会山行紀行文
No−030
グレード:C
2015年
 11.01(土)
曇り
(なるかみやま)
鳴神山

  982m
参加者 (紀行文) 2070 S/F 
25名
(男性7名・女性18名) (写真)2070S/F 1507N/O
≪コースタイム≫
新潟駅南口(6:00)=太田藪塚IC=駒形登山口(10:00-10:15)…肩の広場(11:50)…桐生嶽(鳴神山)山頂(12:00-12:30)…椚田峠(13:00-13:25)
…駒形登山口(14:25-14:30)=桐生温泉「湯らら」(15:20-16:30)=太田藪塚IC=新潟駅南口(20:20)
≪紀行文≫
                     〜〜〜世界でここしか咲いていない、超絶滅危惧種に出逢えた〜〜〜

 テレビで絶滅危惧種として放送されたカッコソウ(勝紅草)の群生地“鳴神山”はOリーダーの計画書を手にするまで全く知らなかった。
 慌てて、インターネットやガイドブックを観ることによって結構面白い山だとの認識と楽しみを持った。

 しかし、天候が今一つの予報の中、やはりと言うか駒形登山口に着いたときは霧のような雨が降っていたものの、雨着は要らない(着る人も居たが)と判断し着ることはしなかった。
 分りやすい登山口からしばらくは舗装された林道を進んでいく。
駒形登山口で登山準備 登山開始 暫くは舗装道を歩く

 舗装道から沢沿いの登山道と移っていくと、案の定雨着を着たメンバーが「暑い!」と言って脱ぎ始める。
 その後、雨の心配もなく杉林や広葉樹の林の中の緩やかな登山道を進み高度を稼いでいく。

 岩山なのか露出した大きな岩が目立ってくるとリーダーから「最初の難所です」との声。
 滑らない様に声を掛けあいながら全員無事通過。
新緑が美しい登山道を進む 沢沿いの登山道(やや傾斜がつく) 最初の難関を通過

 岩場の後は、九十九折の急斜面が続くが一歩の斜度は大したことも無く歩きやすい。

 やがて前方に鳥居が見えてきた、雷神岳神社の鳥居だ。
 “二重に五円があります”の意味“二十五円”のお賽銭、ところがメンバーから「25人分ですね」との声。一人一円じゃあなあ…。
 そのような冗談を交わしながら一登りすると、山頂直下の分岐点到着。 
尾根手前付近の九十九折を登る 雷神岳神社広場(肩の広場)到着 山頂直下の分岐路(山頂は右)

 分岐点から右(桐生岳方面)の岩場を登ると丸い広場で石のお社が3つ建つ山頂に到着。

 残念ながら霧に阻まれ展望はきかなかったが、雨の心配もなく楽しい昼食休憩となった。
 楽山会名物“おかずの配給”があり、結構お腹が一杯になる。
 昼食後、集合写真に納まり山頂を後にした。
鳴神山(桐生岳)山頂到着
山頂での楽しい昼食 山頂(桐生岳)での集合写真

 この山(鳴神山)は双耳峰で一方が先程まで昼食休憩した桐生岳でもう一方が仁田山となっているが、仁田山は休憩には適していないと思う。
 折角だからと仁田山にタッチし本日の最大目的のカッコソウ(勝紅草)群生地を目指した。

 カッコソウ(勝紅草)群生地は椚田峠から少し下がった地点にあるため、峠にリュックをデポし群生地に向かった。
仁田山山頂 新緑とつつじが美しい登山道 椚田峠にリュックをデポ

 急な杉林の中を降りていくと、緑の中に紫の花が観えてきて歓声が上がる。
 カッコソウ(勝紅草)はサクラソウ科の花で、世界でここしか咲いていない、超絶滅危惧種だそうだ。

 リーダーからこの下に「ルイヨウボタンが咲いているよ」との声で、さらに下る。
カッコソウ(勝紅草)と群生地  (1507 N/O)  ルイヨウボタン(類葉牡丹)

 珍しい花を堪能した後は、ひたすら下るのみ。
 美しい緑の森林浴下りも素晴らしいが足元に目を凝らすと様々な 花もあった。(新潟程ではないが)。 

 赤芝林道に入ってからは班体制もなく和気藹々とバスが待つ駒形登山口を目指した。
広葉樹の林から杉林へと変化していきます  もうすぐ赤芝林道

 駒形登山口に到着後は帰り支度を済ませ、楽しみの一つでもある桐生温泉「湯らら」に向かった。

 心配された天気も崩れることもなく素晴らしい山歩きを堪能することができた。
 この会山行の為に幾度も下見をされたOリーダーには頭が下がります。感謝、感謝。

≪出逢えた花々の一部です≫(名前が間違っていたらご容赦願います)  
ヒメイワカガミ  フイリフモトスミレ  ヒイラギソウ 
浦島草 (1507 N/O) マムシグサ ウツギ
ヤマブキソウ ヤマツツジ ?(誰か教えて下さい)
ユウゲショウ(夕化粧) フジ  ラショウモンカズラ(羅生門蔓)