会山行紀行文 2019年
9/28(土)-29(日)
曇り   晴れ
(しょうぎかしらやま・きそこまがだけ)
将棋頭山〜木曽駒ヶ岳

2730m      2956m  
参加者 (紀行文) 2311 A/W
No−132 グレード:C上  19名
 担当リーダー 2311 A/W (男性7名・女性12名) (写真) 2311 A/W
≪コースタイム≫
≪第1日目≫ 
新潟駅(5:10)=(上信越道・中央道)=伊那IC=桂小場登山口(10:00)…西駒山荘(15:30)…将棋頭山(16:00)…西駒山荘(16:30)
≪第2日目≫ 
西駒山荘(7:10)…木曽駒ケ岳(9:30-50)…中岳…=千畳敷駅(11:30発)≒駒ケ岳ロープウェイ≒しらび平(11:50発)≒菅の平…(バス合流)
…早太郎温泉こまくさの湯(13:00-14:20)=(上信越道・中央道)=新潟駅(19:00)
≪紀行文≫
〜〜〜山頂に立つと晴れるという、強運の皆さんとの楽しい山行でした〜〜〜

天候が刻々と変化する中、有料アプリの天気予報とにらめっこしつつ、大崩れはないと判断し山行を決行した。桂小場の登山口は傾斜が強く、靴を履くにも一苦労であったが、各自準備を整えつつ本日の目標である将棋頭山でと向かった。

登山口から間もなく20分も歩くと、ぶどうの泉と呼ばれる水場がある。碑によると名水とあり、ここで補給と衣服の調整、体調確認を行った。

昼食を予定している大樽小屋までは、あいにく霧雨であったが、地元の学校登山でも使われるコースであることから、足元もよく歩きやすかった。

 ここから一時間ほど進むと野田場と呼ばれる水場があり休憩をとった。さらに一時間で昼食場所として予定している大樽小屋となる。この間は、シラビソの林が続き、薄暗い。予報では登山口より山頂のほうが良い天候となっており、早く稜線に出たいものだとつくづく感じた。
桂小場の登山口 「ぶどうの泉」名水とのこと 大樽小屋まえの広場で昼食

 昼食後は、これまでの歩きやすい道ではなく岩を乗り越える場面が増えてきた。これは胸突き八丁と呼ばれる急坂で一時間半ほど続いた。
 この間はバテないよう休み休み、声を掛け合って全員クリアした。

 途中の津島神社跡ではヒカリゴケを探したが、よくわからなかった。

 苦労の後、ようやく胸突き頭の稜線に出て、急に開けた山岳景観に一同歓声が上がった。

 御嶽山、乗鞍岳、南アルプスの峰々に囲まれ、どこを見渡しても百名山と色づき始めた木々を潜り抜け、西駒山荘に到着した。
胸突き八丁の急坂 胸突きの頭から稜線へ出る
 巻き道から西駒山荘を目指す   将棋頭山山頂 夕食は煮込み続けているカレー

 二日目は朝から気温が10度もあり、濃霧の中での出発となった。
 小屋の発電機が故障したため朝食が遅れ出発も30分ずれ込んだが、コースタイムに余裕を見ていたため問題にはならなかった。

 出発から20分も歩くと、大正2年に発生した遭難事故の記念碑が待っていた。写真で見るよりも実物はかなり大きい印象である。
 露岩に彫られた文字は幾分か風化がみられたが、その精神は今でも地元に受け継がれていると聞く。
 粗末な衣装で冷夏の稜線上をさまよった生徒たちのことを想い先に向かうこととした。


 駒飼ノ池を眼下に見下ろし馬の背の急坂を越える頃、一気に空が明るくなり雄大な景観が広がってきた。
 いよいよ木曽駒ケ岳山頂であった。
二日目の開始、西駒山荘石室前
遭難記念碑 木曽駒ケ岳に向かう稜線 馬の背から将棋頭山方向を望む
 馬の背の急坂で一休み
木曽駒ケ岳山頂を望む 木曽駒ケ岳山頂での記念撮影

 山頂では思い思いの時間を過ごし奥社にお参りしたのち、ロープウェイに乗るべく千畳敷に向かった。
 中岳を難なくクリアし、千畳敷カールの急坂を軽快に下った。  
 千畳敷を下る
 千畳敷カール  千畳敷での記念撮影