会山行紀行文 2015年
 3.31(火)
晴れ
(ほうぞうさん)(はくさん)
宝蔵山・村松白山縦走
1012m(白山)
参加者 (紀行文) 1914 E/S
2名
(男性1名・女性1名) (写真) 1914 E/S
≪コースタイム≫
 黄金の里駐車場(6:40)=中大谷除雪最終地点(7:10)…宝蔵山中大谷登山口(7:16)…山の神(7:50)…尼池山(8:18)…宝蔵山(10:16)
…村松白山(11:43-12:56)…田村線7合目(13:41)…天狗堂(15:31)…駐車場(15:45)
≪紀行文≫
                          〜〜〜念願の残雪の頃の宝蔵山、白山の縦走〜〜〜

 無雪期、宝蔵山、白山縦走した事は何度か有りますが残雪の頃は無いので縦走して見たくなり天気の良い今日歩いて来ました。
 早朝に黄金の里の駐車場に集合して車1台を此処に置き中大谷の除雪最終地点に車を停め此処より歩きます。
 ワカンは持参しましたが雪の状態は気温が高いので表面は柔らかいですが下の方は締っていてワカンは必要ありませんでした。
 川沿いを少し歩き柿の木平の登山口より登りが始まり山ノ神に着き少し休憩します。
 直ぐ先の鉄塔の下を潜り林道の終点より尼池山を目指します。遠くに粟ヶ岳が良く見えます。
中大谷登山口 山ノ神 遠くに粟ヶ岳が見える

 尼池尾根の気持ちの良い雪上歩きでマンサクも咲いていました。
 小豆坂を登ると痩せ尾根になり正面に目指す宝蔵山が良く見えます。
尼池山 マンサク これから登る宝蔵山

 前宝蔵へは登らず夏道コースを歩きます。
 宝蔵山へは少し緊張する痩せ尾根を通り雪の割れ目を避け少しの急登を靴を蹴り込んで登ります。
 表面の雪は柔らかく順調に広い山頂に着きました。此処からの粟ヶ岳は近くて綺麗です。
痩せ尾根通過中 近くに粟ヶ岳

 少し休憩の後白山を目指します。
 広い尾根の下りは気分爽快ですが所々に亀裂が入り割れ目に落ちないように気をつけての下りです。
 白山からこちらに向かって来る人が見えました。男性1人で縦走で無くは白山から宝蔵山へ往復だそうで足の速い健脚の人でした。
  宝蔵山々頂へ 
宝蔵山山頂 青里岳 矢筈岳

 袖山を越えた先から痩せ尾根の雪が割れ危険な所も有りましたが無事通過する事が出来き白山への最後の登りからふり返り下を見るとさっき会った男性が宝蔵山から帰って来るのに追い越されました。
 本当に健脚の人で何処かで見た事の有る人なので少し話をしたら槍ヶ岳や荒沢岳で以前会った村松の○場さんでした。
袖山から見た白山烏帽子 雪の割れた縦走路 縦走尾根
縦走尾根 健脚の○場さん

 今日お天気は良いのに白山へ登る人は少なく数人しか居ません。
 小屋も1階からは入れる様に除雪して有り中にはさっき会った村松の○場さんだけでした。
 ゆっくり昼ご飯を食べ先日会山行で行けなかった白山烏帽子や粟ヶ岳、川内の山々を眺め田村線から下山する事にしました。
山頂は直ぐそこ 避難小屋に到着 白山烏帽子

 田村線、今日は誰も歩いた跡は無く出だしの急坂雪が割れて居て危険な所も有り左側に木につかまり迂回しながらコースを確認し慎重に下山7合目で一息つきました。
歩いて来た縦走尾根 田村線 7合目で

 6合目辺りも右側雪が割れ落ち慎重に下ります。
 田村線の下りで私の1番嫌いな所は4合目辺りの広い斜面の下りです。今日も此処は時間を掛け慎重に慎重に下りました。
 訳は以前ここで「滑落事故」が有り県警のヘリで救出する現場遭遇、救出する所を見たのが思い出されて如何しても此処の下りは慎重に成ります。

 鉄塔も見えればゴールの天狗堂まではもう直ぐ、此処で最後の休憩をして後は雪の無い急坂を天狗堂に着きました。
 雪の消えた後にはショウジョウハカマやイワウチワが咲き出して居ました。
 念願の残雪の頃の宝蔵山、白山の縦走が出来て満足の1日でした。
田村線6合目 鉄塔 イワウチワ 天狗堂