会山行紀行文
TL-17
2015年
 5.22(金)〜23(土)
晴れ
(いわびつやま)(おうじょうさん)
岩櫃山・王城山
780m 1123m
参加者 (紀行文) 1851 R/S
13名
(男性1名・女性12名) (写真) 1451 K/T
「岩櫃山(東峰)780m、王城山1123m」群馬県長野原
≪コースタイム≫
≪1日目≫
 新潟駅南口(6:05)=月夜野IC=道の駅「中山盆地」=原町平沢登山口(9:30)…赤岩通り分岐(10:10)…頂上「東峰」(10:50-11:40)
…平沢登山口到着(13:05)=吾妻渓谷鹿飛橋入口=十二沢駐車場(13:35)…鹿飛橋(13:40)…見晴台(14:20-14:50)
…十二沢駐車場(15:10)=川中温泉「かど半旅館」(15:30)
≪2日目≫
 宿(8:00)=押手沢駐車場(8:20)…5合目「傘木」(8:45)…7合目「船窪」(9:35)…王城山南峰(10:06)…奥の宮「北峰」(10:30-11:00)
…押手登山口(11:30)=道の駅「八ツ場」(12:30-13:00)=名胡桃城址見学=月夜野IC(14:48)=新潟駅南口(17:00)
≪紀行文≫
                                  〜〜〜歴史の山をめぐる〜〜〜
≪22日≫
 晴天に恵まれ、最高の山日和、平沢登山口には休憩所がありパンフレット入手。
 入念に準備体操後1班2班と続きいよいよ戦国時代を偲ぶ岩櫃山へと目指す。
 新緑の森、まるで緑のドームに入り込んだような静けさ、頭上には木立の間より見える青空、ルンルンと進むが、大小の岩を眺めながら足元はだんだんと岩、山道となる。
 赤岩通り分岐でリーダーより注意、説明があり鎖場、階段、ロープを慎重に無事通過、岩櫃山(東峰)バンザイ!!。
登山道は巨岩の間を縫うようにある 赤岩通り分岐過ぎて最初の梯子
「天狗の蹴上げ岩」は画面右上方
最後の鎖、一番長い。

 眼前には鎖、梯子の急峻な岩櫃山山頂が圧巻だった。
岩櫃山東峰にて、左手向こうは山頂の西峰(一班の人達) 二班の人達


 私たちは眺めるだけにして、少し下がったところでゆっくりランチを楽しむ。


 慎重に下山開始。
 


 本丸城跡に立ち寄る。

 東屋と案内板があり、よく手入れされていた。


 春のお花の時季は過ぎ、インレイ草、二人しずか、ヤマツツジが少しだけ。
東峰直下の広場で昼食 登りと同じ道を下山。巨岩の間を行く。 岩櫃上本丸跡、真田氏が関東へ出る拠点とした城の跡。

 下山後吾妻渓谷散策へと移動。十二沢駐車場より鹿飛橋へ、深く緑色の渓谷を俯瞰、見晴台コース、渓谷を右に時折蝉の声を背に最後は70段の階段を昇り詰め到着。

 目の前はなんと八ツ場ダムの建設現場でした。

 大型重機が山肌を削り山底に土砂が轟音とともに落ちてゆき、工事の復活を思い知りました。


 15:40分、今宵の宿、秘湯の宿 川中温泉「かど半旅館」に到着、日本三大美人の湯だそうです。

 山の中の一軒宿、美人のおかみさん、さすが!!。

 源泉は35度少し加温、かけ流しの湯、心地よくいつまでも入っていたい気分でした。
 心つくしの美味しい夕食を頂き楽しい宴会、盛り上がり話はつきない。
吾妻峡。鹿飛橋より見下ろす 渓谷沿いの遊歩道終点、見晴台。
背後は八ッ場ダム堰堤の建設現場
宿泊の川中温泉、秘湯「かど半旅館」
                     
≪23日≫
 今日も晴天、王城山へ、登山靴を履き(駐車場の関係)宿を8:00出発。
 押手沢登山口より急坂の舗装路を息を喘ぎながら五合目の広場に到着。
 いよいよ登山道らしくなる、足元にギンラン発見、凛と咲いている、六合目炮碌岩、…九合目がなぜか見当たらない?。

五合目傘松(ここまでは舗装道、
此処から山道へ入る(画面、右手前)
七合目舟窪の上方、八合目の直ぐ下。
ミドリのシャワーの中を行く。
八合目、画面右手上は、左右鎖とロープでガードされた岩場。10分足らずで南峰へ。
画面右手は巻道で南峰、北峰の鞍部へ。

 王城山南峰には、三つの祠が祀られている。
 15分で北峰ここで早いランチとなる、北峰には赤い小さな鳥居と祠が祀られ、50センチ×40センチ位の石の蓋の中には、子どもの癇の虫封じを祈願した鎌の先が収められており、信仰の山を感じる。
南峰、王城山山頂。
標識板の下に三等三角点。
 一群れのオキナグサ、
花が一輪だけ残っている。
北峰、王城山神社奥宮。画面右手の手前に鎌供養の塚と白毛の花穂のオキナグサ。  
 
 下山は南峰を巻いて下る、そこには九合目の標識がありました。

 周りには赤い山つつじが咲き元気を貰い無事、二つの山行は終わりました。

 王城山には樹木にネームプレートが地元の原町小学校の児童の手で付けられており、自然を愛し大切にしている事に感動しました。
鞍部標識と東屋  八合目への巻道。
岩塊の上方は南峰直登の岩場。 

 帰り道、道の駅「中山盆地」でワラビ、ウド、フキ、トマト等買い物、明日はきっと食卓を飾ることでしょう。

 最後に名胡桃城址に立ち寄り見学、本郭中央に高さ310センチ幅85センチの石碑が建立され歴史を物語っていた。

 月夜野ICより一路新潟へ、予定より早く午後5時に無事到着する。
 ドライバーさん有難うございました。

 リーダーさん始めご一緒させて頂いた皆様二日間有難うございました。  
名胡桃城址、一番奥先端から利根川越しに三峰山を眺望する。