会山行紀行文
No−002
グレード:C上
2016年
 1.5(火)
雨後雪
(たほうさん)(やひこやま)
多宝山・弥彦山縦走

634m   634m   
参加者 (紀行文) 2011 Y/O 
16名 (俳句) 2011 Y/O
(男性7名・女性9名)  (写真) 2011 Y/O 
≪コースタイム≫
石瀬神社登山口(現地集合8:00)…石瀬峠(8:30)…多宝山(10:00)…弥彦山(11:10)…(往路を戻る)
…9合目レストハウス前・昼食(11:35-12:00)…商工会議所駐車場(13:20)=石瀬口駐車場・解散14:30    歩程5時間10分 (休憩含む)
≪紀行文≫
〜〜〜新年のスタートにふさわしい山行〜〜〜

 今年は暖冬で雪がありません。
 石瀬林道口から大滝沢左岸尾根を伝って多宝山を目指す所を無雪のヤブコギを嫌って一般道から北尾根を辿るコースに変更するとリーダー氏から指示が出ました。
 一般道コースは「ほどほど」の傾斜が続きます。対する作業道は急峻で変化に富んだワイルドさが魅力なのですが、それは雪道でのこと。
 石瀬峠からの階段登りこそ急ですが、それを過ぎればおしゃべりを続けながら登れる「ほどほど」の傾斜が続きます。

 400m標高手前でピカーっと一閃、雪起こしの雷光が走ったとみるや瞬く間に雨が霰(あられ)に変わり、登山道はみるみるうちに白くなりました。登り始めて1時間で大滝沢左岸尾根の分岐に出ました。
 リーダー氏によれば「この東の尾根沿いにある山道を登って来ると、今立っているこの地点に出るのです」と説明を聞いて覗き込むと滑り落ちそうな位の急斜面が谷へ続いていました。

 細かい雪が降り続き雑木林が密生する尾根を登って行くと、間瀬道分岐に出てその後は林道跡のような広い道が続き、大ブナの階段尾根を登り上がるとレーダードームの多宝山に着きました。

 松の内だといっても平日の今日はまだ他の登山者の誰とも会いませんね。

 山頂広場は寒風に晒されて兎に角寒いので一等三角点にタッチして全員写真に納まったら早々に大平園地に向かいました。

俳句)ゴム長も揃ひ弥彦嶺(ね)山始め
泥道はゴム長が一番 ぐんぐん快調に
ぶな道が白くなりました
一等三角点本点にタッチ 全員写真

 残念ながら雪で展望が利かないのですが、今日の参加者は元気いっぱいでお喋りが途絶えることはありません。

 園地の雪原を下り、レストハウスで一休みしてから奥の院への登りに掛かりました。

 9合目からの段々の登りは歩幅が合わず、いつもながら苦労しますね。
 弥彦山頂に着くと海からの風が吹き抜けて体が凍えるようです。

 お賽銭をあげて参拝した後は全員写真に納まったら、すぐにレストハウスへ戻りました。

 俳句)連れ立ちて奥の院まで初詣
展望はありません うっすら雪化粧 足跡を残して
東屋も寒い 園地はガスの中 嗚呼レストランに灯りが
奥の院はすぐそこ 
願い事は盛りだくさん  全員写真
 
 レストハウス前に腰を下ろして楽しいランチタイムの筈ですが、じわじわと寒さがしみて来て、ありったけの防寒具を重ね着しても指先がビリビリするほどに外気温が下がって来ました。

 30分程で昼食を切り上げて早々に表参道を下山することになりました。

 体が温まって来た5合目を過ぎた辺りで雪が雨に変わりました。

 1合目半で右手へ通称墓場コースを下山して、商工会議所駐車場からピストン輸送で石瀬口駐車場に終結した後、解散となりました。


 今日は終日雨でしたが、多宝山の一等三角点本点にタッチし、弥彦山の奥の院に初詣をして新年のスタートにふさわしい山行が出来ました。 

 お世話頂いたリーダー氏と元気な参加者の皆さんに感謝します。(おわり)
 ランチも早々に
御浄水を先ず一杯 泥はきれいに 解散式です