会山行紀行文 2016年
 1.5(火)〜6(水)
晴れ   曇り
(りゅうがだけ)
パノラマ台・竜ヶ岳
1328m  1485m
参加者 (紀行文) 2070 S/F
4名
(男性4名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
≪5日≫自宅(6:00)=精進湖P(10:50-11:10)…パノラマ台山頂(12:20-13:05)…精進湖P(13:35)=本栖湖(14:00-15:15)=宿(15:30)
≪6日≫宿(4:50)=キャンプ場(5:00)…登山口(5:15)…石仏(6:20)…竜ヶ岳山頂(7:10-8:05)…登山口(9:30)…駐車場(9:45)
=宿(9:50-10:35 朝食)=西湖・氷穴・他=新潟(16:00)
≪紀行文≫
〜〜〜ダイヤモンドならぬパール(真珠)富士だった〜〜〜
≪5日≫
 毎年年初めに友人と富士の観える山を歩いているが、今年はパノラマ台と竜ヶ岳の希望があり案内。
 しかし、この季節として天気予報が芳しくなく、やや不安な出発となった。

 パノラマ台登山口の精進湖湖畔に到着すると見事な富士とその影が精進湖に写っており、登山準備は後回しで撮影タイムとなった。

 パノラマ台は有名なハイキングコースで初級コース。
 道に迷うことも無く1時間少しで楽に山頂に立て、目の前に広がる富士が見事で、その展望をおかずに頂くランチは何を食べても美味しいです。
精進湖から観る富士と逆さ富士 湖畔の登山口 明るく歩きやすい登山道
山頂まで後僅かです 広く大展望の山頂 富士をおかずにランチタイム

 昼食後、メンバー3人は烏帽子岳経由本栖湖湖畔に下山。私は一人来た道を戻り車をメンバーが待つ湖畔に走らせる。
 想定時間より早く下山したので、本栖湖湖畔近くの東海自然公園遊歩道(青木樹海の一部)に車を停め、烏帽子岳に登って迎えに行く。
 途中で下山してきたメンバーを樹海散策へと案内し本栖湖のビューポイントに向かう。
下山してくるメンバーを迎える 樹海散策 本栖湖のビューポイント

 本栖湖湖畔で千円紙幣に描かれた富士を観て今夜泊まる宿「松風」に向かう。

 松風定番の「しし鍋」「鹿のさしみ」「鹿の竜田揚」「鹿の燻製」その他、此処でしか味わえない珍味を肴にお酒が進んだ。

 翌朝が早いため早々に寝床の人になった。
とても美味しい名物“しし鍋” 鹿の刺身(これは酒が進む)
≪6日≫
 4時に起き、軽食を腹に押し込み、未だ真っ暗な早朝4:50に宿を出発。登山口まで5分程度。
 ヘッドランプを頼りに準備を済ませ、真っ暗なキャンプ場を横切り、やや分りにくい道を進むと竜ヶ岳の登山口がある。
 此処からやや急な九十九折の道を登って行くと第一展望台(小生が勝手に命名)だが、暗くて何も見えない。
 小さなアップダウンを繰り返して登って行くと石仏と東屋が建つ第二展望台(これも勝手に命名)に着くが、いつもならこの付近から富士のシルエットが楽しめるのだが何も見えない。
 普段ならとっくに明るくなっていなくてはならない時間だが、黒い雲に覆われて明るくならない。
 山頂に到着しても冷たい風が吹き荒れるだけで何も見えない…、ところが突然富士の姿が浮かび出た。
真っ暗な登山口 石仏付近(未だ真っ暗) 山頂について間もなく突然富士が現れる

 しかし、その後は黒い雲がどんどん富士を隠していき、「今日は駄目だ、帰ろう」と話し合っていた時、雲で霞んではいるものの富士山頂が明るくなった。その姿は「ダイヤモンド富士」とは言えないが「パール(真珠)富士」と言えそうな神秘的な姿だった。
 振り返ると冠雪した南アルプスの山並みが光っていた。
 ただ、この間あまりにも寒く指先が痛くしびれてきたので下山をすることにした。
ダイヤモンド富士ならぬ“パール(真珠)富士”も神秘的で良かった 遠く南アルプスも光っていた

 下山途中に宿の女将さんに電話し、戻り予定時間を伝える。温かい朝ごはんを酔いして頂くために。

 宿に戻り、冷え切った身体を暖かい朝食が迎えてくれた。

 帰路、西湖、鳴沢の氷穴、鳴沢道の駅からの富士等を見学しながら新潟に向かった。

 自身の会山行で10日11日と足和田山、竜ヶ岳を予定しているが、良い山旅が出来るように願っている。