会山行紀行文 2018年
5/2(水)
晴れ後曇り
(ばんだいさん)
磐梯山

1816m
参加者 (紀行文) 2311 A/W
単独
(男性1名) (写真) 2311 A/W
≪コースタイム≫
翁島登山口(9:15)…ロープウェイ乗り場分岐(10:06)…鎖場(10:33)…賽の河原(10:41)…天狗岩(11:27)…山頂(11:55-13:00)…翁島登山口(14:30)
≪紀行文≫
〜〜〜アルプス山行に備え、自主訓練〜〜〜

 すっかり新緑の装いとなった猪苗代リゾートスキー場に駐車し、翁島登山口から磐梯山山頂まで直登します。
 暫くはゲレンデ脇の明るい林を行きますが最初から急登です。道はマツやナラの高木に林床はツゲやササが主となっており、新潟と違って乾いています。また桜が満開を迎えており、山の至る所で春の彩りが見られます。
クマのイラストがやけに怖い登山口 ゲレンデ脇の登山道 まだ花を見る余裕あり

 翁島登山コースは、磐梯山に向かってほぼ直登となっているため、いつでも正面に磐梯山、振り返れば猪苗代湖、という構図になります。目標がはっきりしていると人は力を発揮できるものだと自分に言い聞かせつつ、急斜面のガレ場を登ります。
正面には常に磐梯山 ところどころ巨石があります ロープウェイ乗り場分岐

 スキー場から離れて、いよいよ本格的な登山となります。更に急登です。お見送りは一株だけ鮮やかに咲いていたショウジョウバカマです。
 樹林が少なくなるとともに岩場となり、足場はどんどんと悪くなります。浮石や小さい石の連続で中々前へ進めません。他にも巨石をよじ登る鎖場が一か所あり難儀します。ここを抜けホッとすると「賽河原」書かれた広場に出ましたので休憩を取ります。
ショウジョウバカマ 鎖場(下りは要注意) 賽の河原

 さらに前進すると、麓から目標としていた巨岩の直下に出ます。この塊は天狗岩と言うそうですが、マグマ噴出のちからを感じるパワースポットです。下から見るとここが山頂に思えますが、実はまだ2〜300mガレ場歩きが続きます。
エチゴキジムシロ 天狗岩の直下から もうすぐ山頂

 最後はフラフラになって、ようやく山頂に着きました。連休谷間ということもあり小屋も閉じられたままでしたが、ひっそりとして頂きを独占することができラッキーです。まあそれにしても山全体がガレ場ですね。
標柱はさんから少し下った所にあります 三等三角点から祠を望む 祠と岡部小屋

 山頂からは、ダイナミックな火山活動の痕跡を360度見ることができ、地学好きにはたまらない所です。景色を眺めていて飽きないので下山時間をつい逃してしまいます。
桧原湖〜五色沼 櫛ヶ峰と爆裂火口壁  赤埴山と沼ノ平

 昼食は、某事務局長御用達のどん兵衛にしてみました。通常5分待ちの所7分間待ってみましたが、やはり芯が残って山の味わいでした(笑)。
 磐梯山周辺は、日本ジオパークに認定され見どころが多い山域です。次回は裏磐梯からアクセスしてみたいと思います。
猪苗代湖 大きく膨らんだどん兵衛 下り道の景観