会山行紀行文
No−127
グレード:C上
2016年
 10/30(日)
晴れ
(ひしがだけ)(ごずさん)
菱ヶ岳〜五頭山

  913m(三角点)
参加者 (紀行文) 2109 S/I 
23名
(男性11名・女性12名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
菱ヶ岳登山口(8:05)…菱見平(8:45)…杉鼻(10:00)…菱ヶ岳山頂(10:50-11:40)…中の岳(11:20)…三叉路(12:40-13:10)
…五頭山山頂(13:05-13:20)…一ノ峰…三ノ峰(14:00)…長助清水(14:30-14:40)…どんぐりの森キャンプ場(15:15)…菱ヶ岳登山口(15:25)
≪紀行文≫
〜〜〜好きな登山道がまた一つ見つかりました〜〜〜

 五頭山は1000mに満たない標高で、小学生や親子連れ、 年配者と幅広い人達に親しまれている山です。
 そんな五頭山を菱ケ岳〜五頭山〜どんぐりの森周回コースで歩きます。
 今日は雨の谷間の晴れの日で、山はさすがに寒く手が凍えそうです。
 現地8時集合なのに7時頃にはすでに5、6人の人達が来ており準備をしていました。

 10分前の全員が揃った所でリー ダーの挨拶があり、各リーダー、班長、 新人の自已紹介、そしてこのコースに詳しいT会長からコース説明がありました。 「菱見平・笹清水の水場ではしっかり休むが、その先は休みたくても休めない」と 。 ・・ ドキドキでした。

 駐車場脇の登山口から歩き、九折の道を登り高度を上げていきます。途中先頭行くメンバーからの「頭注意」の声に身をかがめたり、 リーダーの「早いですか?」「歩き方はどんなですか?」等の気遣いの言葉な どを聴きながら登り ました。

 美しい樹林帯のなだらかな登山道では「いい道ですね〜」「 歩き易い道ですね〜」などと話が弾みました。

 20分ほど登った所で体も暖まってきましたので、衣服調整を行っていると陽が射してきま した。天気がよくなったことを喜びあいながら先に進みました。

(クリックで拡大)
今回歩いたコースです
出発前にリーダーから説明 登山開始です 美しい樹林帯を登ります
 
 3合目では急登で粘土質の滑り易そうな道があり、上り下りが続きましたが好きになりそうな道でした。

 4合目で笛が鳴り、コースタイムより15分遅れで休憩となり、休憩後、黄葉が美しい樹林帯を歩き、秋を感じながら先に進みました。

 5合目は両側に笹がしげっていて、根の張った気の抜けない道になっていました。
四合目での休憩 黄葉が美しい樹林帯を気持ちよく歩きます

 そこを抜け6合目になると大きく景色が変わり、登山道も明るくなり、行く手に“杉端”が観えてきました。 “杉端”は夏道・冬道の道標があり、夏道方向に進みました。ロープにつかまりな がら、横に伸びた根を跨ぎ進むため大変な道のりでした。

 登りきると7合目に至到着し休憩です。 此処には笹清水の道標があり、少し下ったところには水場があるそうです。
六合目で一気に樹林が切れました 行く手に“杉端”が観えてきました この先が厳しい七合目で休憩

 休憩を終え、丸太の階段を登っていきます。
 この丸太の階段は、以前は整備されてなく この坂は難所だったそうです。

 その階段を登りきると右前方に菱ケ岳の山頂が見え、さらに山頂直下の急登を登りきると
山頂に到着です。

 山頂には、楽山会が4年前に建てた標柱・道標があり、当時のメンバーよりその時の話を聞かせてもらい、記念写真を撮りました。

 山頂では、少し長めの休憩時間を頂き、お昼も近くやや空腹感もあることから、行動食を食べてから五頭山へと稜線歩きを始めました。
七合目からの登り
山頂直下の急登
菱ヶ岳山頂(楽山会が建てた標柱) 山頂での集合写真

 歩き始めると、先ほど歩いた山頂までとは違い、軽い落ち葉を踏みしめ、さわやかな秋風に押されなが ら進んでいきます。
 登山道を覆ていたと思われる背丈より高く繁った笹も今は綺麗に刈り取ってあり、歩き易くなっていました。
 なだらかな稜線の左前方には一の峰、右には蒜場山とその奥には雪をかぶった飯豊山が見え、眺めながら歩きました。
菱ヶ岳から三叉路までは、多少のアップダウンはありますが遠くや近くの景観や紅葉を楽しみながらの尾根歩きです。  
  
 龍神清水で立ち休憩をとり 、急登を登り三叉路に着きました。
 三叉路で昼食となりましたが、風が冷たく寒かったため30分程度で終え、リュックを置いて空身で五頭山頂に向かいました。
三叉路に到着  冷たい風を避け昼食休憩 空荷で三角点に向かいます

 五頭山頂にも楽山会が建てた標柱があり、それを背に記念撮影をして三叉路に戻りました。 
五頭山最高点(三角点)に到着 標柱(中央に見えますか?)をバックに集合写真 

 リュックを担ぎ三叉路から一の峰に向け進んでいくと、通称ゼロノ峰付近からは歩いた来た菱ヶ岳からの登山道を見下ろすことが出来ました。

 三叉路では冷たい風で寒かったのが、一の峰では穏やかな風になっていまし た。一の峰で立ち休憩をとり、三の峰に向け歩き始めました。

 三の峰に向かう道は根っこが出ていたり 、階段になっていたりと足元に気を使う道で、雨の後では滑らないように注意が必要と思います。

 三の峰の避難小屋では気温計は3度を示したいましたが、寒さを感じないくらいの陽射しがありました。
 避難小屋の近くに熊除けの鐘があり、鳴らしてから下山を開始しました。
セロの峰付近からの展望 一ノ峰(蛇の話で盛り上がっていました) 三ノ峰の避難小屋
 
 ここからは整備された道になっていて、両側のブナ林を見つつ、足元にも注意しながら歩きました。

 7合目の長助清水で休憩をとり 、どんぐりの森に近づく と沢の音が聞こえ間もなく登山口です。無事、予定通りに下山できました。
 一息入れ、駐車場に着いたところでリーダーのお話があり解散となりました。
 
 今回の登山で好きな登山道がまた一つ見つかりました。 リ ーダーはじめ皆様、楽しい一日を有り難うございました。   
三ノ峰コースの七合目(長助清水)で休憩  広くて歩きやすい登山を降りていきます  無事登山口到着です