会山行紀行文 2015年
 6.10(水)
曇り後晴れ
(あわがだけ)(ごんのかみだけ)
粟ヶ岳・権ノ神岳馬蹄形縦走

1293m 1122m
参加者 (紀行文) 1914 E/S
2名
(男性2名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
新津(4:30)=第二水源地山ノ神登山口=(5:10-5:21)…3合目(6:01)…大栃平(6:34)…6合目(7:10)…粟ヶ岳山頂(8:30-8:44)
…粟北峰、権ノ神岳分岐(9:06)…権ノ神岳(10:24-11:23)…橋立(12:23-12;33)…鍛冶小屋4合目(12:50)…新倉沢越口(12:54)
…新ヶ沢石切の神様2合目(13:28)…元林道終点(13:32)…朴の木清水(13:43)…宝蔵山、白山、権ノ神岳登山口(14:00)
…山ノ神登山口(14:15-14:40)=新津(15:30)
≪紀行文≫
                                   〜〜〜〜〜〜

 加茂市が昨秋に廃道化した新ヶ沢の登山道を刈り払い通れるそうです。
 此のコースを利用すると車1台で粟ヶ岳、権ノ神岳を馬蹄形に縦走する事が出来ます。
 粟ヶ岳のヒメサユリを見ながら縦走する事にしました。
 涼しい早朝に粟ヶ岳迄登る事にして早めに自宅を出ます。
 登山口の山ノ神には既に車が1台有りました。
 今日の天気は午前中曇り、涼しく順調に歩けます。

 3合目で先行者の男性1人が休んで居ましたが我々が着くと歩き出しました。
 大栃平で休憩します。周りは霧で何も見えません。此処より先木々に水滴が着いて居てそれが落ちてきてズボンなど濡れて来ました。
 クサリ場も越え小屋の直ぐ下でヒメサユリを見る事が出来ました。
 小屋横のベンチの腰を掛け休憩、その後の登山道はヒメサユリも見頃で下手な写真を取りながら出時間がかります。
早朝の登山口 ヒメサユリ

 9合目直ぐ下で単独の女性に追い抜かれました。
山ガールに追い越される ヒメサユリ

 縦走だけでしたら北峰から入れば良いのですが時間に余裕が有るのと9合目より先のヒメサユリも見たくて山頂まで行く事にします。
 ヒメサユリはこの辺りが一番見頃で山頂まで来た甲斐が有りました。
 山頂はガスが掛かり何も見えません。休んでいると寒く成って来たので又ヒメサユリを見ながら北峰の分岐まで下ります。

 此処より縦走の始まり、権ノ神岳迄はロープなど一切着いて居ないので気の抜けない下りです。
 途中にはヒメサユリもひっそりと咲いています。
今年2度目の山頂、寒い 北峰分岐 ひっそりと咲く縦走路のヒメサユリ

 七頭の痩せ尾根も無事通過、此処より鞍部まで下り今日一番の厳しい登りが待っています。
 それにしてもうるさいいブヨの大群、蚊取り線香を折って4ヶ所に火を付けました。
 下りの途中こんな所にと思われる所にシラネアオイが群生して居ました。
七頭への下り 七頭の痩せ尾根 登山道脇に咲くシラネアオイ

 鞍部よりキツイ登り、どの位掛かるか時間を計ったら15分掛かりました。
 この頃よりガスも切れ歩いて来た粟ヶ岳、北峰、七頭の痩せ尾根が良く見えます。
此れから登る権ノ神岳 越えて来た七頭の痩せ尾根 山頂

 山頂には昨秋には無かった新しい標識が立っています。
 三角点は草で見えずその横に丸い中心に穴のあいた石、20キロ位は有りそう、誰が何のために運んだのでしょうか?朝も早かったので此処でお昼にする事にします。

 後は殆ど下りの行程なので靴を脱ぎのんびりとします。
 新しい山頂標識  一本岳 粟ヶ岳 北峰  ヒメサユリの咲く権ノ神岳下山開始

 権ノ神の下りの初めにヒメサユリが咲いて居ました。これが此のコース最後のヒメサユリでした。此処より橋立迄の縦走路広く刈り払って有り
又急な下りにはホープも着いて居て安心して歩けます。

 676mピークを越えれば直ぐ橋立に着きました。
 此処で少し休憩、此処より水源地への新ヶ沢コースが復活したので4差路です。
縦走路 縦走路 橋立

 いよいよ此処より初めてのコースを歩きます。
 何かすんなりと歩けない様な嫌な予感がします。
 沢状の所を進み小さな少し水の有る沢を少し進み直ぐ左に入り綺麗なブナ林を進みます。
水源地へ初めての道を下山 ブナ林を通り 沢を歩き
 
 ルンルン気分で歩けますがそのうち私の嫌いなヘツリ道が始まり水の滴る岩場を這い登りと大変です。

 途中2度ほど滑り落ちズボンも上着も泥んこ、登山道の枯れ木にヤマヒルがうごめいています。
 今の時期はヤマヒルの活動期です。

 
 途中で右足のふくらはぎ辺りに痛い様な痒い様な変な感じがします。
 多分ヒルに噛まれたと思いましたがヒルに食われた位で別に毒も無いのでそのまま歩きます。

 途中から今日歩いた北峰からの尾根が良く見える所も有りました。
 古い標識
越えて来た縦走尾根 枯れ木にヒルが

 石切の神様からは急の下りで途中から古い木の階段も出た来ました。

 広く平らな所に着きました。此処に新ヶ沢登山口と書いた新しい標柱がたてて有りました。
 此処は古い林道の終点で草の生い茂った所を歩きます。
 スパッツを見たらヒルが着いて居たのでエアーサロンパスを噴射、すぐヒルは落ちました。

 途中倒木を跨いだりと大変でした。朴の木清水の標柱の有る所より先の林道は良く刈り払って有り歩き易いです。
石切の神様 もう少しで登山道終り 新しい標柱 朴の木清水 藪も此処まで

 林道の右側に新しい標柱で新ヶ沢登山口と書いた所より登山道に入り木で出来た傾いた橋を慎重に渡り第一水源地横のトイレの近くの車道に出ました。

 此処より15分で山の神の車の所に着きスパッツを外すとズボンにヒルが4匹も着いて居て靴を脱ぐと数カ所ヒルに噛まれて居ました。


 始めて歩く此のコース、軽い気持ちで歩きましたが一般向きでは有りませんでした。

 特にヒルの活動期は要注意です。
                                                                           (おわり)
登山口の新しい標柱 ヒルに噛まれた所