| ≪紀行文≫ |  |  | 
              
                        | 〜〜〜後はもう行くしかない〜〜〜 | 
              
                        | この春の残雪期に袴腰山から守門岳を眺めていた。
 天気の良い日は自分の自宅からも同じものが見え、番屋山、烏帽子山〜守門大岳等を見ながら散歩したりもする。
 烏帽子山には会の先輩が行った事を思いだし、レポートを拝見させてもらい一度行ってそこからの風景を見たいと思いながら機会をうかがっていたが段々と日が短くなり、思い切って行く事にした。
 
 自宅から約1時間半くらいで吉ヶ平山荘に着いた。
 朝ご飯を食べ、昨日会山行で出発された人たちの足跡を踏みしめながら出発する。
 
 吉ヶ平山荘からの八十里越を進み、番屋乗越から烏帽子山へ至る道もはっきりしているものと思い軽い気持ちで飛び込んではみたが、なかなか、、、腰が引けてきた。
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                              |  歩いた登山道(クリックで拡大)
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                        | マーキングをしながら恐る恐る奥へと進むが、いきなり道が途切れてしまった。周りを見渡しても分からない。 ここまでか?でも先輩方が数年前に登ったとの事だから、必ず先には道がつながっているはずと、ヤブをかき分け踏み跡を探す。ただ帰りには間違えないでここを通れるだろうか???。進もうか、戻ろうかと思ってはいるが、足は動いている。アップダウンしながらいつの間に越えたのか 1006mピーク、 次の1010mピーク、 そして1010mピーク と進んでいた。後はもう行くしかない。
 
 すぐ先の鞍部まで下がると一気に烏帽子山への急登となる。
 痩せ尾根の所は道がわかるが、だんだんと尾根がはっきりしなくなり、注意深くマーキングの数を増やす。
 登る時は登山道が何となくわかるようでも、下山の時はそうは行かない。
 
 
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                        | ≪山頂より撮影≫           守門岳                       大岳 | 
                      
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                        | ≪1006m近辺より撮影≫                           鞍掛峠                 烏帽子山
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                        | ≪山頂近くより撮影≫                   粟ヶ岳〜川内山塊
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                        | 予測通り、マーキングに助けられた。山頂直下は急斜面な為、下りる方向の尾根の連なりが見えない。自分の付けたマーキングと先輩方が付けたと聞く古い鉈目跡等が確認できると一安心する。コースから外れない事だけを考えて下った。こんな時はGPSが有効なんだろうなと思う。
 
 山頂では見通しの良い場所を見つけた。短時間だったが目の前に守門の山並みが見れて満足だった。
 
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