会山行紀行文
No−076
グレード:C上
2016年
 7月24日(日)
曇り
(みくにやま)
三国山

1636m
参加者 (紀行文) 2161 A/W 
24名
(男性10名・女性14名) (写真) 2051 S/T
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:10)=湯沢IC=三国峠登山口(8:40-9:00)…三国峠(9:40)…三国山(10:40)…昼食(12:00-12:45)…三角山(13:00)
…平標山ノ家(13:55-14:10) …平標山登山口(14:50)…元橋駐車場(15:40-16:00)=新潟駅南口(18:50)
≪紀行文≫
〜〜〜三国山 登山に参加して〜〜〜

 三国峠は歴史を感じさせられる。私的には40年も前のこと。夫の友人が、冬の帰省時、知らぬ人の止まってしまった車の後ろを押していたところを追突され、亡くなった。悔しくて悲しい思いをした。今は高速道路の長いトンネルで過ぎてしまっているが。三国峠は鎮魂の気持ちを持って参加。
 途中、苗場ではロックコンサートとかで、びっしりと彩のテントが張られ、駐車場も一杯、さらに道行く人は、若者で、私の行くところは高齢者でいっぱいなのにこんなところに若者が、文化の違いを感じる一幕も。

 三国トンネルの手前に9時に着き、そこを左にそれ、登山口に到着。
 リーダー挨拶と新人紹介  三国トンネル  三国峠登山口

 まさに緑の回廊、初夏の落ち着いた緑が被っており、新潟は梅雨が明け、30度の猛暑というのに、木洩れ日は優しい。
 時折、気持ちのいい風が吹いていた。木の階段が続いて、今回の登山は全体的に木の階段で、段差はそう高くなくて登りやすく、雨上がりなのか、朝露なのかわからないほどの濡れ加減であった。
峠越えの無事を祈る石像   緑の中を登る 

 9時40分に三国峠に到着。御坂三社神社が祭られている。上野赤城神社、信濃諏訪明神、越後弥彦明神が祭られているとの事。

 シモツケソウ、オニシモツケ、シャジン、ノリウツギ、クガイソウなど楽しみながら歩いていると、笹原の斜面に、ニッコウキスゲがいろどっている。今年は花が全体に早いというので、もう枯れているかなあと諦めていただけに、うれしくなった。こんなに素晴らしい群生に見られてよかった。
三国峠に到着  リーダーのコース説明  ニッコウキスゲの群生 
休憩 階段を登る この木道は傾きすぎて歩けません

 10時40分三国山山頂、標識があり広くはなっているが、木がじゃましているのと、なんとなく曇り空で眺望がいいとは言えない。
霧の中、階段を登る 
三国山山頂に到着 三国山山頂で集合写真

 12時に登山道にて各自並んで、中食をとった。
 12時45分,三角山に向け出発。だんだんと眺望も開け、どこまで行っても山また山の様子。山の深い懐に入ったようだ。

 13時00分三角山山頂、目の前の平標山と隣が千の倉山が濃い緑の草原のような山肌でなだらかな直線を描いて美しい、色付き始めたナナカマドも。
 山道には、群生しているアカモノが濃い赤の実を、マイズルソウはあかがね色の実をつけていた。
 オニユリ、ヤマザキショウマ、ハンゴンソウ、ウツボグサ、ツルリンドウの花を楽しみながら歩いた。
 三角山に向かう  
三角山に向かう 三角山山頂に到着 正面に平標山

 13時55分平標山ノ家。立派な小屋で、水も潤沢、営業していないのが惜しいくらい。どこまでも続く長い木の階段と共に、とても整備されている山だ。開拓された先人たちの偉業に感謝した。ここから平元新道を下山して行った。
平標山の家 おいしい水でした 急坂を一気に下ります

 14時50分平標山登山口に無事、全員到着。これから1時間もの林道を歩く。

 広くてなだらかな山道だと思えばいいのだが、車の通る道だと思うと癪に障るのは私だけだろうか。

 林道の中頃まで砂利道であったが、別荘が見え始めると、舗装道路となって、だらだらと歩いてしまった。

 15:40時には元橋駐車場に全員着いて、一路、新潟まで。

 リーダー初め、山の仲間のおかげで、新潟の美しい山に来れたことに感謝しました。 
 平標山登山口に到着  1時間の林道歩き

 ≪今回の山行で出逢えた花々≫