会山行紀行文
No−044
グレード:C上
2016年
 5月21日(土)〜22日(日)
晴れ
(にしほどっぴょう)
西穂独標

  2701m
参加者 (紀行文) 2044 S/H 
16名
(男性6名・女性10名) (写真) 2044 S/H
≪コースタイム≫
≪21日≫新潟駅(6:10)=北陸道=新穂高温泉しらかば平(12:30-12:45)≒山頂駅(12:50-13:10)・・・西穂山荘(14:40)
≪22日≫西穂山荘(6:10)・・・西穂独標(7:30〜8:10)・・・西穂山荘(9:35-9:50)・・・山頂駅(11:10-12:15)≒しらかば平(12:25)
      =ひらゆの森=新潟駅(19:30)
≪紀行文≫
〜〜〜ここまで登って来た者だけが味わえる〜〜〜
  絶対に降らないという快晴のもと、新潟駅をバスが新穂高温泉に向かった。

 今年は雪も少ないらしいので、のんびりした山行が楽しめると期待していた。ところがバスが有磯海SAを過ぎたところでエンジントラブル、そしてストップ、場所が橋の上だったので不安この上ない。ところが運転手とバス会社の機敏な対応でこれを乗り切る。

 まず、ハザードランプをつけて、バスの後方に停止表示板を置き、100Mほど離れたところの非常電話にて交通管理隊に連絡、同時にバス会社に連絡をとり現地バス会社から臨時バスを手配。
 交通管理隊はすぐに来て交通整理、まもなく現地バスも到着、乗り換えて出発まで約1時間。これが個人の車だとこうはいかない。
 我々は代行バスで新穂高温泉へ、時間的に考え、道の駅「神岡」で30分の食事タイム、その後、道路が思いのほかすいていて、その一時間の遅れをロープーウェー山頂駅までに取り戻したのでした。

 山頂駅で暫し休憩、展望台にて槍ヶ岳の雄姿、またこの日訪れる西穂山荘、そして独標に見とれる。
 ここまでは観光客がいっぱい、特に目立つのは外国人、ニーハオかハローか、高山の気圧に慣れたころ、そこを出発した。
 
バスがトラブルで緊急停車   ロープーウェー山頂駅の展望台  登山ルートには雪がない。

 歩きはじめ、まったく雪がない。昨年はほとんどアイゼンを付けた登山道、今回は登山靴のまま、それでも時々は雪の上を歩くがアイゼンをつけるほどの雪ではない。すれ違う登山者もアイゼンなし。
 ゆっくり歩き、最後の急登、そして西穂山荘の前に出た。  
時々雪の上を歩く 小屋までの最後の急登 西穂山荘

 荷物の整理を終え、気温が高いので山荘前の広場で夕食までミーティングタイム、夕食は5時30分。昨年より30分遅い。
 この日は我々の他に6人ほどの宿泊客、ゆっくりと夕食を取り、夕方の散歩に出かける。 
6人部屋 夕食前の雑談 夕食

 丸山手前まで登り、西穂高、前穂高の雄姿に感動、眼下には上高地、その上には霞沢岳、後ろには焼岳、乗鞍、そして雪をたっぷり被った笠ヶ岳の雄姿をすぐ近くに見渡せる。


 帰りには夕日の沈む瞬間、山荘に宿泊する特権、残念ながら月が満月だったので満天の星空は今回はお預け、16人で3部屋、ゆっくりと寝ることができた。
夕食後に見た西穂高岳 夕日が沈む
 
 翌日の朝食は5時半、登山道に雪がないので集合写真を撮り、6時半に出発、早く出ればそれだけ近くの山がきれいに見える。
 残念ながら今回は「西穂でスマイル」の担当者がいないとネットでの集合写真のアップはならなかった。
朝食
笠ヶ岳  集合写真


 360度のアルプスの景色を見ながらの登り、ゆっくりと、そして時々立ち止まり、何度も景色に見とれて独標の麓に。

 そしてみんなで登った独標の上、風もなく、ピラミッドピークの奥の西穂高、ジャンダルム、奥穂、その奥穂が3キロの距離にある。

 アルプス最上級の景色が目の前に広がる。

 ここまで登って来た者だけが味わえる、これが登山冥利というものか。

 帰りは早く出発したこともあり、ゆっくりと下山した。
朝日を浴びながら登る。
左奥は乗鞍、手前が焼岳
手前が西穂独標、その奥がピラミッドピーク  ジャンダルム(左)と前穂高  ピラミッドピーク、西穂、P2、奥がジャンダルム 
 西穂独標の表札、奥は笠ヶ岳  ゆっくり下る 他の登山者はいない。貸切状態
右が西穂高岳  西穂山荘  雪の上を下る

 昼食はロープーウェー山頂駅でゆっくりと取り、新潟から来た代行バスで日帰り温泉(ひらゆの森)経由帰ってきました。
 今年も晴天に恵まれアルプスを満喫しました。
 参加者の皆様、ご苦労様でした。今度は別の方面からアルプスを満喫しましょう。