会山行紀行文
No−043
グレード:C
2015年
 5.30(土)
五月晴れ
(じゃぬけやま)
地図読み山行蛇脱山

  435m
参加者 (紀行文) 2181 K/O 
29名
(男性11名・女性18名) (写真)2181 K/O 他
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:10)=ふれあいの森(8:30-9:00)…蛇脱山登山口(9:15)…恋人峠…蛇脱山山頂(10:45)…県道出合(11:15) …蛇脱山山頂直下鞍部・昼食(11:25-12:25)…蛇脱山山頂(12:45)…恋人峠…蛇脱山登山口(13:35)…ふれあいの森(13:45-14:05)=新潟駅南口(15:45)
≪紀行文≫
                            〜〜〜休憩中も地図読み会話が弾みます〜〜〜

  ♪♪緑のそよ風 いい日だね・・・♪♪薫風の5月。緑萌える5月。天候もベストコンディションです。大水で岩肌が崩れ、「大蛇」が岩から抜け出たような山容を示すことから山名の由来をもつ「蛇脱山」で、楽山会初の試み「地図読み山行@」が決行されました。

 滔々と流れる阿賀野川や緑に変身した田畑が車窓に流れ、阿賀町へ向かうバスの中では、CLから山行の目的や顧問として参加いただいた
Yリーダーの紹介、山行に対する注意事項などのお話。
 続いてYリーダーのご挨拶。早速、地図読みレッスンスタートです。地図の種類やコンパスの使い方、注意点、有用性などについて分かりやすくユーモアを交えたお話。構えていた心も和み、やる気アップです。

(クリックで拡大)

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講師のYリーダー  地図読み山行で使用した地図(2051 S/T) 

 8時30分ふれあいの森駐車場に到着。

 身支度を整え、プレート付きのコンパス(シルバタイプコンパス)と磁北線を記入した地図を持ち登山口に向けて歩き始めました。 
個々に準備運動をしながら身支度  自作のマイ地図ケース。最高!

≪レッスン1≫
 ::地図を実際の地形と同じ位置関係となるようにする正置の方法。
  地図を広げコンパスを置きコンパスの磁針先端と磁北線が平行になるように地図を動かす(磁北線は事前に引いておく)。 
正置の仕方を実践的に学んでいます。皆さん真剣。 

 川底まで20m程の高い場所に架けられた蛇脱橋の上とキャンプ場・登山口で分岐点でコンパスに行く方向をセットする方法の練習。
≪レッスン2≫
  @ 地図上で進むべき道にコンパス右か左の辺を平行に置く。
  A リング内の矢印を磁北線と平行にするために台座を回転させる。 
蛇脱橋・木陰に入って・登山口の分岐点で繰り返し実習 

 9時15分登山開始。登山口には「恋人峠」「七福歩道」と読める朽ちた標識。かつてのキャンプ場の賑わいが忍ばれました。
 急登になった登山道には、たくさんのひめさゆりや山ツツジなどの花たちがお出迎え。
 可憐に咲く花の姿は、荒くなった息を沈める良薬となりました。
登山口の朽ちた標識 ヒメサユリとの出会いに感激 ツツジ

 鎖や木々の枝に支えてもらいながら、10時細尾根と共にビューポイント出現。
 わらび園やふれあいの森のバンガローが阿賀の山たちに包まれている姿が一望できました。
ここで≪レッスン3≫
 地図と周りの様子から登山道上の現在地を特定する方法
  @ 現在地からコンパスの大矢印を目標物向けその角度を測る。
  A 角度をそのままに地図にコンパスを重ね、コンパス長辺から登山道まで線を引く。 
木々が途切れ、美しい見晴らしい 
 
 左の写真(鎖の写真)に大蛇が岩から抜け出たような山容、「蛇脱山」の由来に納得

 10時半、恋人峠少し前から一面ブナ林の爽やかな木洩れ日が射し込んできました。
 登山道は急斜面。ブナやミズナラの落ち葉は滑りやすく油断禁物です。 
 地図とにらめっこ!素晴らしい自学力   木々の間から見える蛇脱山とご対面

 10時45分山頂到着。

 ブナの木の立ち姿と薫風の陽の光をいっぱいに浴びた山々の美しさにホッと一息小休憩。

 足元は三等三角点が草に隠れ、山頂の標識の文字は色褪せていました。
木々の切れ間から観えた山々が美しい 
 頂上を表す標識  三等三角点にハイタッチ!  あまどころ
 休憩中も地図読みの会話が続きます   ぎんらん

 柏木地区までつながる登山道や送電線を確認のために柏木地区の林道まで山行を進めました。
 山頂から柏木地区までの登山道は心なしか整備されていたように思います。やはり、昔からの道を大切にしているのではないだろうかということでした。
Tリーダーの笛で注目 柏木地区や送電線を地図で確認  水たまりにおたまじゃくし数千匹 

 柏木地区から、登山道を引き返してランチタイム。

 小鳥のさえずり声や透明感のあるブナの木立もおかずの一品に加え、おしゃべりが弾み至福の時。  

 12時25分、下山開始。復路も急な登りや足場の悪い下りが続きました。
 「はいどうぞ!」心尽くしのおかずを戴きました    山頂まで一旦戻ります 

≪レッスン4≫:あらかじめ図っていた角度から山座同定の練習  

 下山しても会話の中心は地図の読み方。皆さん、学習意欲・関心・態度A評価です。

≪講師Yリーダーのお話から≫
 「地図に親しむ経験を重ねることこそが深く地図を読み取る力となり得るものです。今回の山行を1つの機会として山行の際に地図を
  活用する経験を積んでほしい。」と、お話しされていました。
下山しながらも熱心に地図の勉強するメンバー   熱心なご指導をされたYリーダー
 
 地球上のあらゆるものに福をもたらして下さるという七人の神様の懐に抱かれて、ハイポーズ。
 山行の無事のご報告とお礼、楽山会のますますの発展をお願いしてまいりました。


 講師として、私たちを教え導いて下さったYリーダー有り難うございました。
 
 リーダーシップを発揮され、初の地図読み山行を意義あるものとして下さった、Tリーダー有り難うございました。

 役割分担を無事努めて下さった班帳・サブリーダー・会計の皆様有り難うございました。

 そして、楽しく山行ができたメンバーの皆様有り難うございました。

                 
集合写真