会山行紀行文 2018年
11/18(日)
晴れ
(だいりきやま)(なるくらやま)
大力山〜鳴倉山縦走
770m(黒禿の頭)
参加者 (紀行文) 2216 S/K
No−152 グレード:B 32名
 担当リーダー 2131 Y/S (男性9名・女性23名) (写真) 2216 S/K
大力山(504m)、黒禿の頭(770m)、駒の頭(680m)、トヤの頭(671m)、鳴倉山(578m)
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=小出IC=宝泉寺登山口(7:40-8:10)…大力山(9:00-15)…黒禿の頭(11:50-12:40、昼食)…駒の頭(12:50-13:05)…トヤの頭(13:30-40)…鳴倉山(14:25-35)…一本杉(15:25-35) …響きの森公園登山口(15:45-16:00)=ゆうパーク薬師(16:10-17:20)=小出IC=新潟駅南口(19:10)
≪紀行文≫
〜〜〜展望を楽しみながら魚沼アルプスを歩く〜〜〜

 魚沼市小出町の南東側に連なる大力山、黒禿の頭、駒の頭、トヤの頭、鳴倉山のピークを辿る山行。
 「魚沼アルプス」とも呼ばれ、どのピークも展望がきき、越後三山、毛猛山塊などの山々が楽しめる。
 最高標高が黒禿の頭の770mと高くはないが、アップダウンを繰り返す累積標高差1271m、歩行距離11.5kmのタフなコース。

 秋晴れの下、爽やかな気分で宝泉寺登山口を出発。
 朝陽を浴びながらゆっくり高度を上げて大力山へ、南側に八海山、中ノ岳、越後駒ヶ岳、振り返れば魚沼市の街並みが眼下に広がる。
 晴れた空と素晴らしい景色に心が弾み、会話も弾む。
総勢32人が登山口を出発 大力山から朝陽が差し込む あそこに目える山は下権現堂?
504mとは思えない景観が広がる 目指す黒禿の頭の後方に越後三山が現れる

 木々の葉が落ちた登山道は見晴らしがきき、遠くの景色まで楽しめる。
 風がなく絶好のコンディションの中、最高峰の黒禿の頭を目指して歩を進める。
 温かな陽を浴びて思った以上に発汗、リーダーがそれを配慮し水分補給の休憩をとってくれる。

 後半に歩く黒禿の頭から続く稜線を左に見ながら高度を上げる。
 黒禿の頭でゆっくり昼食休憩、青空の下でいただくお弁当の味は格別。
青空の下、高度を上げる 展望の稜線を進む@トヤの頭A駒の頭B黒禿の頭
 @一本松A鳴倉山Bトヤの頭C駒の頭D上権現E守門  わずかに残っていた黄葉 
黒禿の頭へ急坂を登る
暖かな陽光を浴びながら昼食 黒禿の頭で集合写真、美味しい昼食をいただきみなさん笑顔満開

 後半は下り基調ながらアップダウンを何度も繰り返す。
 下り坂は湿った落ち葉に隠れた木の根や粘土質の登山道で滑らないよう慎重に足を運ぶ。
 陽の当たる登山道は落ち葉が乾きフカフカ絨毯、落ち葉を踏む音がリズミカル♪で心地よい。

 駒の頭とトマの頭は視界360度の展望台。
 西側に荒沢岳、毛猛山塊、未丈ヶ岳、浅草岳、上権現堂山、守門岳、南側にここまで歩いてきた稜線を望む。
 素晴らしい眺望に、あちらこちらから「嬉しい!」「素晴らしい!」の声が上がる。
スリッピーな坂を下る しぶとく残っていた紅葉 カサッ♪、カサッ♪、カサッ♪
駒の頭からの眺望 @浅草岳A毛猛山塊B未丈ヶ岳C荒沢岳D越後駒ヶ岳
次のピークのトヤの頭へ トヤの頭へ急坂を登る 山頂には丁寧な案内表示
トヤの頭から@荒沢岳A駒の頭B越後駒ヶ岳C笠倉山D黒禿の頭E八海山F大力山  

 鳴倉山の手前は急な上り坂、ロープや枝を掴んでよじ登るメンバーにベテランリーダーが一言「枯れ枝と亭主持ちには手を出すな」「うまい!」と感心すると「これは沢登り仲間の合言葉、他にもあるよ『酒と女は二合(号)まで』とか」(笑い)。
 鳴倉山はパラグライダーの基地、3機のグライダーが気持ち良さそうに上空をソアリングしている。
 鳴倉山手前の急坂を登る、また登る。空を見ろ、鳥だ、飛行機だ、イヤ・・・  
越後三山をバックに滑空するパラグライダー 眼下に魚沼市の街並みを見ながら鳴倉山の稜線を歩く
 一本松へ登山道が続く  陽が傾いた登山道を下る 響きの森公園にゴール 

 鳴倉山からも長い登山道を歩く、一本松の手前で眼下の山道を10台ほどのモトクロスバイクが連なって走る姿を目撃。
 「危ないよね、何が楽しくてあんな危険なことするのかね」の声に、すかさず「そんなこと言うと『年寄りの山登りの方がよっぽど危ない、家でおとなしくテレビでも見ていなさい』って言われるよ」(一同笑い)

 陽が傾いて影が長くなった「響きの森公園登山口」に無事ゴール。
 下山後はゆうパーク薬師の湯で、疲れた体をゆっくりと温める。
 そして、飲める人は生ビールを、飲めない人はそれなりのものを胃袋に流し込む(美味しい!)

 メンバーから「今回が今年最後の会山行、天候にも恵まれ魚沼の展望を楽しむことができ、満足感いっぱいで締めくくることが出来た」の声。
 思い出深い山旅をプレゼントしてくださったリーダーに感謝しながら帰路についた。