会山行紀行文 2014年
 11.16(日)
晴れ
(じんばだいら)
陣場平高原
1257m(陣場平山)
参加者 (紀行文) 2070 S/F
2名
(男性1名・女性1名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
長野(7:50)=地蔵峠(8:20-8:35)…陣場平山頂(8:50)…山の家(9:00)…東屋(9:05)…葭霧(よしきり)神社(9:15)…朝日城址(9:45)
…坪根峠(10:20)…地蔵峠(10:45)=新潟(14:00)
≪紀行文≫
                               ~~~冠雪の山々を楽しみながら~~~

 “陣場平高原”は、たまたまインタネットで見つけたトレッキングコースで、高原散歩と北アルプスを中心に展望が良いとの記述に魅かれ来年の会山行コースに組み入れた。
 ただ、それ以外に詳しい情報が無いため自身の目と足で確認することになった。

 長野市内から戸隠の裾野を走る国道406を走り、戸隠祖山の集落から細い山道を登って行くも既に霜で真っ白。
 慎重に登って行くと最高点の地蔵峠に着く。休日なのに誰も居ない(この山は10月末で終わりらしい)。
 駐車場からは冠雪した北アルプスが観えた(とても良い眺め)。
 登山準備中小高い所に建つ石碑があり観に行くと“官有地下戻記念碑”と書かれていた。
 どうやらこの山は明治時代に所有を巡ってもめた山らしいことが書いてあった。
地蔵峠駐車場 遠く北アルプの雪化粧 官有地下戻記念碑

 準備を済ませ登山開始、道が霜で白くなっている。登ろうとする道は未舗装で凍って滑りやすい。
 この道も陽が当たる尾根に出る迄でテレビアンテナ管理用の道の様だ。
 テレビ管理棟を過ぎればやわらかい歩き易い道となり、やがて三角点と書かれた広場に出るここが陣場平山山頂であっけなく到着。
右の未舗装(車もOK)の道を登る ふかふかの歩きやすい道 陣場平山山頂(一等三角点がある)

 山頂を後にし山の家を目指す。広い尾根道はとても歩きやすい。(D~Eかな?)
 間もなく小さな建屋が観えてきた。“山の家”?、鍵がかかっていたが中には黒板や机が並んで教室の様だった。
 ただここからの展望は素晴らしく昼食休憩候補の一つになった。
広い尾根道 陣場平山の家と、ここからの展望

 山の家から少し下がり登り返すと東屋。広々として展望が良い場所でここも昼食休憩場所候補。
 しばし展望を楽しんだ後、葭雺神社に向かった。
 葭雺神社への道は距離は無いものの結構な急坂登りを強いられる(う~ん、D上かな?)。
広々とした高台に建つ東屋と、ここらの展望(川中島平を望む) 葭霧神社への登り

 辿り着いた葭霧神社(本当の字は異なる為“霧”を採用)は大きな木々に囲まれたピークに建っており、かなり古いものかな…、中には無数のキツネの置物がおいてありお稲荷さんかな…なんてことを想いながら神社の周りを散策。
 次に最終ポイントの朝日城址に向かうのだが、此処からは“犬戻りの坂”と書かれた滑りやすい急坂を下って行く(これはD上)。
 わずかな距離だが慎重さが求められる。(ここから林道に下り地蔵峠に戻るエスケープルートもある)
葭霧神社の鳥居 葭霧神社 “犬戻りの坂”を下る

 途中北アルプス五竜岳方面がとても美しく観えた。
 再び登り返すと小さなピークに古い東屋があったが、朝日城址と気付くまで時間を要した。
 此処に至るまで道標が沢山あり道に迷うことは無いのだが、この付近から急に案内板が無くなり道も良くわからなくなる。 
朝日城址に向かう途中で観た北アルプス 朝日城址に立つ東屋

 弱い踏み跡(落ち葉に隠れてしまっている)をどんどん降りていく(やや不安)と前方に道標、ほっとする。
 道標は坪根峠と記されていて正解だった。
 ここから舗装された林道陣場平線を地蔵峠に向かい、1時間弱の林道散歩を楽しむ。
 途中木々の切れ間から幾度も北アルプスが望めた。
坪根峠に降りる 林道陣場平線から観る北アルプス 地蔵峠が観えてきた

 想像以上に変化あり面白いトレッキングコースだった。
 本番では戸隠側から入るのか、長野IC側から入るのか迷うところだが、いずれを選択しても大きなバスは無理と分った。
 あとは日帰り温泉が見つからなかったことが課題として残った。