会山行紀行文
No−T36
グレード:D
2017年
 7/6(木)
快晴
(たかぼっちやま)(はちぶせやま)
高ボッチ山・鉢伏山

1665m    1929m
参加者 (紀行文) 2161 A/W 
25名
(男性7名・女性18名) (写真)1396H/K 2161A/W
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:05)=塩尻IC(10:55)=高ボッチ高原(11:30-13:30 昼食)=鉢伏山山荘(13:30)…鉢伏山山頂(14:00)…
鉢伏山山荘(14:30)=塩尻IC(15:50)=新潟駅南口(19:30)
≪紀行文≫
〜〜〜高ボッチ山・鉢伏山に参加して〜〜〜

 7月4日は悪天候の場合の連絡日、3日から大陸からの低気圧が梅雨前線を刺激して上越や柏崎地方に豪雨をもたらし、秋葉区では、土砂崩れの危険で、避難情報が携帯電話に来たりして、最悪の天気予報。向かう長野も、大雨の範囲に入っている。中止だろうと諦めていた。
 5日になっても何の連絡もない。そのうちに、九州地方が、何十年に一度の特別警戒大雨警報が出始めた。
 新潟の6日は奇跡的に晴れて、九州は大災害が報じられていた。でも今は何にもできないしで、この山行を楽しもう。
 雨上がりの山々の木々が、くっきりと見え、360度の眺望も期待できる。

 4時間のバスドライブで、ようやく高ボッチ高原に到着。
 両掌に乗るような、大きさで諏訪湖と諏訪盆地がキラキラと夏の太陽に照らされていた。真上は青空だが、雲も多い。

 なだらかな、山の斜面は緑の絨毯を敷いた上におもちゃの木々をポツンポツンと置いて、またレンゲツツジの赤の花で彩った木々もあって絵画の様だ。駐車場で、40分の昼食をとった。芝生は乾いており、ここが1665mの山頂とは思えない、広大な公園にいる感覚だ。

 車で来られるので、幼児連れでもいい。ただ放牧があるので、犬の散歩はできない。

 夏には放牧をするようだが、まだ、牛は見つからなかった。鹿がいた。鹿の被害も多いのかもしれない。

高ボッチの説明書(クリックで拡大)
岡谷市と諏訪湖 山の斜面は緑の絨毯を敷いた上に
おもちゃの木々をポツンポツンと置いたよう
高ボッチ高原パノラマ展望台
高ボッチ高原での昼食
高ボッチ高原パノラマ展望台で集合写真 高ボッチ山山頂標で集合写真

 再度バスに乗って、鉢伏高原スカイラインを通って、鉢伏山に向かう。車窓から眺める鉢伏山はお椀を伏せた形だ。

 鉢伏山山荘で、登山靴の履き替え、1929mの山頂に向かう。木片が敷いてあって、歩き易い。

 ちょっと小さ目、濃い赤で開花したばかりのレンゲツツジが目の前の斜面に広がっている。
 あっちこっちと写真タイムとなって。危険なところなどないので、自由な散策といったところ。

 てかてか光った、黄色のキツネノボタン、シロニガナ、が山道を縁取り、更に、ハクサンフウロ、紅輪タンポポ(ヨーロッパ原種の外来植物‥取らなければいけないのかもしれない)など。

 30分ほどで頂上についた。360度の景観である。富士山が見え、北アルプスが広がっているはずなのだが、地平線近くは、厚い雲に覆われている。きっとあの山々が日本中震え上がらせている大雨を遮っていつのだろう。特徴的な蓼科山は確認できた。
 美ヶ原は陽があたって、夏の濃いグリーンできれいだった。厚い雲と日の照っている所と馬の背を分けているようだ。
 1900mもある山なのに、雪渓がないのも驚異だ。雪が降らないのかもしれない。

 広い高原はスイスのアルプスのよう、『サウンド・オブ・ミュージック』の ジュリー・アンドリュースがいまにも歌っていそう。
 ゆっくりと散策したいところだが、何しろ、車で4時間の遠いところ、時間が迫っているので、戻らなければいけない。
高ボッチ高原から鉢伏山に移動します 鉢伏山高原
レンゲツツジ
レンゲツツジ ハクサンフウロ 鉢伏山山頂

 鉢伏高原スカイラインは広大な高原が眼下に広がりすばらしいが、高ボッチスカイラインは、狭い林道の林の中を通って、シラビソの枝が車にかかるのを、払いながら進んだ。はらはらしながらも、ようやく国道に出た。あとは一路新潟へ。

 天気を一番気にしておられたのは、リーダーだと思い、素晴らしい判断で、行く事ができ、感謝しています。
 新潟での猛暑日の日でしたが、避暑地の高原で楽しい一日を過ごせました。
 皆さんも怪我もなく楽しんだようでした。ありがとうございました。