会山行紀行文 2015年
 8.16(日)
晴れ
(きんぽくさん)
金北山
1172m
参加者 (紀行文) 1914 E/S
単独
(男性1名・女性00名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
  金北山縦走路入り口(7:15)…アオネバ十字路(7:20)…マトネ(8:00)…石花分岐(8:15)…ツンブリ平(8:44)…真砂の峰(9:04)
…イモリ平のコル(9:20)…天狗の休場(9:51)…役の行者(10:37)…鏡池(10:44)…アヤメ池(10:51)…金北山々頂(11:16-12:00)
…真砂の峰(13:45)…石花分岐(14:36)…マトネ(15:04)…金北山縦走路入り口(15:58)
≪紀行文≫
〜〜〜反省させられる山歩き〜〜〜

 お盆は例年の様に佐渡へ両親や姉の墓参りを兼ねて1週間ほど帰省します。
 墓参りなども終わらせ例年ですと佐渡の山は標高が低く今の時期は暑くて歩かないのですが申
し込んだ会山行、中止の連絡が入り体が鈍ってもいけないので金北山迄登る事にしました。

 車でドンデン山荘の直ぐ先の金北山縦走路入り口の車1台停められる位の空き地に車を停め此処より歩き出します。車1台なので縦走はできず往復に成るので16キロと少々長丁場に成ります。
 金北山は島で1番高い山で信仰の山です。私が子供の頃は未だ女人禁制の山で男子7歳を過ぎると初参りと称して金北山神社にお参りに行ったものです。私も8歳の頃父に連れられてお参りに登った記憶が有ります。
 春のお花の頃にぎ会う花のトレイルコースもこの暑い時期歩く人は居ません。
 朝まだ涼しいので順調に歩けマトネを越え1時間で石花分岐に着きました。
金北山縦走路入り口
アオネバ十字路 マトネ 石花分岐

 此処より樹林帯の登りが始まりピークの辺りには大きな天然杉も有ります。
 此の縦走路は灌木の樹林帯のピークを越え禿のコルなどの繰り返しを歩くコースです。
 樹林帯は日影ですが風が無く禿の所は風は少し有るのですが直射日光をまともに受けて暑く大変なコースです。

 最初の樹林帯を出た所が小俣沢のコル、少し登った所が「ツンブリ平」ツンブリとは佐渡弁で頭のつむじの事で多分高いという意味が有るのでしょう。此処より真砂の峰、その後ろに目指す金北山が見えますがまだまだ遠いです。
 真砂の峰は気持ち良い所で金北山を見ながら休憩します。
マトネを振り返る ツンブリ 前に真砂の峰 奥に金北山  真砂の峰 奥に金北山

 佐渡の山は春ばかりが花の時期では無くこの暑い時期でも高嶺釣鐘人参(別名ハクサンシャジン)イブキジャコウソウ、トリカブト、ウメバチソウ、など派手では有りませんが何かしらの花が咲いています。

 真砂の峰からは何度も登った事の有る岨巒堂山、其処からつながる尾根がイモリ平まで来て居ます。
 イモリ平のコルを越え一登りで天狗の休場に着きます。
 天狗では有りませんが私も此処で一休みします。
岨巒堂山(ショランドウ山) 真砂の峰を振り返る 天狗の休み場


 此処より又灌木の中を歩き分岐に出ました。
 右は残雪の頃の尾根道で左は夏道でピークを巻いて役の行者に行きます。
 此処は左の役の行者を目指します。
 役の行者の石仏の前を通り鏡池、アヤメ池を過ぎ急登を25分で山頂に着きました。

 防衛道路から誰か登って来ているかと思いましたが誰も居ません。
 神社横の日陰で昼ご飯にしました。  
分岐、右残雪期の尾根道、左の役の行者へ行く 
 役の行者 鏡池  アヤメ池 
山頂 山頂から 左両津湾 右真野湾

 直ぐ横のレーダーは建物だけ残り直ぐ下のニの岳に新しくレーダー群が有ります。
 その先の妙見山には大きなれ-ダ-がが有ります。北朝鮮がミサイルの発射実験の後に北朝鮮の為に作られたそうです。

 迎えの車が有れば1時間余りで防衛道路を通り白雲台まで行けるのですが又来た道を帰ります。
妙見山の北朝鮮用のレ-ダ- レーダー群

  アヤメ池の直ぐ先の分岐を役の行者には寄らず左の残雪時の尾根道歩きで下山します。尾根道なので夏道の巻道よりは少し近いようでした。
 イモリのコルから真砂の峰の登りが暑さも有り何度も立ち休憩しながらの登りになる。
 登山道の横にはイブキジャコウソウなどの花も咲いているが疲れて見る余裕も無い。

 石花の分岐でマトネの登りを前に大休止、2リットルの水も残り少なく成る。
 マトネの登りも何度も立ち休憩を入れ呼吸を整え何とか登り着く。
 此処で最後の水を飲み干す、後は1時間足らずの下り何とか成るでしょう。
分岐 左の残雪期用の尾根道を行く 真砂の峰は遠い バテバテで真砂の峰に着く

 登山口に着き車の中の水を飲む、温かく成っているがでも飲むしかない。

 此の時期やはり佐渡の山は適期ではなく今日は誰1人と会いませんでした。

 16キロと少々長丁場でしたが何度も歩いているからと少し甘く見ました。又暑さの事も考え体
力の事も考え誰も歩く人がいないと予想されるコースはアクシデントの事も考え1人では歩かないと反省させられる山歩きでした。
                    (おわり)
ピークの天然杉 何とか無事に縦走路入り口に着く
≪出逢えた花々≫