のカロリーを補給して小雨が当たり始めた山頂を後にした。

 シロヤシオのトンネルとナツツバキ満開の赤面山を想像しながら下山、途中から天候も回復して気分はルンルン、全員が無事バスの待つ駐車場に下山しました。 
ガスが上がって来た山頂手前の広場付近
無事廃墟のロッジへ 赤面山山頂にて集合写真(皆んな笑顔です)

 山頂のガスは「この山は一度では全てを見せられないよ」と言いたかったのかも知れません。

 天気予報が二転三転する中で、日光国立公園甲子連山の一角を踏破できた喜びを全員が帰りのバスの中で噛みしめました。

 リーダーの的確な判断と、予定変更に柔軟に対応したメンバーに感謝して今回の山行を終えました。

 「紅葉に 又出ておいで 赤面へ」