会山行紀行文 2014年
 06.25(水)〜06.26(木)
天候は下記
(あかだけ)(あみだだけ)
赤岳・阿弥陀岳
2899m(赤岳)
参加者 (紀行文) 2070 S/F
4名
(男性2名・女性2名) (写真) 2070 S/F
≪コースタイム≫
≪6/25(曇り・時々雨)≫
新潟自宅(5:00)=諏訪南IC=美濃戸(9:20-9:30)…南沢…行者小屋(11:45-12:20)…地蔵の頭(13:35)…展望荘…赤岳頂上山荘(14:30)
≪6/26(晴れ時々曇り)≫
赤岳頂上山荘(6:10)…赤岳山頂(6:05)…中岳(7:05)…阿弥陀岳(7:50-8:00)…中岳コル(8:25)…行者小屋(9:20-9:45)…南沢…美濃戸(11:20-11:45)=もみの湯(12:25-13:30)=新潟自宅(17:30)
≪紀行文≫
                              〜〜〜やはり、赤岳の展望は裏切らない〜〜〜
≪6/25(曇り・時々雨)≫
 友人と4人で南八ヶ岳(赤岳・阿弥陀岳)に行くことになり、早朝迎えに来て頂く。
 友人の車は良いナビを使っているので登山口まで何の支障もない……筈だったが、美濃戸口から美濃戸の林道はデコボコで車の腹を擦りそうに
なりながらなんとか美濃戸赤岳山荘の駐車場に到着。(到着同時におばさんが駐車料金の請求にきた)

 天候は今一つでいつ雨が降ってもおかしくない状況で、それなりの準備を整え出発。
 美濃戸山荘前の分岐路を右へ入り南沢の登山道を進む。
美濃戸の有料駐車場(赤岳山荘) 美濃戸山荘(ここから登山道) 北沢と南沢との分岐点(南沢を選択)

 南沢ルートは行者小屋への近道なので利用したが、硫黄岳や横岳経由で赤岳を目指す場合は北沢ルートの方が整備も良くおすすめ。
 以前来た時より崩落個所が多く、迂回ルートを余儀なくされる。又ルートがわかり辛いところもあり、結果地図の標準時間で歩くのは容易でない(多少余分にみた方が良い)。
 行者小屋で昼食と思うが小雨。小屋内のテーブルを快く貸してくれた。
新緑の林の中、幾度か沢を横切り登っていく 行者小屋(雨宿りをさせてもらった)

 今回は赤岳頂上山荘まで行くためには、時間の短い文三郎コースか地蔵の頭への直登コースがあるが、遠くに雷鳴が聞こえ、万が一の場合に退避できる展望荘がある地蔵の頭コースを登ることにした。
 梯子、階段、鎖、ロープ様々な急登用の道具が設置された難儀な道を登るも、雨と雷が気持ちをせかせてしまう。
行者小屋からの地蔵の頭への分岐 地蔵の頭に向かう急登 後ひと踏ん張りで地蔵の頭

 漸く地蔵の頭に到着すると雨も上がり、雲の切れ間から稜線が良く見えた。
 そしてすぐそこに観える赤岳展望荘に足を進めた。

 この辺りは、横岳の延長線でもあり注意を要する岩稜歩きとなる。
 到着した赤岳展望荘で長居をするとこの後の急登が辛くなるので少しだけ休憩。
地蔵の頭(お地蔵様が鎮座されている) 赤岳への稜線(東斜面がガス) 赤岳展望荘

 展望荘から赤岳頂上山荘まではひたすら我慢の岩稜登りが続く。
 時折雲が覆い視界が悪くなる場合もあるが、見上げる先に山荘が見えてくると元気が出てくる。

 山荘までの途中で振り返ると「すごいところ登っってきたね」との声が出る。
 雷鳴も聞こえなくなるころようやく今夜の宿泊場所「赤岳頂上山荘」に到着。
赤岳への急峻な稜線を登る 今登ってきた尾根を振り返る 赤岳頂上山荘到着

 宿泊の受付を済ませると「記念の手拭です、お好きな色をどうぞ」と手拭を頂いた。

 夕食までは談話室で談笑するも窓の外は濃い雲に覆われて何も見えない。
 夕食後日没の空でも見ようと山荘の外へ、山頂付近を覆っていた雲が無くなり、十分では無いものの夕暮れの展望を楽しむことが出来た。
記念に頂いた手拭(感謝) 暮れ行く赤岳頂上(南峰) 暮れ行く赤岳北峰
≪6/26(晴れ時々曇り)≫
 早朝4時前に目がさめ、山荘の外に出てみたら…雲が下がって良い天気だ!。「よし!この空ならご来光が観える!」とばかりにメンバーに声を掛け山頂に向かう。
 徐々に明るさと色の変化を楽しみながら東の空を観ること僅か、真っ赤な太陽が顔を出し始めた、綺麗な“ご来光”だ。 
 朝食時間までたっぷりと山頂からの展望(遠くに富士山、鳳凰三山、北岳、駒ヶ岳、北アルプスの山並み、美ケ原、湯の丸方面、近くに横岳、硫黄岳、天狗岳、蓼科山、権現岳等)を楽しんだ。 
 夜明け前の山荘 山荘右側からご来光(山頂より観る)  阿弥陀岳に陽の光が
夜明けの頂上山荘 南アルプスの山並みも夜明けを迎える

 朝食、下山支度を済ませ、再び赤岳山頂へ。すっかり明るくなった山頂での大展望を再度楽しみ下山となった。
 下山路は権現岳へのキレットにつながる急な岩場を少し降り、途中から中岳に向かう。
 中岳直下の文三郎尾根最上部までは全く気を緩めることは出来ない。
 しかし整備が行きと届いているので両手両足に神経を集中していれば大丈夫。
再び山頂に立ちいよいよ下山  一歩一歩確かめながら下山  キレットとの分岐

 漸くキツイ岩場を降り切った文三郎分岐から見上げると思わず「すごいね!」の言葉が出る。

 稜線から左右をみると南に権現岳や編笠岳、後方に南アルプス、北には横岳、硫黄岳、天狗岳等の南八の山並みが美しい。
振り返り見る岩稜の下り  文三郎分岐から観る権現岳 文三郎分岐から観る(横岳・硫黄岳)

 いよいよ阿弥陀岳に登るわけだが、赤岳と比較して、この登りの方が難易度は高いと思う。 
 落石の心配や安全を確保する、鎖やロープの数は比べものにならない位少ないからだ。
 
 それでも、広い山頂にたった時、360度広がる大展望は“素晴らしい!”。
 また雲が上がってきたので長居は無用と中岳のコルに向かって下山開始。 
阿弥陀岳登攀中に振り返れば富士  阿弥陀岳山頂(後方は横岳) 再び中岳のコルへ戻る

 中岳のコルからは中岳道を降りるわけだが、このルート数年にわたって大小の崩落を繰り返しており、迂回を間違わないためにルート確認をしながら降りる必要がある。

 やっと行者小屋に降り立ち、暖かいコーヒーでしばし休憩。
 帰りは北沢ルートと思っていたが、空模様が怪しくなってきたので南沢を降りることとなった。
中岳道を下る(崩落地が多い)  行者小屋に下山(ほっ!) 南沢を歩き美濃戸に向かう 

 南沢ルートを降りることにより、昨日間違ったポイントを確認することもできた。

 今日は時間的にも余裕があり、沢の水で顔などを洗ってみたが冷たくて良い。

 南沢ルート終点の美濃戸山荘で、アイスクリームを食べ無料のお茶とお新香を頂く。
昨日、間違った分岐路 冷たい沢の水で顔を洗う 美濃戸山荘に下山(ご苦労様)

 美濃戸口までの林道では車のすれ違いで難儀をするも、何とか日帰り温泉の「もみの湯」に到着。入浴と昼食を頂き新潟へ戻った。

 久し振りの“南八ヶ岳”だったが、やはり名峰は違う。
 今一つの天気ではあったが期待した素晴らしい感動を裏切ることはなかった。