会山行紀行文
No−015
グレードC上
2015年
 3.16(月)
晴れ
(むらまつはくさん)
村松白山

  1012m
参加者 (紀行文) 1396 H/K 
29名 (写真) 1396 H/K
 1866 S/T  1908 Y/T 
(男性14名・女性15名)
≪コースタイム≫
新潟駅南口(7:05)=駐車場(8:10)…慈光寺(8:30)…登山口・一合目(8:50)…二合目(9:10)…三合目(9:35)…五合目(10:25)
…白山山頂(昼食11:45-12:45)…天狗の腰掛(13:10)…五合目(13:45)…慈光寺(14:40)…駐車場(14:55)=さくらんど温泉(15:40-16:30)
=新潟駅南口(17:30)
≪紀行文≫
                          〜〜〜昼食は穏やかな雪の上で、至福のひと時〜〜〜

 3月も半ばになれば天候も落ち着くだろうとの考えで計画をした「村松白山(1012m)」だったが11日〜13日に村松方面は雪が積もり3日間除雪車が走っていたそうだ。現に14日に下見の際も街道は除雪車が走っていた。
 その下見の14日には想像もしていなかった大量の雪が待っていた。黄金の里会館前の駐車場には2台の車が有ったが、その車は登山では無くお寺への車でした。
 慈光寺を過ぎるとツボ足では歩けずワカンを履いて歩く事になり、一合目からはラッセルのキツイお仕事となった。
 我々3人と山形から朝4時に出て来たという同年輩の叔父さんと4人での共同作業となった。
 膝上を越す新雪のラッセルはきつかった。上に行くほど雪の量は増えて12時を限度として7合目辺りで断念した。
 翌日は日曜日なので大勢の登山者が登るであろう。そうすれば頂上までは道が出来るだろうと思い、残念ながら引き返したのでした。


 山行当日の3/16(月)天気予報も快晴と報じていた。
 天気を心配することのない山行には気分的にも時間的にも心の余裕が出る。

 新潟駅南口を7:05に25名を乗せたバスが出発しました。

 約一時間後に黄金の里会館前駐車場に待つ自家用車組4人と合流。
 早速支度をして8:20に29名はスタートしました。

 慈光寺を過ぎると雪は有ったもののツボ足で進める。
 一合目からも14日と比べたら雲泥の差です。

 三合目までは苦労したがツボ足で進めた。
慈光寺より登山口へ 1866 S/T
二合目手前 1866 S/T 二合目で休憩中 1396 H/K 三号目に着きました 1396 H/K

 しかしこの先は雪が柔らかくツボ足では歩きづらいと思い全員にワカンの装着を指示した。

 しかし初めてワカンを履く方もいて手間取りましたが、その後の雪質を考えるとワカンを履いて正解でした。

 その後は休憩を入れながら進みましたが、五合目辺りで体調の悪い方が出て「とても無理なので下ります」と言う。

 どうしょうか迷ったがSLの献身的な援護で頑張り通しました。
 励まし続け助けてくれたSLに感謝です。

 その後も雪庇を心配しながら大きく巻く道もあり、雪との戦いでした。
奥が菅名山塊 1396 H/K
田村線が見えます 1396 H/K  四合目付近の登り 1866 S/T 大部隊は進みます 1866 S/T

 陽が射す箇所はグサグサだったが、日陰で凍っている急坂は危険であり、また登り辛かったが必死で汗を流しながら頂上を目指します。 

 何回もまだか? まだか? と同じようなコースを見上げ避難小屋を探すが視野に入らない。
 “有った、見えた、見えた”と思ったら勇気百倍です。そこを目がけて足が速まります。
もう少しガンバレ 頂上ですよ 1396 H/K ようやく避難小屋前に着きました1396 H/K

 快晴の下ようやく避難小屋前に着きました。天気が良いので避難小屋の中には誰もいないようです。
 次から次と苦しさの中にも笑顔で頂上にやって来ました。
 予定より30分遅れはしましたが遂に今日の目標の山「白山」に全員で頂上に辿り着きました。

 昼食は穏やかな雪の上で摂る事が出来、至福のひと時を過ごしました。
頂上に辿り着きました 1396 H/K 1908 Y/T  頑張った後のランチは美味しいです 1866 S/T 

 四方が山で囲まれた頂上で地図とコンパスを使って山座同定「あの山」「この山」と探すグループも有り、勉強熱心な会員も居られました。  
山座同定で確認する  1396 H/K 山頂から観る四方の山の雪化粧 @  1908 Y/T
山頂から観る四方の山の雪化粧A   1908 Y/T
山頂での集合写真 1396 H/K
 
 下りは危険個所の多かった尾根線を避け予定通り田村線を下りました。

 「天狗の腰掛け」や所々で休憩を取りのんびりと下りました。
  

 途中で雪庇の崩れた現場を見ると凄い大きな雪の塊りがゴロゴロしており、雪庇崩れの恐ろしさを感じました。

 田村線は尾根線より距離はありますが、急登・急坂も少なく歩き易さを感じますが、毎年の事ながら四合目辺りの急坂は厳しい坂でした。 
 田村線を下ります 1908 Y/T
天狗の腰掛け 1908 Y/T 雪庇が崩れています。危険!1396 H/K 下り四合目の急坂 1866 S/T

 鉄塔の下でワカンを外し、14:40慈光寺に下山しました
 下山後は「さくらんど温泉」で汗を流し、喉を潤して帰途に着きました。
 お天気に恵まれ、SL・班長・会計、そして皆さんに助けられた楽しい山行でした。ありがとうございました。