≪コースタイム≫ 新潟駅南口(6：05)＝（北陸・上信越道）＝東部湯の丸IC＝七合目登山口(1,900m)(10:16-10:33) …将軍平(12:01-12:37) …蓼科山山頂(2,530m)(13:17-14:00)…将軍平(14:48-14:56)…天狗の露地(15:20-15:27)…7合目登山口(16:04-16:21)＝(上信越道・北陸) ＝新潟駅南口(21:00)

≪紀行文≫ 〜〜〜広い山頂からの展望は八ヶ岳・南・中央・北アルプス等の360度大パノラマ〜〜〜 　一週間前から快晴の予報で、今回は天気予報をあまり心配しなかった。当日は山頂からの展望は雄大で、若干霞んではいたが近くに八ヶ岳連峰、そして南・中央・北アルプス、御嶽山、乗鞍岳等の山々など360度の展望でした。 　今回の蓼科山(たてしなやま)は、女ノ神山（めのかみやま）とも呼ばれており、長野県茅野市と北佐久郡立科町にまたがり標高2,530.3mの火山である。八ヶ岳連峰の最北端にあり円錐形の美しい形の山なのでどこから見ても蓼科山だとわかる富士山のような形なので、諏訪富士（すわふじ）とも呼ばれており、日本百名山の一つである。 　新潟駅と巻潟東から計14名を乗せたマイクロバスは新潟駅6時過ぎ出発、北陸自動車道経由上信越道東部湯の丸ICで降り10:16七合目登山口の無料駐車場に到着。アイゼン用意をお願いしていたが、事前調査で全く雪がないことが分かり、置いていくよう指示した。 　今回も土曜日で快晴なのか、いつもより車が多く多く下の駐車場を含め満車状態。下車したらかなり涼しい、気持ちの良い登山になりそうである。 　登山準備の後、最近加入された1名から自己紹介していただいた後、登山口の七合目一の鳥居をくぐって10:33登山開始。 　10分強はなだらかな坂で高木の樹林帯なので木陰で涼しく気持のよい歩やすい道である。 七合目登山口駐車場で登山準備 登山口の七合目一の鳥居 登山開始 　「馬返し」と呼ばれている標高1960ｍを超えて、登山開始から20分過ぎた辺りから傾斜が少しずつきつくなり、岩がゴロゴロしている道で歩きにくくなるが、この辺はまだまだ楽な傾斜。Ｃランクでの遅めの歩きなので皆さん足は揃っている。 「馬返し」 「馬返し」過ぎ少し急坂だが足が揃っている 1回目の休憩 　2回目の休憩場所として「天狗の露地」で休憩。蓼科山の登山道は、シラビソ等の高木の針葉樹林帯の中を歩くので見晴らしは良くないが、登山道から右に入った「天狗の露地」と呼ばれている場所はゴロゴロの岩場だが、素晴らしい眺めが楽しめる。 急登の連続でも順調に登る 「天狗の露地」直前の登山道 「天狗の露地」で2回目の休憩 　天狗の露地から上の登山道は少しずつ急となるが、ザンゲ坂からはかなりの急登で、丸太がはすかけに設置され、完全な階段よりも歩きやすいように工夫されている。 　急登を過ぎて蓼科山荘がある尾根の「将軍平」直前には過去6月初旬の山行の時でも雪が残っていたが、今年は雪は全く無くなっていた。 岩場の登山道の周囲は　全面に苔が敷き 詰められたシラビソの森の幽玄な雰囲気 いよいよザンゲ坂の始まり、かなりの急登 もうすぐで「将軍平」いつも残雪があるが 今回は無し 　蓼科山荘がある「将軍平」に12:01到着。ここで昼食とした。 　将軍平に蓼科山荘のトイレは有料で200円とは高いと思ったが、皆さん利用していた。利用した方は綺麗なトイレだったとのこと。 　蓼科山荘の前にはテントを張った売店がありオリジナルＴシャツ、バッチ、手ぬぐい等を販売していた。 　将軍平にザックを置きサブザックにかえて12:37に頂上へ登山開始。 「将軍平」にある蓼科山荘に到着 この「将軍平」で昼食 サブザックにかえて頂上へ登山開始 　将軍平から先、岩石帯で頂上直下まで苦しい傾斜のある登山道である。大きな岩に足をかけて登る連続で、途中に何回も立ち休憩をはさんで呼吸を整えて登る。 　昼食後に登り始めたので、頂上で食事休憩をした下山者が多く、なかなか登れず、少し時間がかかってしまった。 このような急登の岩場が頂上まで続く 岩場の途中で休憩、後ろに前掛山が見える 森林限界を超えた岩場から下に 蓼科山荘が見える   　森林限界を超えた場所は更に厳しい急登の岩場、そこを超えると頂上直下から斜めの登山道になり、漸く蓼科山頂ヒュッテに到着。その脇を通って山頂へ。八ヶ岳連峰が見えてきた。 　蓼科山山頂に13:17到着。途中で下山者との交差などで少しメンバーが離れたので、少し待って全員集まったところで集合写真を撮った。 　山頂の光景は月のクレーターのような岩だらけの風景で、山頂の中央が窪んでいて、周囲が少し高くなっている。 　やや中央には蓼科神社奥宮があり、反対側には方位盤がある。 　14時まで休憩としたので、一部に人は連れて蓼科神社奥宮や方位盤へ向かう。方位盤に向かった者は南・中央・北アルプス、御嶽山、乗鞍岳等の山々など360度の大パノラマに感動していた。14:00に下山開始。  蓼科山頂ヒュッテに到着 蓼科神社奥宮で祈願   蓼科山頂上で集合写真   雲がかかっているが八ヶ岳連峰  蓼科山頂の光景は月のクレーターのような岩だらけの風景、中央少し右に山頂標識  真ん中が白樺湖、霞がかかっているが左に中央アルプス、真ん中に御嶽山、右に乗鞍岳が見えた  　下山の急坂の岩場は慎重に降りていく必要があり、ゆっくり降り蓼科山荘がある「将軍平」に14:48到着。頂上から48分かかっている。昭文社時間だと20分とあるが、岩の上を走って降りなければならない時間で、無理と感じる。ザックを整理し4:56下山開始。  「蓼科山頂ヒュッテ」前で休憩 蓼科山荘まで足場を選んで慎重に降りる     「将軍平」にある蓼科山荘に到着 　「将軍平」から同じ登山道を下ったが、急坂で小石が多く転びそうな登山道ではゆっくり歩いたので、足も揃って順調に七合目登山口へ16:04到着した。 　途中、登山道から左に入り「天狗の露地」と呼ばれている場所はゴロゴロの岩場だが、女神湖、車山など素晴らしい眺めが楽しみ、周囲全面に苔が敷き詰められたシラビソの森の幽玄な雰囲気の中ゆっくり下山できた。   下山開始  「天狗の露地」で登山道から奥に入と女神湖、車山など素晴らしい眺め 石車に乗らないように慎重に  足も揃って順調に下山中   七合目登山口に全員無事到着 　風呂に入らない計画なので、七合目にある東屋・車で着替え。帰りは同じ道を戻り、新潟駅南口に21:00到着した。 　快晴で、全ての行程はほぼ予定通りに到着するなど、ＳＬ、班長、会計さんとメンバーの皆さんに恵まれて、無事終らしていただきました。 　ご協力ありがとうございました。　これからも、山行でご一緒することがあると思いますが、今後ともよろしくお願いします。