会山行紀行文 2018年
10/22(月)
晴れ
(ひしがだけ)
菱ヶ岳
974m
参加者 (紀行文) 2011 Y/O
No−139 グレード:C 19名 (俳句) 2011 Y/O
 担当リーダー 2011 Y/O (男性8名・女性11名) (写真) 2011 Y/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=(R49、阿賀の里経由)=中の沢森林公園(7:30)…幸地蔵沢(8:30)…天平(9:15)…与平峰(10:20)…菱ヶ岳・昼食(10:50-12:00)…笹清水(12:30)…内ノ沢登山口・下山(14:00)=出湯共同浴場・入浴 (14:20-15:00)=新潟駅南口・解散(16:00)
≪紀行文≫
       〜〜〜秋晴の中、思い出に残る山旅が出来ました〜〜〜

 バンガローが並ぶ園地は濃霧が立ち込め見通しが利かない中のスタートになりました。

 初め杉林の中を緩登が続き、小尾根を乗越すと工事中の林道を横切って登山道が続きました。
 細い流れの幸地蔵沢を渡ると、その先で尾根の末端部に着きました。ここからいよいよ今日の本命の急な登りが始まりました。

 
 スタートは霧の中
林道工事中 幸地蔵沢を渡り 毒きのこ

 見晴らしもない、ひたすらの登りが続き、標高620m付近で漸く傾斜が緩んだ稜線の平坦部が天平(てんぺい)で、ふり向くと雲海の上に出ていました。

  (俳句)秋晴の山を隔てて雲の海
本命の急登続く 振り返れば雲海 天平(てんぺい)到着

 僅かに下った後に、再び急な登りが始まりました。796m峰が近づくと、右手の谷間に紅葉しはじめたブナの原生林が広がるようになって、心癒される思いがしたのでした。

  (俳句)裏菱の原生林のぶな黄葉

 796m峰に立つとその先に朝日に輝く岩稜のトンガリが見え、その奥が与平峰の筈でした。
 もう一と頑張りして急坂に喘えぎ、岩稜帯に立つと、雲海は薄くなり展望が開けました。
 目の前の笠菅山の奥に遠く、飯豊連峰の青い山脈と磐梯山のトンガリが望めました。

  (俳句)旧会津領の山々秋天下  (俳句)奥阿賀の青嶺(あおね)畳々(じょうじょう)照紅葉
ななかまど真赤 尚も尚も急登続く 岩稜はきつい所

 稜線に出て、与平峰で全員写真を撮りました。稜線はもみじの盛りで、間もなく菱ヶ岳に到着して、早めのランチにしました。
飯豊連峰青し
 天平尾根全容  集合写真 

 ゆっくりとランチタイムを過ごした後、通い慣れたる表菱ヶ岳を下山しました。下山後は入浴して、予定よりちょっと早めに新潟へ戻りました。

  (俳句)真赤なるうるし紅葉とななかまど  (俳句)好日の大秋晴れを賜りし

 今日は秋晴の中を飯豊連峰を眺め、思い出に残る山旅が出来ました。皆さん一日お疲れ様でございました。(おわり)
裏菱ヶ岳のぶな黄葉 表菱ヶ岳の紅葉 うるし紅葉
下山中 杉端を無事通過 下山しました